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映画「超高速!参勤交代リターンズ」@ユナイテッドシネマ豊洲

2016-09-12 14:27:28 | 映画感想
2016/9/10、ユナイテッドシネマ豊洲。
3番スクリーン。D列を選択。

佐々木蔵之介、深田恭子、西村雅彦、上地雄輔、寺脇康文、
六角精児、柄本時生、知念侑李、伊原剛志、市川猿之助、
古田新太、渡辺裕之、宍戸開、石橋蓮司、中尾明慶、富田靖子。



前作は徳川吉宗の治世に湯長谷藩(ゆながやはん、現福島県)の
藩主、内藤政醇(まさあつ、佐々木蔵之介)が、江戸勤めを終えて
帰国したところから始まる。

ところが、息つく間もなく、金山隠ぺいの疑惑を指摘する
老中の松平信祝(のぶとき、陣内孝則)の画策により、
5日以内に再び参勤せよとの命が下る。

金もない時間もない中、参勤を決意した内藤政醇は、
家老の相馬兼嗣(かねつぐ、西村雅彦)の知恵を借りて、
苦心惨憺しながらもなんとか期限ぎりぎりに参勤を果たして疑惑を晴らし、
松平信祝は老中を罷免される。

内藤政醇は、参勤の途中で昵懇になった遊女、お咲(深田恭子)を身請けし、
側室として迎え入れるが、帰路の費用がなく、結局走って帰る羽目になる、
という落ち。



今作はその続編。

行きは参勤、帰りは交代。

前作の終わりでは走って帰ると言っていたのに、
1か月経っても一行は帰国せず、

途中で道場破りや大道芸などで銭を稼ぎ、まだ牛久辺りにいて、
殿、内藤政醇とお咲の祝言を上げるところだった。

相前後して、将軍吉宗(市川猿之助)が55年ぶりに日光社参を敢行。
その恩赦により、蟄居となっていた松平信祝は蟄居を解かれ老中に復帰した。

その頃、湯長谷藩で突然一揆が起こり、幕府から目付が湯長谷藩に向かった。
江戸屋敷から内藤政醇のもとに連絡が入ったが、目付役が班に到着する前に、
一揆の収拾を行えなければ、藩の取り潰しは必定。
目付より先に帰国するためには2日で帰らなければならない。

飲まず食わず休まず眠らず、一気呵成に走り抜けて帰国するしかない。
かくして、前作にもまして過酷な「交代」が始まった。

(ただし、お咲はスーパー早駕篭により、追いかけてくることに)

はたして内藤政醇以下家臣は目付より先に帰り着くことができるのだろうか。
はたまた一揆の裏にあったとんでもない策略とは。

**

前作の主要キャスト続投。
国元でのトラブルのため、相馬兼嗣の妻と娘、荒木源八郎の妻(富田靖子)らが活躍、
庶民の女性たちも活躍する。

それらは良いとして、エピソードを盛り込み過ぎた感があって、やや話がばらけすぎ。
陣内孝則の計画の大きさを示そうとするあまり、かえって散漫になっている。
田口浩正のシーンなど要るか?

さらに、事件解決に割ける時間(尺)の都合だろうが、あっさり事情をばらすし、
将軍××計画はその後の経緯もわからないままうやむやになってしまった。

尾張柳生が宿願達成のためにあれだけやったのに諦めるのが早すぎる。
もう、や~めたって感じでしたからね。

エピソードを減らし、展開をもう少し単純化しても十分面白かったはずで、
実際、ちりばめられた小ネタも面白かった。

**

前回も疑問に思ったが、「正室がいないのに側室」の件は、まれにそういう事例があった、
とWikiにあったのでなくはないようだ。

ただ、どういう場合にそういうことがあったのかはよくわからないし、
江戸時代の事例かどうかも記述はなかった。

この映画の場合、「遊女を正室には・・・」で側室、ということよりも、
国に連れ帰るには側室である必要があった、ということかも。

前作で深キョンを正室にして江戸屋敷に置き別れるラストにしなかったのは、
続編を想定していたからか、それとも瓢箪から駒?

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2 コメント

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Unknown (クマネズミ)
2016-10-11 05:37:46
「「遊女を正室には・・・」で側室、ということよりも、国に連れ帰るには側室である必要があった、ということかも」とあります。確かに、内藤政醇はお咲きをいつも傍においておきたかったのかもしれません。ただ、武家諸法度に「国主・城主・一万石以上ナラビニ近習・物頭ハ、私ニ婚姻ヲ結ブベカラザル事」とあり、藩主等は幕府の許可なく結婚できなかったようで、内藤政醇がいくら厚顔でも、遊女との婚姻の許可をわざわざ幕府に求めにくかった、とも考えられるのですが?
クマネズミさんへ (KGR)
2016-10-11 22:24:19
>遊女との婚姻の許可をわざわざ幕府に求めにくかった

なるほど。
そういう面もあったかもしれませんね。

ただ、前作でお咲は武家の養女にしたと言ってましたので、婚姻申請時点ではすでに遊女ではなく、武家の子女になっているはずです。

また、藩主など有力武家が婚姻を幕府に願い出るシーンは過去映画やドラマでもあまり見た記憶がなく、私を含めた時代考証に疎い一般観客が予備知識として持っているとするのは多少難しいかもしれません。

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