Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

聖ヨゼフ、我らの為に祈り給え! 聖ヨゼフの特別聖年(2020年12月8日〜2021年12月8日)

【参考情報】陳日君枢機卿「彼らは中国共産党への絶対的な服従、すなわち中国化の原則に従って、国家権力への忠誠を公然と公言している」

2020年11月23日 | カトリック・ニュースなど

アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、

以下は、香港の陳日君枢機卿のブログに掲載された記事の日本語訳です。

Let me finish my business with DW News

We are entering the last two weeks of the Liturgical Year, the reading...

平安抵岸全靠祂

 

DWニュース(Deutsche Welle News)での私のインタビューについてこれで終わりにしましょう。

典礼暦年の最後の2週間に入ります。黙示録の朗読は、私たちが生きている人類の歴史の最後の日に私たちを連れていきます。「此預言の言を読み且聞きて、是に録したる事を守る人は福なり、其は時近ければなり」 (使徒聖ヨハネ黙示録 1:3)

今日(11月16日の朝)は、聖ヨハネがエフェソ教会の天使に伝えたメッセージを読みます。「我は汝の業と働と忍耐とを知り、又汝が悪人を忍び得ざる事と、自ら使徒と称しつつ然らざる人々を試みて其偽れる者たるを認めし事と」(使徒聖ヨハネ黙示録 2:2)

私の謙遜さの欠如をお許しください。私はあまりにも早く、このエフェソ教会の天使と自分を同一視しています。しかし、心配しないでください、私はまた、メッセージの次の部分について、さらに真剣に、黙想したいと思います。「然れども汝に咎むる所あり、即ち汝は最初の愛を離せり…改心して最初の業を為せ」(使徒聖ヨハネ黙示録  2:4-5)。(私は新米の頃、後に若い司祭になった時、もっともっと祈りました。)

メッセージの最初の部分は、私をDWニュースとの未完の用件に戻してくれます。

彼らは私にインタビューをして、私の意見を「訂正」し、「訂正」されたバージョンが流行りました。実際には、多くの「専門家のオウム返し」によって、ありふれたことが100回繰り返されていますが、それらは「あまり聖ではない」聖座の、より正確にはピエトロ・パロリン枢機卿の嘘です。

【注:陳日君枢機卿は、二週間ほど前にドイツの公共放送である Deutsche Welle News からインタビューの依頼を受けた。枢機卿のインタビューは、最初の半分に使われており、後半部は "religion correspondent"「宗教専門記者」とされる Martin Gak が登場し、彼が陳日君枢機卿の「個人的見解」を「訂正」するという形をとっている。枢機卿には反論する余地を残さずに、その機会も与えなかった。枢機卿は、最初から枢機卿に反対するつもりでこの番組が作られたと考えている。枢機卿によると Martin Gak はパロリン枢機卿の主張をオウム返しにしただけである。枢機卿はあまりにもナイーブ(天真)すぎたと思っている。】

嘘が100回繰り返されることは、特に非常に厳粛な説教壇からは、真実になる危険性があります。だから、もし私が今、それらが嘘であることをあなたに伝えるために100回来たならば、私のことを我慢してください。

討論は「中国における司教の指名に関する北京とバチカンの間の2018年の合意は更新されるべきか?」という質問を受けたことから始まりました。

しかし、秘密にされたままの合意の内容をどうやって知ることができるのでしょう。私たちが意見を形成できないのは言うまでもありません。パロリン枢機卿は良い合意だと言っていますが、私たちは合意締結前、締結中、締結後のすべての事実から判断して、悪い合意であることを恐れています。

(1) 合意書の締結前。

協定の調印は、長いプロセス、妥協の政策である東方政策(Ostpolitik)の結論でした(そして、その最終目標は外交的成功-中国バチカン関係の再確立)。この20年ほどの間に、聖座の権力者グループは、中国の政府統制教会を支持し「地下」教会をないがしろにしていました。これは、教皇ヨハネ・パウロ二世と教皇ベネディクト十六世の方向性に反するやり方でした。

