東海林直人のゴロテマ日本史

語呂合わせでテーマ史を記憶するので「ゴロテマ」です。YOUTUBEのゴロテマ、三省堂刊「ゴロネコ日本史」もヨロシク。

ラジオ放送の覚え方

2014年09月16日 00時00分51秒 | 入試対策講座

□ラジオ放送の開始(戦前の大衆文化①) ◇C
[ゴロ]特に56台の/ラジオを包装
1925年・東京六大学野球実況)(ラジオ放送

[句意](その日は)特に5、6台のラジオを包装した(のを覚えている)、という句。


[ポイント]

1.ラジオ放送が、1925年、に始まり、東京六大学野球の実況も開始された。

[解説]

1.ラジオ放送1925(大正14)年に開始され、この年秋に発足した東京六大学野球の実況放送が人気を呼んで、急速に普及した。

〈2014立大・法・経済(経済政策)・異文化コミュ:この年1925年の出来事でないのはどれか。次のa~dから1つ選び、その記号をマークせよ。(a.国産トーキーの上映開始 b.治安維持法の成立 c.日ソ基本条約の締結 d.ラジオ放送の開始)」(答:a〉

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二個師団増設問題の覚え方

2014年09月13日 02時17分51秒 | 入試対策講座

□二個師団増設問題(1912) ◇C
[ゴロ]2個下の/2歳園児が/上っ張(うわっぱり)ユサユサ得意にきめる
二個師団増設問題)(第西園寺内閣)(上原勇作陸相)(1912年)

[句意]2個下の2歳の園児が園の上っ張りをユサユサさせ得意げに決めポーズをとった、という句。


[ポイント]

1.陸軍は「二個師団増設問題」(1912年)で、上原勇作陸相を辞任させ、第2次西園寺内閣を総辞職に追い込んだ。

[解説]
1.軍部は帝国国防方針(1907(明治40)年:当時は第1次西園寺内閣)で、陸軍は現有17から25への師団増設、海軍は戦艦8隻・装甲巡洋艦8隻のいわゆる八・八艦隊を長期目標とした。

2.日露戦争後、陸軍は、25個師団実現の第一段階として4個師団の増設を目標とし、1907年にまず2個師団増設を実現した。しかし戦後の財政難のなかで、残りの2個師団増設要求はなかなか実現しなかった。

3.1911年10月に辛亥革命がおこり、朝鮮、満州への革命の波及をおそれた陸軍は、第2次西園寺公望内閣(同年8月成立)に対し、朝鮮常駐の2個師団増設を強く要求するにいたった。

4.しかし行財政整理を政策の中心にすえる同内閣は、世論を後ろ盾に、要求を拒否した。このため陸軍は、上原勇作陸相を辞職(1912(大正元)年12月)させ、後任陸相を出さなかった。このため軍部大臣現役武官制に縛られた、西園寺内閣は総辞職に追い込まれた。

5.かわって長州閥と陸軍の長老である桂太郎が、就任したばかりの内大臣と侍従長を辞して第3次桂内閣を組織した。すると、藩閥勢力が新天皇を擁して政権独占をくわだてているという世論が高まり、大正政変第1次護憲運動へと発展していった。

6.その後二個師団増設問題はくすぶり続けたが、第1次世界大戦勃発を背景に、第2次大隈重信内閣(1914年4月成立)が、1915年12月、ようやく2個増師を実現させた。

〈2014立教大・全学部:「問7 A、Bの文章を読んで、正誤を判断しなさい。
A 日清戦争は、1894年7月の日本海海戦を皮切りに戦闘が開始され、この海戦は日本側の勝利に終わっている。(×豊島沖海戦が皮切り)
B 日露戦争に備えて、陸軍は2個師団増設を要求したが、西園寺公望内閣は財政難を理由ににこれを拒否したため、陸軍大臣は単独で天皇に辞表を提出した。(×「2個師団増設問題」は日露戦争後の1907年「帝国国防方針」に端を発する)」〉

