私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

岩礁破砕の証拠は発見出来なかったとなれば

2015年11月22日 21時48分25秒 | 沖縄関連・基地問題

翁長知事「サンゴ損傷確認できず」…辺野古沿岸

2015/11/18

 沖縄県の翁長知事は17日の記者会見で、8~9月に辺野古沿岸部で行ったサンゴ礁の損傷などを確認するための潜水調査結果について、「岩礁破砕がなされたかは、残念ながら判断できなかった」と明らかにした。

 県は当初、岩礁破砕を許可した範囲外で損傷を確認した場合、移設作業の前提となる許可を取り消すことを示唆していた。

 県によると、調査は8月31日~9月11日に実施。沖縄防衛局が設けたコンクリート製ブロック(アンカー)の周辺など計104か所でダイバーが潜水。県は、立ち入り禁止水域での調査に必要な米軍からの許可に約半年を要したため、その間に海底面の状況が変化し、岩礁破砕の証拠を確認できなかったとしている。
(読売新聞) 

(引用終了)


 47都道府県の中で、沿岸部の埋め立てた面積が最も多いのは沖縄県だと聞いたことがあるが、それが正しいかどうか詳細な情報を持っていないので何とも言えない。公有水面埋立法を所管するのは国土交通相であり、埋め立て承認などの手続きを各知事に委託しているに過ぎず、だから知事は黙って印鑑を押すだけだと言われている。また国の事業として行われる埋め立て承知を取り消す法的根拠は存在しないことから、知事が一旦出した承認を取り消すことは出来ないのである。

 沖縄県にある普天間飛行場の同県名護市辺野古の移設を巡る問題は、沖縄基地問題と言うより翁長雄志知事問題と言った方が正解のようであり、それは前知事が承認した公有水面埋立法に基づく辺野古の埋め立て承認に瑕疵(欠陥)があったとして承認を取り消したからである。どのような瑕疵があったかまでは述べていないが、さぞかし承認を取り消さざるを得ない重大な瑕疵があり、その内容がすぐに発表されるものと待っているのだが未だに発表される様子はない。

 読売新聞によれば、辺野古の埋め立て承認取り消しから約1カ月を経過した11月17日、記者会見を開いた翁長知事は8~9月に辺野古沿岸部で行ったサンゴ礁の損傷などを確認するための潜水調査結果について、「岩礁破砕がなされたかは、残念ながら判断できなかった」と明らかにしたそうである。

 翁長知事が、埋め立て承認取り消し手続きを行ったと記者会見で正式表明したのは10月13日であり、そうなると岩礁破砕があったのかなかったのかが不明なうちに埋め立て承認に瑕疵があったと会見で述べていることになるからで、まさに不可解の何者でもない。おそらく岩礁破砕されているであろうと勝手に判断していたとしか思えず、調査の結果、岩礁破砕がないとなれば埋め立て承認取り消す理由はなくなったと言えるだろう。

 「岩礁破砕がなされたかは、残念ながら判断できなかった」と述べているのは岩礁破砕を期待していたが、そうではなかったから思わず「残念ながら」と口を滑らせたのであろう。朝日新聞のようにサンゴを破壊するなどの捏造をしなかったのは評価するが、さすがに、そこまでは出来ないとの良心が僅かに残っていたようである。

 普天間の辺野古の移設を何としても阻止しようとしている翁長知事だが、潜水調査まで行っても思うような岩礁破砕の証拠は発見出来なかったとなれば、「残念ながら」ではなく「幸いだ」とか「良かった」と言うべきなのに残念はないだろう。埋め立てによる環境破壊が移設阻止の理由なのであろうが、「残念ながら」とは岩礁破砕があった方が良かったと自供しているも同然で、そうなると環境のことより、移設阻止のことしか考えていない訳で、翁長知事はいつまでも醜態を晒さず、いい加減に諦めて国に協力せよと言いたい。
(2015/11/22)