私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

鳩山総理、小沢幹事長辞任は参院選敗北の責任回避のためか

2010年06月02日 23時57分54秒 | 民主党関連

 【首相辞任】目に涙浮かべ「職を退かせていただく」 小沢幹事長も辞任

2010.6.2 10:17

鳩山由紀夫首相は2日午前、国会内で開かれた民主党の緊急両院議員総会で、「私自身、この職を退かせていただく」と、退陣を表明した。また、鳩山首相は自身と同様に「政治とカネ」の問題を抱える小沢一郎幹事長に辞任を求め、了承されたことを明らかにした。昨年9月に内閣が発足してわずか8カ月半での退陣となる。

 首相は辞任理由について、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題と「政治とカネ」の問題を挙げた。そのうえで「政権・与党のしっかりした仕事が国民の心に映っていない。国民が徐々に聞く耳を持たなくなった。私の不徳の致すところだ」と説明した。

 また、首相は5月31日と1日の2回にわたって行われた小沢氏との会談について、「『政治とカネに決別する民主党を取り戻したい。私も退きます、幹事長も職を退いてもらいたい。そのことによって、より新しい、クリーンな民主党をつくりあげることができる』と申し上げた」と語った。首相によると、小沢氏は「わかった」と応じた。

 首相は北海道教職員組合(北教組)幹部らの公選法違反事件を抱える小林千代美衆院議員に対しても議員辞任を求めた。
(以下略)

(産経新聞)

(引用終了)



 企業などの組織の中で仕事をする者にとって、何に生きがいを感じるかと言えば、良い上司に恵まれることであろう。だが、なかなか良い上司はいないもので、決断力も指導力もなく、責任逃れが得意となれば、職場に行くのも嫌になり、「アイツの顔をまた見るのか」と憂鬱になる。

 人はなかなか自分のことを無能だとは思わないであろうが、それでも指導的立場になれば、決断力や指導力などを発揮しなければならなくなる訳で、周囲の者がそれなりに補佐したとしても、元々無能なのであるから、次第にボロが出るようなるであろう。そしてボロ隠しのために嘘をつき、その嘘がバレそうになると、次の嘘をつくと言う悪循環に陥り、最後は、追い詰められて職を辞するようになる者がいるかも知れない。

 報道によれば、昨日(6月1日)までは続投する意向を示していた鳩山総理は、2日午前、国会内で開かれた民主党の緊急両院議員総会で、「私自身、この職を退かせていただく」と、退陣を表明したそうである。また、小沢一郎幹事長に辞任を求め、了承されたことを明らかにしており、昨年夏の衆院選で大勝した民主党は、念願の政権交代を果たしたものの、民主党にとって最初の鳩山内閣は発足してわずか8カ月半で、鳩山総理の退陣で終焉を迎えることになった訳である。

 鳩山内閣への支持率が激減していたのは、鳩山総理の決断力や指導力の欠如が大きな要因となっていたと思われ、昨年夏の衆院選で民主党を支持した国民は、期待から失望に変わった訳であり、民主党のどこが良くて支持していたのかと問えば、答えることは出来ないであろうからして、偏向マスコミが民主党政権実現に向けての世論誘導に騙されたことを恥じるべきではなかろうか。

 鳩山総理は辞任理由について、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題と「政治とカネ」の問題を挙げた。そのうえで「政権・与党のしっかりした仕事が国民の心に映っていない。国民が徐々に聞く耳を持たなくなった。私の不徳の致すところだ」と説明したそうである。

 この説明では、辞任するのは聞く耳を持たなくなった国民にあって、自分にはないと言っているも同然で、普天間の移設問題がこじれたのは自分自身の迷走発言が原因との認識はなく、何があっても自分の責任を認めない方だと思っていたが、辞任することになっても、変わることはなかった。

 偏向マスコミが作ったと言っても過言でない民主党政権だが、政権発足前から今まで民主党にとって有利な報道していたことを鳩山総理は感謝すべきであるにも関わらず、「政権・与党のしっかりした仕事が国民の心に映っていない。」とは、偏向マスコミが民主党のしっかりした仕事を報道してこなかったことが支持率激減の原因であるかのようで、しっかりした仕事をしているのであれば報道されるであろうが、何もしないで逃げ回っているだけでは報道出来ないであろう。

 発足してわずか8カ月半の短命だった鳩山政権だが、政権交代を期待して民主党に投票した国民が悪いと言えば確かに責任の一端はあるとしても、それを鳩山総理が言うべきではない。ともかく、鳩山総理は支持率が激減の責任取って辞任するのではなく、敗北が確実となった本年夏の参院選の責任を取らされる前に逃げたと言った方が正解であり、また絶対に辞めないと言っていた小沢幹事長も道連れにしたのは、同じく参院選敗北の責任を回避するためであって、次期総理に誰がなったとしても、小沢氏があやつる民主党は日本を滅ぼそうとする危険な政党であることに変わりはない。
(2010/06/02) 

  写真:民主党の両院議員総会で退陣を表明する鳩山総理