視覺的電腦記録

商業専職装画家・THORES柴本(トーレスしばもと)の 既刊案内、お仕事情報などの色々御報告

【発売】ザ・スニーカー2008 年8月号

2008年06月30日 | シザーズクラウン

角川書店 ザ・スニーカー八月号
 『シザーズクラウン‐セカイの仕立屋‐』
連載第七回「悪意が棲む城郭」
作・画 THORES柴本

クロウスと空羽の二人が辿り着いた黄昏の廃城。城闇に潜み二人を見つめる紅衣の者共の笑いの意味するものは何か!?。

今回は…何時もですが私の落ち度で遣り過ぎた感のあるラフを送ってしまった所為で担当猛氏に普段以上に面倒なのを選ばれてしまいました。
故に背景密度と人口密度それぞれに高めになり、作業時間が掛かってしまい、当初の締切予定をかなり過ぎてしまいました。密度が濃いモノを描くと時間が掛かってしまうのは判り切っている筈なのですが…それにも関わらず性分で止められないのか、困ったものです。

今回は紅い人達が出るので扉も紅い色にしてあります。以前紺碧な人達が出た時は碧い建物の扉絵でしたので。

ラゼルが再登場しています。
前回と色々相違点が有りますが、今迄私の描いたものを御存じの方はお判りだでしょうから…。
そして空羽も初登場の時と相違点が。
とはいえ、身につけているものは着替えたりしていれば細部は状況や気分、環境や趣味で変わるものだと思うので、服飾は変化するものというのが私の持論なのかも知れません。私は愉しんで変えてしまいますが、私が担当した作品を何らかの形で描く事になったりする方などには面倒な事この上ないですね。申し訳無いです。

ちなみに主人公であるクロウスの《紺碧の監視者》の仕立屋制服服装は第壱回から其れ程大差は無いです。連載開始前のデザイン後の設定時、特に服の色は配色パターン案をかなり出して担当氏と決めたものなので。其の為、碧服の色は彩色の再現がかなり難しいです。

角川書店HP  ザ・スニーカーmobile


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