〈2014明大・政経(政治・経済・地域行政):「問6 下線部(カ)の震災によって甚大な被害をうけた企業を救済するために、政府は混乱の収拾につとめたが、に関する以下の説明のうち、正しいものはどれか。A~Eから一つ選び、解答欄にマークしなさい。
A 日本銀行は緊急の資金需要に対応するため、裏を印刷していない裏白紙幣を発行して事態の沈静化をはかった(×裏白紙幣は、1927年、金融恐慌の際に発行)
B 震災によって崩壊した京浜地域のインフラを整備するためをに大規模な時局匡救費を成立させ、救農土木事業を行った(×時局匡救事業とは五・一五事件後(1932~34年)に斎藤内閣・高橋是清蔵相が行った、景気対策を目的とする公共事業)
C 政府は支払猶予令・震災手形割引損失補償令を出して、日銀特別融資を行うことで混乱の収拾をはかった(○)
D 若槻内閣は特別融資緊急勅令による特別融資をおこなおうとしたが、枢密顧問官伊東巳代治らの反対により実行できなかった(×これは金融恐慌。関東大震災時は第2次山本権兵衛内閣)。
E 失業対策と治安維持のために、1907年の帝国国防方針以来の懸案であった陸軍二個師団増設を実施した(×1915年に実現。震災は1923年)」〉

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帝国国防方針の覚え方

2014年09月13日 01時23分51秒 | 入試対策講座

□帝国国防方針(1907) ◇C
[ゴロ]19女(じゅうきゅうおんな)/貞子(ていこ)小久保の/パパ25
1907年)(帝国国防方針)(八八艦隊・25師団増設)

[句意]19歳の女性小久保貞子の(義理の)パパは25歳だ、とビックリしている句。例えば40歳の実母が15も歳下の男性と再婚した、みたいな場合を想定しています。

[ポイント]
1.軍部は「帝国国防方針」(1907年)を策定し、陸軍は25師団、海軍は八・八艦隊の実現を目標とした。

[解説]
1.軍部は帝国国防方針(1907(明治40)年:当時は第1次西園寺内閣)で、陸軍は現有17から25への師団増設、海軍は戦艦8隻・装甲巡洋艦8隻のいわゆる八・八艦隊を長期目標とした。

2.日露戦争後、陸軍は、25個師団実現の第一段階として4個師団の増設を目標とし、1907年にまず2個師団増設を実現した。しかし戦後の財政難のなかで、残りの2個師団増設要求はなかなか実現しなかった。

3.1911年10月に辛亥革命がおこり、朝鮮、満州への革命の波及をおそれた陸軍は、第2次西園寺公望内閣(同年8月成立)に対し、朝鮮常駐の2個師団増設を強く要求するにいたった(二個師団増設問題へと発展)

〈2013早大・社会科学:「国内においても、陸軍は清国の辛亥革命に刺激されて、2個師団増設を要求した。(5)陸軍が陸海軍大臣の補任資格にかかわる制度を利用して、増師に反対した内閣を総辞職に追い込んだ。」
問5.下線部(5)に関連する記述として不適切なものはどれか。一つ選べ。

1.1907年の帝国国防方針で、陸軍は25個師団への増設を目標に定めた(〇)。
2.2個師団増設要求は清国駐屯軍を増強するためであった。(×朝鮮駐屯軍である)。
3.増師計画が採用されなかったことを理由に、上原勇作陸軍大臣が単独で辞任した(〇)。
4.山本権兵衛内閣のもとで予備役の将官も軍部大臣になる資格を得た(〇)。
5.第2次大隈内閣のもとで2個師団増設の計画が実現された(〇)。〉

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ノーベル賞の覚え方

2014年09月02日 07時47分16秒 | 入試対策講座

□ノーベル賞受賞者(15人受賞順)       ◇C
[ゴロ]湯とっかえサッと拭(ふ)くとね(おお)白髪(しらが)残ったら/腰揉(も)ます
川・永(ともなが)・端(かわばた)・崎)(佐藤井・利根川(とねがわ))(江・白川(しらかわ)・依(のより)・柴(こしば)・中)(林・村(しもむら)・川(ますかわ))

[句意]風呂の湯を取りかえ、サッと浴槽(よくそう)の内側を雑巾で拭きとるんだよ。底に大きな白髪が残ってたら、罰として私の腰を揉ますよ、というやや意味不明の句。「拭くとね」は「拭くんだよ」という呼びかけの博多弁?的訛(なまり)のつもり。ちょっと意味不明だが、銭湯の主人が従業員に指示している場面を想定。15人(全部では18人)もいるので、一語使いにならざるを得ない。再現できるよう練習してください。まず「湯とっかえ/サッと拭(ふ)くとね」あたりを覚え、それらの受賞理由も確実にしておきたいものです。


[ポイント]

1.ノーベル賞は、湯川朝永川端江崎佐藤福井利根川大江白川野依小柴田中小林下村益川の順で受賞。

[解説]

