東海林直人のゴロテマ日本史

語呂合わせでテーマ史を記憶するので「ゴロテマ」です。YOUTUBEのゴロテマ、三省堂刊「ゴロネコ日本史」もヨロシク。

高島炭鉱事件の覚え方◇C近現525

2017年08月08日 23時59分46秒 | 入試対策講座

□近現525.高島炭鉱事件(1888)◇C

[ゴロ]失礼!/高島は/日本人の/半墓場


(三宅雪嶺(みやけせつれい))(高島炭鉱事件)(『日本人』)(1888


[句意]失礼を覚悟で言わせて貰うと、高島炭鉱は日本人の半(なか)ば墓場だ、という句。この時代、頭(かしら)が労働者を飯場に寄宿させ一切の自由を束縛し酷使した。前回の「雨宮」もそうだが、「高島」という地名はまことにゴロ化しにくい。今回は高島はそのまま使いました。


[ポイント]

1.雑誌『日本人』が、高島炭鉱の過酷な労働実状を1888年に公表し、社会問題化した。

[解説]
1.高島炭鉱(炭坑)は長崎県の離れ小島(長崎県西彼杵(そのぎ)郡高島町)にあった日本最初の洋式技術による炭鉱(炭坑)。政府から払下げを受けた三菱(岩崎弥太郎)の所有で、三井三池とならぶ大炭鉱で莫大な利益を上げていた。

2.高島炭鉱(炭坑)事件1888)は、『日本人』が、納屋制度のもとで奴隷労働的な状態にある坑夫の過酷な実状を公表し社会に訴えたことにより、大きな社会問題に発展したもの。


3.過酷な現状に対し、高島炭鉱では、1878年に、賃上げ要求の坑夫が暴動化、100余人が逮捕される事件が起き、その経験者が『日本人』に手記を載せたのが発端。


4.『日本人』は三宅雪嶺が中心となってつくった国粋主義の団体の政教社の機関誌。

5.なお、戦争中には、日本人に加えて多数の朝鮮人が働かされている。高島は長崎港から15キロの沖合にあり、その先5キロに端島(軍艦島)がある。

2014立大・現代心理(映像身体)・社会・コミュ福祉(福祉):「
問4.これ(労働者は、過酷な労働条件のもと、低賃金と長時間労働を強いられた)に関する記述として正しくないのはどれか。次のa~dから1つ選べ。

 a.賀川豊彦は、都市下層社会への探訪や労働者の生活状況の調査をおこない、『日本之下層社会』を著した
 b.鉱山や土木工事の現場では、納屋頭が労働者を納屋に収容し、その生活まで管理する納屋制度が存在していた

 c.雑誌『日本人』が高島炭鉱の賃金労働者の劣悪な労働条件の実態を報じ、社会問題化した
 d.東京や大阪のような大都市では、下層民が集中して住む貧民窟が多数出現した」

(答:a×横山源之助の誤り)〉

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