全体主義体制の下で生活した経験を持つ2人の教皇は、「東方政策」を信じていませんでした。

今の教皇フランシスコは、全く異なる経験を持ち、共産主義者に共感を持っています。南米では彼らはしばしば政府によって迫害されています。しかし、中国の共産主義者は教会の迫害者であり、ヨーロッパではナチスや共産主義者のようです。東方政策は失敗でした。

このような長年の宥和政策を考えると、良くない合意しか期待できませんでした。彼らは合意が完璧ではありえない、しかし、不完全なものが「悪い」という意味ではない、と言います(パロリン枢機卿は、"悪い合意は合意がないよりも良いだろう" とさえ言っていました!これは私の理解を超えています)。

私たちは協定の内容を知りませんが、20年近くにわたるバチカンの妥協戦略から、合理的に協定の内容を推測することができます。

【以前の不文の合意によれば】聖座が、司教職のための「許容できる」候補者の1人か2人の名前を「秘密裏に」承認し、共産主義政府も、彼らを「許容できる」と「秘密裏に」認め、その名前を選ぶための偽の選挙が行われ、聖座は選出された候補者を承認し、その後司教叙階が行われます(任命の「教皇勅書 Pontifical Bulla」は、司祭叙階の間に読まれるのではなく、その前に香部屋で読まれます)。このようにして、違法な叙階を避けることができる、とされます。

しかし、このような「秘密」の取引【がいつでもできるということ】の保証はありません。どれほど多く、バチカンは、圧力の下で、中国共産党が選んだ名前を受け入れたことでしょうか。聖座が降伏するにはあまりにも酷いケースがいつくもありますし、ですから、結局は違法な司教が生まれることになるのです。

だから書面による合意が良いというのでしょうか?しかし、それはどんな合意なのでしょうか?

今の状況では、先ほど見てきたように、期待できる最善の合意だとしても、ハンガリーの神学者アンドラーシュ ・フェヤルディーが説明しているように、ローマ教皇庁がハンガリー政府との間で交わした合意に似た合意でしかないでしょう。彼はこう言います。「...聖座は、自由な任命という教会法の原則に違反しない解決策を正式に受け入れたが、実際には候補者を選択する際に決定的な影響力を政権に与えた」と。

さらに、バチカンの一流外交官たちは、歴史の教訓を忘れてしまったのでしょうか。ナポレオンやヒトラーと結んだ政教条約の失敗のことを。全体主義大国の言葉を信用することはできません。彼らは、自分たちの力が自分の約束を守ることを免除してくれると信じています。

バチカンとの対話を続けている間、中国共産党は教会への迫害を決して譲歩しませんでした。バチカンは小さな兆候を得たのでしょうか?中国政府は、拘束されている司教や司祭について話すことさえ拒否しました(ある年配の司教は、20年以上もの間「失踪」しました!ある司祭は「自殺」していたと合理的に信じられています!)。

合意に署名する前のこのような現実を考えると、この合意が教会の自由のために何か進展をもたらすことを期待する正当な理由はありませんでした。それは、パロリンが言い続けているように、正しい方向への旅の始まりではなく、滑りやすい坂道から落とし穴への最後の転落なのです!

(2) 協定の調印の機会に、一見、協定とは関係のないように見える何か恐ろしいことが起こされました。彼らは、教皇の同意なしに聖別され、違法の、破門された7人の「司教」を、合法化したのです。

多くの合法化がヨハネ・パウロ二世によって認められました。ヨゼフ・トムコ枢機卿が教皇庁福音宣教省長官を務めていた時には、1970年代末から多くの合法化が行われていました。中国政府の新しい開放政策とバチカンとの遣り取りの容易さを考えると、文化大革命以前に違法に叙階された中国の何人かの司教たちは、教皇に合法化を求めて嘆願しました。適正な調査の後、彼らは、強い圧力(党への抵抗は投獄や労働収容所での拘禁につながり、多くの人が死亡する可能性があります)の下ゆえに、やむを得なく非合法的に司教になることを受け入れた善良な司祭であると認定されました。彼らは、最終的に教皇によって赦免され、羊の群れの良き羊飼いとなることを約束され、信徒たちは自分たちの司教が合法化されたことを喜んでいました。

