私の主張・ひとりの日本人として

新聞やテレビの報道で特に偏向マスコミや反日日本人などに憤慨することが多くなり、暇な時に思いつくまま書き綴ったブログです。

北の変化を期待した金大統領の太陽政策

2003年02月24日 11時45分21秒 | 韓国関連
  韓国の金大中大統領が、今日2月24日に5年の任期を終え、大統領官邸をあとにし、翌25日に盧武鉉氏が次期大統領に就任する。盧氏は金大統領の「対北宥和太陽政策」を継承すると言明しているが、果たして北朝鮮が対話や宥和に応じるか大いに疑問である。  

 金大統領は在任中に、北朝鮮の金正日総書記との歴史的な南北首脳会談を実現させ、ノーベル平和賞を受けているが、「太陽政策」で北朝鮮に莫大な金や物を支援し、北の変化を期待したが、北は感謝もせず、金総書記の韓国訪問も実現しないままであり、今や米国から悪の枢軸を名指しされて悪魔のテロ支援国家として大量破壊兵器を拡散する国となっている。

 北朝鮮に莫大な金や物を支援したのは、日本も同じだが、北が唯一応じたのは、拉致被害者5人の帰国であり、あとは何ら変化していない。しかし、北が拉致被害者5人を帰国させたのは、今まで日本が贈呈した金や物に対する感謝としてではなく、もっと日本からせしめたいと考えたからである。これをもって北が変化したと喜ぶには間違いであり、同じく拉致被害者がいる韓国は、1人の帰国も実現していない。

 金大中大統領は、「太陽政策」が北を宥和させて対話のテーブルにつけさせると信じて北に金や物を支援してきたが、金正日は国民を餓死させてまで、核や化学兵器、ミサイルなどの開発を継続し、批判を許さない独裁体制を維持している。そのような独裁政権の延命に貢献した日本にも責任があるが、同一民族だから、話せば分かるとの幻想を抱き、支援を続け、今や北を世界中から恐れられているならず者国家にしてしまった金大中大統領の責任はないとは言えないであろう。
 その太陽政策を継承するという盧次期大統領には、その誤りを検証していかねばならない責任がある言わざるを得ない。
(2003/02/24)

この記事は「今日のコラム」
「北の変化を期待した金大統領の太陽政策」
としてHPに掲載されていたものです。