私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

増えすぎとしか思えないコンビニだが

2019年02月23日 21時36分41秒 | 社会問題

ファミマ「24時間やめた」オーナーに聞く「時短営業にしてどうなった?」

2019/02/20
 
 人手不足や人件費の高騰、長時間労働による疲労――。コンビニの24時間営業について、できればやめたいと考えるフランチャイズ(FC)加盟店オーナーは多い。

 一方で、加盟店は、売上から仕入代を引いた「粗利」の半分以上を上納金として、本部に納めている。人件費などは考慮されないため、本部にとっては販売時間が延びた方が良い。24時間営業をやめられない理由の1つだ。

 加えて、客の少ない深夜帯は、商品の陳列や清掃などに適した時間とされる。24時間をやめれば、翌朝の商品が品薄だったり、清掃やメンテナンスが行き届かない可能性もある。配送網も考え直さなくてはならないだろう。

 現在、大阪府のあるセブンイレブンでは「24時間はもう無理」だとしてオーナーが自主的に営業時間を短縮。24時間は絶対とする本部と対立している。

 一方、24時間を見直す「実験」をしている大手もある。ファミリーマートだ。申請して認められれば、月10万円の「24時間手当」がなくなるが、店を閉めることができる。
(以下略・全文はリンク参照)

(弁護士ドットコムニュース)

(引用終了)


 今では街中のいたる所にあるコンビニだが、「また、ここにも出来るのか」と思うほど新規開店するコンビニもあれば、閉店して、建物だけ無残な姿を晒して残っていたり、他の業種の店になるなど変遷が激しいようで、人手不足の時代になったことから、これからも24時間営業を続けるのは次第に困難になるのではあるまいか。
 
 そのようなコンビニにまつわる話題を2つほど紹介したいが、一つ目は、30年程前に、かっての職場の近くに、家族だけで経営している小さなスーパーがあり、良く買い物に行くことから、店長と顔なじみになり世間話をするようになった。しばらくして、その店長が「近いうちにコンビニになります」と言ったので、定休日もなく、24時間営業となるので便利になると思い歓迎した覚えがある。
 
 だが、コンビニになってからしばらくすると、店長の表情が冴えなくなって来たので、訳を聞いところ、「約束が違って困っている」と言って、そのコンビニの本部が責任を持って店員の確保をすることになっていたのに、それが出来ず、代わりに月に何度も夜勤をするようになり疲労が溜まっているからだと言っていた。3年ほど前に、そのコンビニの前を通ったところ、本屋になっていた。家族経営のスーパーのままであったならば、このような事にはならなかったかも知れない。
 
 コンビニにまつわる二つ目の話題は、知り合い家の近くにコンビニが新規開店し、知り合いも、歩いて行けるので助かると言っていたが、私は「おそらく、1年以内に閉店すると思う」と予想したのである。その理由とは、コンビニのある場所が、見通しの悪いカーブ沿いにあり、車を運転している方が利用しようとしても、気が付いた時には、通過してしまうからである。
 
 そのコンビニは予想した通り、1年持たずに閉店し、今はオーナー募集中の看板を出しているが、誰がオーナーになっても、上手く行かないだろう。これは、コンビニに限らず、車を運転している方の利用が多い店の場合は、遠くから気が付いて貰えるような立地条件でないとダメであり、例えば大きな建物に遮られていたり、常時渋滞している交差点の角や、出入り口が狭い上に、前の道路を60キロ以上の速度で走行する車が多いとなれば、利用するのは困難ではなかろうか。
 
 弁護士ドットコムニュースによれば、人手不足や人件費の高騰、長時間労働による疲労などに理由で、コンビニの24時間営業は無理だとして、オーナーが自主的に営業時間を短縮し、24時間は絶対とするコンビニ本部と対立したり、ファミリーマートでは24時間を見直す「実験」として、オーナーが申請して認められれば、月10万円の「24時間手当」がなくなるが、店を閉めることが出来るそうである。
 
 増えすぎとしか思えないコンビニだが、我が家の近くにもコンビニが2軒あるが、利用するのは車の税金と任意保険の振込の時くらいで、なぜなら、ほとんどの商品が、スーパーなどと比較して2割3割高いとなれば、敢えて高い買い物をするためにコンビニに行く必要はないからだ。
 
 それでもコンビニはなくならないだろうが、都会と地方のすべての店が24時間営業を行う必要があるとは思えず、また、オーナーの方針や体調もあるだろうし、また深夜勤務を希望する店員の確保が困難になっているとなれば尚更である。コンビニが少ない時代であれば、それなりに儲かっていたであろうが、「また、ここにもコンビニがある」と思うほど増えすぎてしまったとなれば、いわゆる共倒れの恐れもあるからで、なぜならばコンビニ本部の方針であろうが、近くに既存店があってもオーナーを募集して新規出店させているからである。
 
 かってコンビニだった建物を見かけることが多くなったが、どんな商売でも儲かることもあれば、そうでないこともあるからで、コンビニ経営は、これからは美味しい商売とはならないだろう。太陽光関連業者の倒産が増加しているようだが、コンビニも同様となるような気がしてならないし、そもそも競争が激しい業界らしいので、次第に駆逐されてしまうコンビニもあるだろうし、そして残るのはセブンイレブンかファミリーマートか、それともローソンか、それは誰にも分からない。
(2019/02/23)

写真:ファミリーマート立命館大学前店