私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

朝日新聞が心配するなら麻生外相の外交は安心だ

2006年02月11日 17時53分26秒 | 偏向マスコミ
   扶桑社の「新しい歴史教科書」の時は、「このような教科書が採択されるのは心配だ」とか朝日新聞は言っていた記憶があるが、朝日が心配するようなものは反対に安心して良いのは今回の麻生外務大臣の一連の発言も同様である。支那や韓国に気遣って、歴史的に誤ったことであっても、両国を刺激してはいけないとして発言を控えてきた政治家が多かったが、麻生外相ははっきりとものを言うものだから、朝日は2月11日の社説で「麻生発言 外交がとても心配だ」との社説を掲げて批判している。

 朝日は日本が過去に朝鮮半島を併合し、台湾を統治したことで良いことは一つもないとでも言いたいのであろうが、それはマイナス面がなかったとは言えないが、あるとすれば朝鮮半島に例えれば「併合したことがマイナス」であり、当時の日本とすれば膨大な資金を投入して朝鮮半島の近代化を行う必要があった訳で、「できれば併合したくなかった」のが本音ではなかろうか。

 朝鮮半島と台湾を日本は植民地にしたと朝日は言うが、欧米列強がアジア、アフリカ地域において行った植民地支配は正に「搾取」することが目的であって、そのための資金を投入することはあっても、日本のように併合したり統治した国の国民に教育まで行ったケースは存在しない。

 であるから朝日が、「かつて日本は朝鮮半島や台湾を植民地にした」と思うのは勝手だが、ならば日本を叩くネタとして朝鮮半島併合を持ち出す韓国や北朝鮮と、今でも当時の日本から受けた教育に感謝している台湾との差は何であろうか。

 麻生氏は「日清戦争のころ、台湾という国を日本に帰属することになった時に、日本が最初にやったのは義務教育です。貧しい台湾の人々が子どもを学校にやったらカネをやるという大英断を下した」「結果として、ものすごく教育水準があがって識字率が向上した。おかげで、台湾という国は極めて教育水準が高い国であるがゆえに、今の時代に追いつけている」と発言しているそうだが、この発言のどこが間違っているのか朝日は社説にまで取り上げているのだから、その部分を指摘しなければならないが、それには何ら触れられていない。

 そして一転して麻生氏の3年前の朝鮮半島で行われた創氏改名についての発言を取り上げ「朝鮮の人々が望んでいたかのような発言をして猛反発を招いたことである。」となるのであるが、朝鮮人の日本名への改名を求める請願によって許可制で行われたものであり、まったく朝鮮人の自由意思であったのは、改名しなかった朝鮮人もいたことからして明らかであり、朝日は韓国の反日妄言をすっかり信じ切っているようである。

 朝日のように併合や統治を「植民地支配」と名付けて、欧米列強と同じことを日本はしたとしてマイナス面ばかりを強調するのは、韓国、北朝鮮と同様に日本を叩くネタとしては当然かもしれないが、では教育を行ったなどのプラス面を話すと「植民地支配を正当化しようとする勢力の主張と重なり合って見られても仕方がない。」となってしまうのであろうか。「日本がやったことは植民地支配だ」と朝日は思っているようでは見解の相違が出るのは仕方あるまい。

 続いて麻生氏の「天皇陛下の参拝が一番」との発言に続いて朝鮮半島併合や台湾統治のプラスの側面ばかりを強調した発言を「軽率に過ぎないか。日本外交を麻生氏に委ねるのは、極めて心配だ。」とするのである。

 朝日は天皇陛下の靖国神社ご親拝には反対のようであり、それは支那にご注進して開始された靖国カードを使い日本を叩くことを、天皇陛下のご親拝が実現したとしたら二度と使えなくなる可能性があり、政府が「天皇陛下のご親拝が行われているにも関わらず、総理大臣の参拝を問題化するのはおかしい」と反論出来るからである。であるから、支那や韓国に靖国カードを使えないようにするのは天皇陛下の親拝と共に米国大統領の参拝が実現することである。

 社説の最後は、麻生氏が朝日を批判しているのだから、取り上げざるを得ないようであり、「台湾を国と言ったら問題になるということぐらい、25年間朝日新聞にやられてますから。そんなにバカでもない」と麻生氏が台湾を『国』と繰り返し表現したことを批判し、「中国が不可分の領土と主張する台湾に『国』の呼称を使うことの意味を、外相が知らぬはずはあるまい。『地域』とすべきところを言い誤ったのだと思いたい。」とし政府の方針に反していると言いたいのであろうが、台湾はいつから支那のものになったのか。

 日本は支那と国交正常化の際に調印された共同宣言には「中華人民共和国政府は、台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であることを重ねて表明する。日本国政府は、この中華人民共和国の立場を十分理解し、尊重する」と書かれているが、これは台湾の主権が何処に帰属するか明言しておらず、「支那は台湾を自分のものだと勝手に言っているが、日本はその考え方を理解,尊重はするが認めはしない。」と言うものであり、だから台湾が何処の国にも帰属しない「独立国」と捉えても差し支えないであろう。

 朝日は支那の主張が正当でなくても正当であるとして媚びたいのであろうが、「朝日の報道を嬉しく思う」と支那に褒められたいがため、「日本外交を麻生氏に委ねるのは、極めて心配だ。」と批判したいのであろう。支那に褒められることは馬鹿にされているのと同じであり、媚支那の朝日や政治家などはその辺の所が分かっていないようである。
(2006/02/11)

この記事は「今日のコラム」
「朝日新聞が心配するなら麻生外相の外交は安心だ」
としてHPに掲載されていたものです。