確か、読売新聞の書評で見て、読んでみようと思った。
逢坂剛の長編処女作である。
逢坂剛の「百舌の叫ぶ夜」のテレビドラマは、結構、
見ていたが、小説を読むのは初めてだった。
人質を盾に、ビルの9階からエレベーターで1階に
降りた犯人は、消えていた。犯人は身代金も、
放置して逃げたのだ。
一方、同日、右翼の大物が、近くのマンションで、
狙撃される。
二つの事件に絡んでいた二人の公安の刑事の物語だ。
文句なしに面白い小説と言えるのではないか。
それは、意外性、トリック、キャラクターなどからだ。
ただ、読後感が良いかと言えば、それほどではないかも
知れない。
直木賞受賞作もあるというので、いつか、読んでみたい
ものだ。
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