しかし、問題の7人【注:雲南省昆明教区・馬英林、安徽省安徽教区・劉新紅、河北省承德教区・郭金才、広東省汕頭教区・黄炳章、四川省楽山教区・雷世銀、黒龍江省黑龍江教区・岳福生、福建省閩東教区・詹思禄】は大きく異なります。彼らは強い圧力を受けていたわけではなく、長年にわたって反抗的に行動し、自分たちが簒奪した聖なる力を使って、助祭や司祭を叙階したり、他の違法な司教の叙階に参加したりしていたのです。そのうちの2人【注:劉新紅と雷世銀】は独身生活をしていないことで知られています。

今、聖座は彼らの破門を解除しただけでなく、7つの教区の司教として彼らを認め、そのうちの2つの教区には元々合法的な地下司教【注:広東省汕頭教区・莊建堅司教と福建省閩東教区・郭希錦司教】がいましたが、身を引いて道を譲るように求められました。

信じられません。聖なる教会は、どのようにしてこのような狼を羊の群れの羊飼いに任命することができたのでしょうか。彼らは公の場で悔い改める兆候もなく、教皇の赦しに感謝の意を示すこともなく、勝利を唱えて回っています。

どうやら彼らの合法化は、共産主義者が合意を受け入れるためにバチカンに課した条件だったに違いありません。この二つを結びつけると、7人は合意に沿って指名される司教のパターンであるという印象を受けます。そうだとすれば、天主の家は「強盗の巣」になりそうです! 新たな伝道の可能性はどこにあるのでしょうか?

(3)合意締結後の事実

合意は秘密ですが、リークされた情報によると、プロセスはバチカンではなく、中国から始まったことを知ります。いわゆる「民主的な」選挙を受け、いわゆる「司教会議」によって選出者は聖座へ提示されます(これはすべて「中国式」自由の中で行われます)。主導権は今、無神論全体主義政権の手中にあります。

- 「パロリンとその同志ら」は、「最後の一声は教皇に属し、中国政府はついに教皇をカトリック教会の最高権威として認めた!」と言っています。

彼らが合意の中国語の本文を見せてくれない限り、私はそのような言葉が合意の中にあるとは信じていません(私たち中国人は言葉遊びの達人です!)。

教皇が拒否権を付与されている場合でも、当惑することなしに何度それを使用することができるでしょうか?そして、拒否権の後も、別の名前の選択はまだ政府の手中にあります。書かれた合意が、以前に実践された不文の妥協案よりも悪いことは明らかです。

- パロリンは、「合意は司教の指名についてのみであり、他のことと混同してはならない」と言っています。

どうしてそのような抽象化ができるのでしょうか。あなたは、合意がカトリック教会をすべての宗教に対して行われた戦争の標的になることを免除することができると思いますか?

私は、この2年間に起こったすべての事実が合意に起因しているわけではなく、合意に署名したにもかかわらず起こったということを言っているのです。

ところで、実際のところ、合意自体は何も引き起こしておらず、1人の司教の任命も行われていません。2つの叙階は、協定よりもずっと前から承認されています(合意が円滑に機能していたというのはばかげています)。

合意があれば、より友好的な関係や親切な扱いを期待するかもしれませんが、まさにその逆です。18歳未満の未成年者が宗教活動に参加することはもう許されず、地下の礼拝所は閉鎖され、個人宅でのミサはもう許されず、その場で捕まった者には重い罰金と禁固刑が科せられたのです。

最悪なことは、合意の秘密の性質から来ています。秘密であることは、政府の手中にある便利な道具となり、カトリック信者からすべてを要求することができるようになりました。例えば、地下教会にむかって地下から出てきて、愛国協会、すなわち独立した(離教)教会に加われ、と言うとか、そうすることが、【バチカンとの】合意の内容だ、教皇様のお望みだ、と言うことです。

フェルナンド・フィローニ枢機卿が出てきて、「騙されてはいけない、それは合意【条項】にはない」と人々に言いました(おそらくこれが、彼が定年を迎えるちょうど2年前に解任された理由だったのでしょう)。

パロリン枢機卿はフィローニ枢機卿に反論することができませんでしたが、はるかに「急進的」なことをしました。彼は合意にないことをしました。「国家」教会への参加を宣言する文書に署名することによって政府に登録するように皆を招待したのです(中国の聖職者の民事登録に関するバチカンの指導ガイドライン 2019年6月28日)。

明らかにパロリン枢機卿が起草した文書です。それは、聖座の名で、管轄部署の指定も署名もなく発行されました(彼のサインもなく、フィローニ枢機卿のサインもありません。フィローニ枢機卿は、当時まだ教皇庁福音宣教省長官でした)。このような重い神学的な意味合いを持つ文書は、教理省の審査にも提出されていなかったのです!

