私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

やらせの筈だった有識者会議が小沢氏進退論とは

2009年05月05日 21時25分28秒 | 民主党関連

「小沢氏進退論」大合唱 思惑外れた民主党の有識者会議

2009.5.3 22:20

 西松建設の違法献金事件を受け、民主党自らが立ち上げた「有識者会議」(座長・飯尾潤政策研究大学院大教授)の論議が、事件の法解釈上の問題点などを検討するという鳩山由紀夫幹事長らの思惑を外れ「小沢氏の進退論」に集中、党幹部を慌てさせている。説明責任のための会議が小沢氏に「引導」を渡すことにもなりかねない。(今村義丈)

 会議は、小沢氏の事件への説明が不十分との批判があることを踏まえ、鳩山氏主導で設置した。「議論を公開して批判をかわす」(周辺)狙いだった。

 検討テーマは、事件の法解釈上の問題点のほか、(1)小沢氏の政治資金収支や他の国会議員との比較(2)民主党や小沢氏の説明責任-などで、4月11日に初会合が開かれ、5月中旬にも報告書を取りまとめる方針だ。

 だが、これまでの会議では、議論は小沢氏の進退問題ばかりで、4月24日の会合ではジェラルド・カーティス米コロンビア大教授が「国民とのコミュニケーション能力に欠ける人は首相になる資格がない」とバッサリ切り捨てた。

 座長の飯尾氏も難しいかじ取りを迫られている。委員の発言に対して「『自由にものを言うなぁ』とうらやましく思ったり『困ったなぁ』と思ったり、というのが正直なところ」と苦しい胸の内を語っている。

 民主党内からも「小沢氏を擁護するための会議なのに、辞任を迫るような流れになっている」(幹部)と不安視する声も出始めた。

 大型連休明けの7日にも小沢氏が会議で説明する起死回生策があるが、出欠自体が流動的で、出席しても会議の雰囲気を変えられるかどうかは微妙。小沢氏と距離を置く中堅議員は「会議など設置せず、最初から自分で説明すれば済んだこと」と冷淡な見方をしている。
(産経新聞)

(引用終了)


 民主党の小沢一郎代表の公設秘書が、西松建設の違法献金事件に関連して、政治資金規正法違反で逮捕起訴されている件で、同党は事件の法解釈上の問題点などを検討する目的で、「有識者会議」なるものを立ち上げたそうだが、予想通りと言うか小沢代表を擁護し、励ますだけの会議にするつもりだったようである。

 東京地検特捜部によって摘発された本事件は、本年3月に小沢代表の公設秘書が逮捕されてから約2カ月が経過したが、党内からは小沢代表に対して辞任を求める声が出ているものの、それほど大きなものではないようであり、と言うことは、小沢氏に代表続投を期待する声が大勢を占めていることになる訳で、それは反対に民主党への支持が落ちていくことを意味するが、民主党がいかにダメな政党かが分かるためにも、その方がかえって面白いし、小沢氏には是非とも代表を続投し、その期待に答えて貰いたいものだ。

 「有識者会議」のメンバーには、民主党寄りで小沢代表を擁護する連中を集めたつもりなのであろうが、次期衆院選の動向を探る党独自の世論調査の結果を非公開にしたのだから、この明らかな「やらせ有識者会議」における論議の内容も同じく非公開にして、民主党のそのような考えが正しいのかどうか国民の前に明らかにして、次期衆院選における判断材料にした方が良かったのではあるまいか。

 同党の鳩山由紀夫幹事長の主導で、この「有識者会議」が設置されたそうだが、「議論を公開して批判をかわす」ことが狙いで、論議の内容を非公開にするつもりは最初からなかったようだが、産経新聞が報じたところによると、論議が「小沢氏の進退論」に集中しているとのことであり、この記事を読んでいて思わず笑ってしまったが、やらせの筈だった「有識者会議」がいつの間にか小沢氏への退陣要求となってしまうとは、さすが民主党らしさがにじみ出ているが、それが民主党の良いところかも知れない。

 小沢氏を擁護する論議をするだけならば、カネのためにはテレビに出て無責任なことでも平然と言い放つコメンテーターを「有識者会議」のメンバーにすれば良かったであろうが、今回のメンバーによる論議が「小沢氏の進退論」に集中したことは、小沢氏をこれ以上擁護は出来ず、そのような論議をすれば有識者としての資質を問われとして、小沢氏を見放すことで保身をはかったのではなかろうか。
(2009/05/05)