私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

俳優は政治思想を前面に出すべきではない

2019年05月15日 22時45分48秒 | 社会問題

佐藤浩市が“首相を揶揄” ネット上で批判 漫画誌インタビュー記事

2019/05/13

 販売中の漫画誌「ビッグコミック」に掲載されている俳優の佐藤浩市(58)のインタビュー内容がインターネット上で批判されている。

 インタビューは、佐藤が出演する24日公開の映画「空母いぶき」で自身が演じる総理大臣役について「彼はストレスに弱くて、すぐにおなかを下してしまう設定にしてもらった」と発言。ネット上ではこれに対し「病人への思いやりがない」などの声が上がった。また、安倍晋三首相に「潰瘍性大腸炎」の持病があることから「首相を揶揄(やゆ)している」との指摘も相次いだ。

 佐藤は13日、都内で行われる別映画の舞台あいさつに登壇する。
(スポニチアネックス)
 
(引用終了)


 「人様の役にたてられる。そう確信がもてるのがプロフェッショナル」と言われているが、何でも自分出来る方は世間には存在しないので、困ったことがあった時などプロに頼むしかないのは当然な話しであろう。また、いわゆる人気商売もプロと言えるし、その道でメシを食っているのだから、人には出来ないことが出来て「さすがプロだ」と言われる必要があるからで、だからプロであることを常に自覚して、普段の生活態度や、言動などにも注意していないと、何かのきっかけで人気がなくなり、落ちぶれてしまうのは良くあることである。

 世間に顔と名前を知られるような有名人になっても、無名の時代と変わらない方もいるが、なぜか自分が偉くなったかのように勘違いをする方もおり、また有名になればなるほど発言には気を付けた方が良いのに、人気商売であることを忘れて、特に意見が異なる政治問題に付いて一方的な意見を述べれば、それとは反対の意見を持っているファンが離れてしまう恐れがあるからで、人気商売なのだから当然だと言えるだろう。

 最近は映画も見なくなったので、俳優の名前も顔も知らないが、知っている俳優は次々と亡くなっているので、自分も年を取ったものだと実感している。俳優の佐藤浩市と言えば、前に見た映画「亡国のイージス」で、防衛庁情報局(DAIS)内事本部長の役で出演していた記憶があるが、演技に関しては特に違和感や悪い印象はなかった。

 スポニチアネックスによれば、その佐藤浩市が、出演する24日公開の映画「空母いぶき」で自身が演じる総理大臣役について「彼はストレスに弱くて、すぐにおなかを下してしまう設定にしてもらった」と発言したそうである。本人はやりたくない役だったようだが、また、役を引き受けるだけでなく、原作にはなかった難病を抱えている総理として設定を変更させたとは驚く他はない。まさに難病である潰瘍性大腸炎に苦しんだ安倍総理を貶めるためとしか思えず、いくら、この映画がフィクションだとしても、同じ難病に苦しんでいる方が世間にいるだろうから、その方にも二重の苦しみを与えるようなものだ。

 いくらやりたくない役だとしても、俳優業というプロであれば、引き受けた以上は真剣に演じるべきであり、もし本当にやりたくない役だったとなれば、最初から引き受けるべきではなかったし、安倍総理のように難病に苦しんでいる総理の方が映画が面白くなり、観客が増えるとでも思っていたのであろうか。

 人気がなくなって、なかなか仕事が舞い込まなくなった俳優もいる訳で、プロなのだから当然なことだが、そうではなく、仕事をさせて貰えることだけでも幸せなのに、やりたくない役だったとは絶対に言ってはならず、どのような役でも、それを演じるのが俳優業と言う仕事ではないのか。

 また佐藤浩市は「いわゆる体制側の立場を演じることに対する抵抗感が、まだ僕らの世代の役者には残ってるんですね」とも言っているようだが、俳優は政治思想を前面に出すべきではない。、前述したように、人気商売であることを忘れていると言う他はなく、世間には安倍総理を嫌っている方もいるのは確かだが、支持している方もいる訳で、そのような方から、今回の佐藤浩市の発言を聞いて映画「空母いぶき」の鑑賞をためらう方もいるかも知れない。

 映画「空母いぶき」の宣伝になるような発言を佐藤浩市はしたとは思えず、逆効果になった訳だが、自身の反体制という政治思想から、難病を揶揄するために設定を変更させていい気になっているようでは、これからの仕事に影響が出るのは大であろう。
(2019/05/15)

写真:俳優の佐藤浩市