私はすぐにローマに飛び立ち、教皇フランシスコの手に私の「疑い」(dubia)を渡し、すべての枢機卿に「疑い」のコピーを送りました。その返事として、ジョヴァンニ・バッティスタ・レ首席枢機卿のおかしな手紙が来ました。

かれらによると、これはすべて私の個人的な見解だ、と。しかし私は事実を述べているのです!

彼らの見解は?

- パロリン枢機卿は、合意は偉大な成果であると言います。「今では署名するだけです。草案はすでにベネディクト十六世によって承認されています。」

これはあからさまな嘘であり、私たちの名誉教皇への侮辱です。ベネディクト十六世が2010年に署名を拒否したのは確かです。

- 「この合意は画期的なものです。中国のすべての司教が合法となり、教会は一つになりました」
多くの司教は、あなたが彼らに「合法」というレッテルを貼ったからといって、合法的なのではありません。彼らは中国共産党への絶対的な服従、すなわち中国化の原則に従って、国家権力への忠誠を公然と公言しているのです。統一は今「鳥かご」の中で達成されたのです。【中国共産党に依存しないで活動していた地下教会が、中共のコントロールの中に入ったので、統一されたことになった。】

- 「違法な司教はもういません!」
無神論全体主義政権は約束を守りません。さらに悪いことに、東方政策のウイルスは、まだふさわしくない【悪しき】人が司教に叙階されることをバチカンに認めさせるかもしれません(司教がいないよりも、ふさわしくない【悪しき】司教の方がいいのでしょうか?)。

- 「司教、司祭、秘蹟は、通常の信仰生活には欠かせないものです」
通常の時はそうですが、今は迫害を受けています。迫害の時には強制的に秘蹟を奪われるかもしれませんが、信仰を棄てることはできません!

「カタコンベに戻れ!」これは私が中国の絶望的な兄弟たちに言っていることです。「あなたが(危険を冒して)共に祈る時、天主はあなたの心の中に、あなたの家族の中におられます。より良い時代が来るのを待ちましょう、それはそう遠くないかもしれません」と。

DWニュースの宗教専門家マーティン・ガク氏は、「東方政策」という言葉を避けて、「約束 engagement」と言っています。彼は、悪の体系との「約束」の危険性の前に、全世界が覚醒した状態にあることに気づかないのでしょうか。

- 彼は、「約束」があれば、自分の民をその場で助けてもらうことができると言っています。
明らかに、彼はブダペストの教皇大使が地方の教会の誰であれ会うためには、政府からの許可が必要だったことを知りません。

- 彼は、「いかなる合意も、政府のなすがままに、信徒たちを不利な状況に置くことにはならないだろう」と再び言っています。
中国のすべての人が、党の「なすがまま」(at the "mercy" of the Party)になっていることをどうして無視することができるのでしょうか。

- 最後に、彼は「信仰の堅固さ」を「精神的驕りの楽な姿勢」と表現しています。
彼は単に信仰とは何かを知らないだけです。

- 「対立ではなく対話を!」
真の対話は、両者が対等に「座る」ときにのみ可能です。土下座をしていたら、対話をする立場にはありません。(戦争の)敗者は公正な和平合意を得ることができないのです。多くの人権侵害に対するあなたの長い間の驚異的な沈黙は、あなたを敗者の座に付けてきました。

では、あなたはライオンに立ち向かうウサギを有罪にすることができますか?私たちはしっかりと信じています。天主の小羊【イエズス・キリスト】は、ライオンとウサギの両方の世話をしてくださる、と。

陳日君枢機卿

王たるキリストの祝日の前日に書き終える。

主の御国は、真理と命の王国、
      聖徳と聖寵の王国、
      正義と愛と平和の王国。


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