1.湯川秀樹(1907~81)は「中間子理論」で1949年に物理学賞を受賞。
2.朝永振一郎(1906~79)は「超多時間理論」で1965年物理学賞を受賞。
3.川端康成(1899~1972)は1968年に文学賞。代表作『雪国』など。1972年に自殺。
4.江崎玲於奈(れおな)(1925~)は「エサキダイオード」の開発で1973年に物理学賞。
5.佐藤栄作(1901~75)は非核3原則やアジアの平和への貢献を理由として1974年に平和賞。ただしこの受賞には批判もある。
6.福井謙一(1918~98)は「フロンティア電子論」で1981年に化学賞。
7.利根川進(1939~)は免疫遺伝学の成果により医学・生理学賞。
8.大江健三郎(1935~)は1994年に文学賞。代表作『万延元年のフットボール』など。
9~17.(略→出題例が出てきたら補充します)
18.山中伸弥(1962~)は2012年に「iPS細胞」の開発で生理学・医学賞。

〈2013早大・国際教養:「1965年に量子力学の基礎研究で[ C ]が、そして1973年には半導体理論の[ D ]が、それぞれノーベル物理学賞を受賞することで、日本の基礎科学研究が国際的に最先端のレベルにあることが証明された」問[ C ]と[ D ]に当てはまる組み合わせはどれか。1つ選んで、マーク解答用紙の該当記号をマークせよ。

ア C朝永振一郎 D福井謙一   イ C江崎玲於奈 D利根川進
ウ C朝永振一郎 D江崎玲於奈  エ C湯川秀樹  D朝永振一郎
オ C江崎玲於奈 D朝永振一郎  (答:ウ)〉

〈2014立大・文:「下線部16)ノーベル賞を日本人で初めて受賞したのは誰か。その名をしるせ。」(答:湯川秀樹)〉

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8月中に見た映画美術展

2014年09月01日 00時04分02秒 | 今年見た映画美術展

54.『とらわれて夏(Labor Day)』(2013・米)ジェイソン・ライトマン監督/ケイト・ウィンスレット、ジョシュ・ブローリン、トビー・マグワイア
 ベトナムへのJALの中で見たのだが、佳かった。

55.『アデル・ブルーは熱い色』(2013・仏)アブデラティフ・ケシシュ監督/レア・セドゥ、アデル・エグザルコプロス、サリム・ケシュシュほか
  3時間の大作だが、まったくあきることがない、だれるところがない。愛の対象はタブーに捕らわれていたら、同性を対象にすることには違和感がある。性行為は生物の生殖の営みであり、性の快楽は付随的なものである、とは当たり前のように学び、教え込まれてきたことである。しかしアデルの恋は、性愛的にはレズビアンだが、対象は突き詰めればその人間性というか、その性を越えた人間そのものなんだと気づけば、なにも違和感がない。その意味でアデルはエマという人間に激しく恋をしたのである。そしてその恋情が、あらゆる恋愛映画を超えて深く深く滲み通ってきて、ボクの心にアデルの心情を理解させた。高校生に見せたい映画。愛というものを深く深く考えさせる映画だから。この映画、残念なことに、18歳以上の成人指定。教師のくせになんてこと言うんだ、と言われそうでもある。それはレズビアンの性愛の方法がある意味具体的にわかるし、これぐらい女性裸体美をふんだんに観れる映画もないからだ。しかし保守的な人間には、次のことこそ18禁だろう。この映画を観たら、同性への愛に違和感をもたない高校生が確実に増えるだろうから。

56.『シェルブールの雨傘』(1964仏・独)ジャック・ドゥミー監督、音楽ミシェル・ルグラン/カトリーヌ・ドヌーヴほか。
  中学3年生の時、学校の帰り、京成千葉駅前の映画館で友人と見た映画。この映画をある意味、もっとも多感な15歳で観たことが、ボク自身の恋愛観にどれだけ影響を与えたかは計り知れない。人生のあるページで、やはり生涯のなかでも類い希な女性の誕生日にこの映画のビデオを贈ったことも忘れない。

57.『フルートベール駅で』(2013・米)ライアン・クーグラー監督/マイケル・B・ジョーダン、オクタヴィア・スペンサーほか。
2009年の大晦日の夜つまり翌年元日未明、22歳の黒人青年が白人警官に射殺される。冒頭で実際にあった事件の目撃映像が流れる。これでこの映画の結末を観客に予想させてしまう。そして死んだ青年の一日が描きだされ、この青年の境遇があぶり出されていく。一度の過ちを悔いて更正しようとする青年だが、社会に対する考えが甘く、仕事に遅刻し解雇されたり、些細なことで激高したり、再び麻薬の売人に堕ちそうになったり、危うく生きていく。ボクはこういう弱い性格が大嫌いなのだが、実話だし、こういう弱い男に対する同情の視点で描かれているのだから、この描き方はこれで当たり前だ。

