私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

亡くなった者を冒涜する映画「あなたを忘れない」

2007年01月28日 21時25分05秒 | 韓国関連
~日韓友好の目的から大きく外れ、韓国への嫌悪感を増大させた~

 日韓友好のために制作された映画「あなたを忘れない」の試写会が1月26日、東京・虎ノ門のニッショーホールにて天皇皇后両陛下をお迎えして開催されたそうである。平成13年にJR新大久保駅で線路に転落した男性を救助しようとした韓国人留学生の李秀賢さんと日本人カメラマンの関根史郎さんが、進行して来た電車に3人とも轢かれて亡くなるとの痛まし事故を題材にした作品とのことだが、完成した映画の出来映えは正に亡くなった者への冒涜になるとの声が多く、日韓友好の目的から大きく外れ、「ますます韓国が嫌いになった」と確信した日本人を更に増加されてしまったと言っても過言ではなかろうか。

 もちろん身の危険を顧みず転落した男性を救助しようとして線路上に飛び降りた2人の勇気は称賛に値し、まして犠牲となられたことから、それを批判することはあってはならないが、実際にあった事故を題材にして映像化するのであるからして、ある程度の脚色がなされるのはやむ負えないものの、登場する日本人はすべて韓国人を嫌う者であったり、驚くべきことにこの韓国人留学生と共に救助しようとして同じ亡くなった関根さんが、ほとんど無視されているからなのである。

 このJR新大久保駅の事故の詳細を知らない者は勇気ある韓国人が日本人を助けようとして犠牲になったと勘違いをしてしまうであろうし、すでにそのように信じている日本人がいるようである。それがこの映画を制作した関係者の意図であるとすれば、韓国人にとって「日本人からバカにされ、差別されていても、命を掛けて助ける韓国人はやはり素晴らしい民族だ」として日本と日本人を見下し、優越感に浸ることが出来るであろうが、日本人からしてみれば「日本人カメラマンも犠牲になっているにも関わらず無視するとは…」と言った印象を抱いてしまうのは当然ではなかろうか。

 この映画の監督は「日本と韓国の若者の友好の架け橋にしたい」と述べているそうだが、そのもくろみは大きく外れ、韓国にとっては日本と日本人を貶めているからして評判の良い映画であろうが、架け橋の一方にある日本の方では死者を冒涜しているとして韓国への嫌悪感が更に高まってしまったようであり、友好のための映画であった筈なのに逆効果を生んでしまったとは話にならない。

 この映画の題名の「あなたを忘れない」の「あなた」は李さんの事を指し、関根さんのことを指している訳ではないことは確かであり、この2人が勇気ある行動をとって犠牲になったからして、題名は「あなた達を忘れない」とすべきであったであろう。

 JR新大久保駅での事故などなく、韓国が日本を舞台にして、韓国人留学生が日本人を助ける映画を制作したとしてもフィクションとして、何ら批判することはなく、まして映画の中で日本人を醜く描いてもいつものことで驚くことはないが、この「あなたを忘れない」は実際にあった事故を題材にしており、まして3人も犠牲者が出ているからして、あまり事実からかけ離れて物語りになったしまったのでは、何度も言うようだが、まさに死者を冒涜していると言えるだろう。

 この映画の最後に「(李秀賢さんと)関根史郎さんに捧ぐ」と出て来るそうだが、JR新大久保駅で実際にあった事故を実情を知らない人は「関根史郎さんとは誰のこと?」と疑問に思うであろうし、映画の制作過程で病気や事故などで亡くなった出演者かスタッフの一人であると勘違いをしてしまう恐れがある。

 韓国の言う「友好」とは、支那が言っているのと同じで、日本と日本人を貶めカネを引くことが目的であって、この映画には文化庁から3,000万円の補助金が出ているとの情報があるが、「日韓友好」に騙されて国民の税金が浪費されるのは我慢がならない。

 同じ補助金が出るのならば、台湾の発展に貢献し犠牲となり、今でも感謝されている日本人の偉業を描いた映画やドラマなどに出した方が遥かに良い。確か台湾で水利事業に生涯尽くした日本人技師、八田與一氏と外代樹(とよき)夫人を主人公にしたテレビドラマの撮影が始まっていると思うが、日本人を貶めることを目的とする韓国がからむ映画ではなく、日本人として誇りを覚えるものこそ補助金を出すべきである。

 それにしても、韓国の政治的な目的を持ったことが明らかなこの映画に天皇皇后両陛下が利用されてしまったとは痛恨の極みである。両陛下がどのような映画をご鑑賞になられるかはご自身でお決めになることは出来ないであろうからして、両陛下がこの映画の試写会をご鑑賞されることを決定したであろう外務省や宮内庁などの担当者の責任は特に大きいと言わざるをえない。韓国にしてみれば「両陛下もご覧になられた映画」として、これ以上の宣伝効果はないからである。

 身の危険を顧みず人を救うことは美談だが、歴史を都合の良いように捏造し、韓国人は世界一優秀な民族として、「韓国マンセー」を叫び、また日本に統治されたことから近代国家として発展した歴史に何ら感謝もせず、何時までも怨み続けて日本と日本人を何でも悪く描いているのでは「日韓友好」など永遠に到来しないであろう。

 この映画の試写会の件を報じた日本のマスコミもどうかしている。「韓国人留学生の李秀賢さん=当時(26)=らが、線路に転落した男性を助けようとして…」と書かれているからして驚きの何者でもない。韓国がこのように報じるならば毎度のことだが、日本のマスコミならば日本人も犠牲になっているとして関根さんの名前を出すべきはないか。にも関わらず、関根さんは「ら」扱いであり、これではマスコミもこの映画の制作者と同様に死者を冒涜していることに他ならない。

 韓国では日本を貶める映画が制作されているようだが、それは「日本人は韓国人を差別する」との意識があるからに他ならないと思われるが、ではそのように嫌いな筈の日本になぜ旅行に来たがるのか大いに疑問である。

 日韓友好のためと銘打って文化庁から3,000万円の補助金まで頂いて制作されたこの映画だが、JR新大久保駅での事故の詳細を知っている日本人ならば嫌悪感を抱かざるを得ないことをこの映画の制作に携わった日本人は肝に銘じて貰いたい。事実あったことは一つなのに、日本人を貶める意図を持って嘘を混ぜて脚色され、それをあたかも全部事実であるかのように映画として制作されてしまったからである。

 「歴史捏造をする韓国」と言われて久しいが、韓国人は映画でもその手法を平然と取る民族であることを認識させたことに驚くと同時に呆れ果てており、このような民族と友好関係を発展させることなど、こっちからお断りしたいし、私が韓国を訪問することは永遠にないであろう。
(2007/01/28)

この記事は「私の主張」第262号
 亡くなった者を冒涜する映画「あなたを忘れない」
 ~日韓友好の目的から大きく外れ、韓国への嫌悪感を増大させた~
としてHPに掲載されていたものです。
 

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