普天間と辺野古

昨日、官房長官と沖縄県知事の対談が行われたらしい。

普天間基地の県外、もしくは国外移転と早期の普天間基地返還を迫る沖縄県知事。
普天間返還には辺野古への移転が唯一の解決策とする官房長官。
議論はかみ合わなかったようだ。
地政学的にどうだとか、軍事バランス上どうだとか、昨今の東アジアの緊迫状態がどうだとか、
それについては元気有しない。

思い出されるのは、当初「最低でも県外」と言い、その後前言を翻して県外は無理といった首相。
トラスト・ミー　が話題になり、日米の乖離の原因にもなった。

トラスト・ミーもビリーブ・ミーも日本語に訳せば「私を信じて」ですが、重みは全く違う。
「私の言うことを信じて」のビリーブ・ミーと、「私を信じて任せてくれ」のトラスト・ミー。

言われた方は、君の言うとおりだ、となるのか、任せてついていくのでよろしく、となるのか。

映画の字幕では字数制限もあるけど、より直感的にわかるように「任せろ」とされることも多い。
首相発言を受けて、私のところには基地を引き受けてもいいという話がたくさん来ている、
と言ってた大物政治家。

お二方とも反省の弁は述べられたんでしょうか。
いや、そもそも政治家は政策関連の失敗についてはほとんど反省しないよね。
法令違反ではすぐ謝るけど。
引退された方の方は、いまだに飛んでもなく素晴らしい発言が時々メディアに取り上げられているので、
自分のやったことは間違ってないと考えておられるんでしょうね。
県外は無理って訂正したじゃん、と思っておられるのかも。