58.『バチカンで逢いましょう(原題OMAMAMIA)』(2012・独)トミー・ヴィガント監督/マリアンネ・ゼーゲブレヒト、ジャンカルロ・ジャンニーニほか。
安手な造り。老婆マルガレーテがドイツ料理店のシェフとしてイタリアに残り、ロレンツォと一緒になる、という筋書きを思い描いていたのだが、だいたいそのようなエンドに。

59.『アンチクライスト』(2009・デンマーク)ラース・フォン・トリアー監督/ウィレム・デフォー、シャルロット・ゲンズブール

 森の足下の草藪のなかに何かがいる。おっかなびっくりかき分けていくと、いきなり毛むくじゃらの中でべっとり汗と血にぬれたような痩せた猛獣がが飛びだし、牙をむきだし吠えた。このとき私は、あまりにもギョッとして声を出したような気がする。その実は狐が人声で「カオスが支配する」と言葉を発する。そして尻タブが削り取られだらりと血糊と肉の断面をぶら下げながら森へ去って行く。狐らしきその獣は自らの肉を食らっていたらしい。
 観客の予想を裏切る方向へ映画を作れ、という命令があったとする。そしてその裏切る方向がまさかと思うような気持ちの悪い方向へ映画の筋を下降させていった、といった映画。気分が悪くなるが、素人の私だって、そういう方向に作ろうと思えば出来ないわけではない。観る人の気分を、味わい深い滋味な方向へ持って行くことこそ難しい。

60.『コーヒーをめぐる冒険』(2012・ドイツ)ヤン・オーレ・ゲルスター監督/トム・シリングほか。
 主人公はダメ男でモラトリアム人間の青年ニコ。冒頭は、朝、ニコがつきあっている女の子のベッドから抜け出そうとする場面。彼女に対するニコの表情から、彼が彼女に飽き始めていることがわかる。このニコが一日様々な人々巡り会い過ごしていく。ドイツ・アカデミー賞で6部門を取った新鋭の作品だそうだが、全体として何かを主張したいのかもしれないが、その主張が伝わってこない。ドラマでナチス将校を演じる男のユダヤ人女性との劇中劇や、ふと入ったバーでニコに「水晶の夜」の体験を語り、心臓発作か何かで死んでいく老人のエピソードに、無為に現代を生きるニコとを対比させたいのかもしれないが、他の「デブリカ」エピソードなどとの関連性が見えない。監督のアイデアを勘で並べて、観客に、いかにも深い意味が込められてますよ的な課題じみた脅迫を与えて、その実監督が何もわかっていない、といったところかな。

61.『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014・米)ウェス・アンダーソン監督/レイフ・ファインズ、ウィリアム・デフォーほか。映像美が見ていて楽しい、ドタバタ・ミステリーコメディ。
 大物俳優のてんこ盛りだが、なんだかシッチャカメッチャカの映画。でもこういう不思議な雰囲気の映画は、イタリア映画なんかによくあるけど、好きだなあ。

62.『ラストベガス』(2013・米)ジョン・タートループ監督/マイケル・ダグラス、ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン、ケヴィン・クラインほか。
 超大物でいささか古びた4人の共演で期待していなかったが、面白かった。見事なエンターテインメント作品だった。

63.『ロシュホールの恋人たち』ジャック・ドゥミ監督・ミシェル・ルグラン音楽/カトリーヌ・ド・ドヌーヴ、フランソワーズ・ドルレアック、ジョージ・チャキリス、ジーン・ケリーほか。
 まず色彩が明るく抜けていて、華やかさがなさ過ぎる。ルグランの音楽は短調でリズミカル。これで楽しい雰囲気も出そうとしているのだが、この映画のストーリーには合わない。ルグランの音楽は『シェルブール』のような悲劇にこそ合っている。あとチャキリスやジーン・ケリーを配しているのも失敗だと思う。世界一きれいな姉妹と言われた2人だが、ダンスのプロとの共演は苦しい。さて世界一の美人の2人だが、ドヌーヴよりドルレアックの方が明らかに美貌で劣る。しかし顔に味がある、個性がある。私は姉の方が好き。生きていたら、素晴らしい演技派になっていたと思う。

 

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