私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

北朝鮮情勢はまったく変わっていない

2006年10月24日 20時51分29秒 | 北朝鮮関連
 10月9日に北朝鮮が核実験を強行し、14日には国連安保理において対北朝鮮経済制裁が全会一致で採択されたが、制裁の中には北朝鮮の船舶に対する臨検が含まれているために、武器を使用して検査を拒否するなど、不慮の事態が起きるおそれもあるだろう。

 支那は臨検にともない武力衝突が起こることを一番懸念しているであろうから、何とか北朝鮮の金正日総書記に早まった行動をとらせないようにと。胡錦濤国家主席の特使として、唐家セン国務委員を訪朝させたのであろう。特に北朝鮮が再核実験を行って緊張が高まることは何としても避けたいと思っているのではなかろか。

 金総書記は唐国務委員に対して「再核実験の計画はない」と述べたそうだが、再実験の計画は完全にない訳ではなく、「外部からさらに大きな圧力や不公正な圧力がある場合、北朝鮮はさらなる措置を取ることもある」との条件をつけており、経済制裁が解除されない限り、再核実験の可能性に言及しており、唐国務委員の訪朝は無駄ではなかったと支那は言っているが、北朝鮮は何らかの譲歩をした訳ではなく、情勢はまったく変わっていないと言えるであろう。

 北朝鮮の核実験から2週間が経過し、安保理で制裁決議が採択され、支那も強く申し入れているようだから、最悪のシナリオにはならず、そのうちに北朝鮮の方が譲歩するのではないかとの楽観的な見方も感じられるが、北朝鮮が核兵器を保有するかも知れないというのに、野党はあいも変わらず国家国民を如何に守っていくかについて論議せず、日本の有事ではないのに船舶検査を実施する根拠が曖昧だとか、核兵器の保有について論議することもいけないとか言っており、平和が脅かされようとしているにも関わらず政治家がこの有様では話にならない。

 金総書記が何らかの譲歩をするとか、核開発の中止を指示することなどあり得ないと思っており、6カ国協議への復帰を示唆しているが、これも無条件ではなく、米国による金融制裁の解除を要求していることからして、協議が再開されたとしても、核開発問題が解決する保証などないので米国が解除することはあり得ない。

 嘘をつくために生まれてきたような金総書記の猿芝居に何時までも騙されてはならない。国際社会は悪魔のテロ国家の暴走を許さないであろうから、ますます制裁が強化され、北朝鮮は再核実験や弾道ミサイルの再発射で対抗し、国際社会を恫喝することであろう。北朝鮮の暴走は最大の援助国であった支那への批判ともなり、また韓国は制裁には消極的で、相変わらず北朝鮮に暖かい風を送って独裁国家の延命に手を差し伸べている。そのようなどうしようもない国ばかりが隣国である日本に世界は同情の目を向けているかも知れない。
(2006/10/24) 

この記事は「今日のコラム」
「北朝鮮情勢はまったく変わっていない」
としてHPに掲載されていたものです。


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