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映画「ダンケルク」@109シネマズ木場

2017-09-14 23:08:56 | 映画感想
2017/9/10、109シネマズ木場。5番スクリーン。

中央通路直後のF列を選びたかったが空いておらず、通路前のD列を選択。
前過ぎることはないが高さ的にはやはりF列のほうが良さそう。



フィオン・ホワイトヘッド、アナイリン・バーナード、
マーク・ライランス、トム・グリン・カーニー、
トム・ハーディ、ジャック・ローデン、ケネス・ブラナー、
ジェームズ・ダーシー、キリアン・マーフィー。



1940年5月、ドイツ軍の侵攻に撤退を余儀なくされたイギリス・フランス兵。
その数40万人は、ベルギーとの国境にほど近いフランス北岸のダンケルクに集結。
イギリス軍の救出を待っていた。

町中に取り残されたイギリス兵の中で生き残った二等兵のトミー(フィオン・ホワイトヘッド)は、
一人海岸で救出を待つ兵の列に加わる。

偶然出会った男(氏名不明、ギブソンとしておく、キャストはアナイリン・バーナード)と、
負傷兵をダシにして先に船に乗ろうとして失敗。

しかし、その船も撃沈し乗っていたアレックス(ハリー・スタイルズ)を助ける。

その後もトミーはギブソンやアレックスとともになんとか危機を逃れようと
あれこれもがくが、脱出はうまくいかない。



海岸の兵を援護するスピットファイアー3機がダンケルクに向かっていた。
途中で隊長機は撃墜されてしまい、2機でダンケルクに向かう

2番機はファリアー(トム・ハーディ)、3番機はコリンズ(ジャック・ローデン)
イギリス艦船攻撃に向かう爆撃機とメッサーシュミットを発見し空中戦となる。

コリンズは被弾して飛行不能になるが、脱出せず着水する。
ファリアーは爆撃機を追うが、間に合わず、桟橋のイギリス船は爆撃を受ける。



イギリスは、海軍の艦船が足りず民間の船舶に協力要請を出す。
ドーソン(マーク・ライランス)は救出に向かう船舶の一つ。
息子のピーター(トム・グリン・カーニー)とその友人、ジョージ(バリー・ケーガン)と
ダンケルクに向かう途中で沈船の上のイギリス兵(キリアン・マーフィー)を助ける。
イギリス兵は恐怖のあまり、ダンケルクには向かうな、と叫ぶ。



果たしてダンケルクに集結したイギリス/フランス兵は撤退することができるのか。



海岸、海、空の出来事が時系列が入れ子になりながら進む。
トミーの視点、ドーソンの視点、そして、ファリアーの視点で話がそれぞれ進んでいくが、
同じタイミングで進行するわけではないので、説明は難しいが見る上での混乱は少ない。

変なナレーションやテロップが無くても観客に物語の進行具合や時系列の入れ子を理解させる。

キーとなるシーン、例えばスピットファイアー3機が並んで飛んでいるシーン。
1機が着水するシーン。
青いキャビンの船が沈みかけているシーン。
それらが物語の中で、ここはあのシーンと同じタイミング、
このシーンはあのシーンからつながるなどの時系列を、
それぞれを各シーンの主人公の視点で見ているんだということを教えてくれる。

昼になり、夜になり、また昼になる。これらも時間の経過、長さの違いを端的に示している。
編集の妙であり、展開の見せ方のうまさである。



CGを使わないことでも有名な、クリストファー・ノーラン監督。
とは言いつつも全くCGを使わないことはないと思うが、飛行機は本物というかレプリカを作ったらしい。
着水や砂浜への着陸も本物だとすれば見事。



戦争映画というと、最近はリアリティ重視のものが多い。
銃撃戦や爆破はより過激になり、死傷者の姿もより残虐に描かれることが多い。

本作では、空中戦以外の派手な撃ち合いはない。
そもそも、陸戦における銃撃戦も冒頭の海岸に出るシーンまでだけ。
後は一方的にイギリス軍がドイツ軍にやられるシーンばかり。

ただし、それはドイツ軍憎しを煽るためではなく、戦争の悲惨さを示し、
必死で生きようとする兵卒の悲哀を表していると感じた。

戦争をこういう描き方もあるんだな、という感じだった。



ハイランダーズを字幕では高地連隊としていた。
間違いではないし、文献などでもそう書かれるようだが、ハイランドはイギリス北部のこと。

ハイランダーズはスコットランド出身者で編成された部隊のことを言うらしい。
勇敢な部隊として一目置かれていたそうだ。



ジェームズ・ダーシーの役名を中尉としたが、IMDBによれば役名は「lieutenant」。
アメリカ映画で見ることが多いので、ルーテナントと読むと思っていたが、
イギリスではレフテナントというらしい。(by Wiki)

階級は国や軍によっても違うが、イギリス陸軍では中尉なので、中尉とした。


*** 追記 ***

飛行機が少ない。
特にドイツ軍は何をしていたんだ、海岸を爆撃しないのはなぜという書き込みが多いが、
Wikiによれば、「大戦中、ダンケルクの町は空襲によって大部分破壊されている」とし、

別の項目では「ドイツ空軍機の損失132機に対し、イギリス空軍は474機を失った」とある。
また、「撤退兵たちはこの大きな支援には霧が深くて見えなかったため、殆ど気付かなかった」と
あり、映画に描かれない部分で多くの空中戦が行われていたようだ。

** 追記終わり **

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2 コメント

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逃げに逃げ・・・ (iina)
2017-09-20 13:34:54
時系列の撮り方は、見た後で知りましたが気にならなかったです。
戦争で生きながらえるのが、かくも難しい地獄を味あわねばならないなんて、、、。

ドイツ語で、「ダンケシェン」Danke schoen  は よく聞きますが、「ダンケ」ともいうそうです。

Danke(ありがとう)に schoen を加えることで、より丁寧な表現になるのと「心を込めた」というニュアンスがあるとか・・・。

フランス北端の港町ダンケルクでは、ちっとも有り難くないドイツ軍の銃弾を浴びせられ、脱出また脱出の逃げる撤退作戦でした。

iinaさんへ (KGR)
2017-09-20 15:46:00
>時系列の撮り方は、見た後で知りましたが気にならなかった

夜のシーンもあったから時系列がグチャグチャなんだな、とは思いましたが、違和感は全くなかったです。
そのあたりの見せ方もうまいな、と思いました。

danke は thanks、thank you
danke shoen は thank you very muchです。
なお、shoen の oe は本当はö(oの上にチョンチョン、オー・ウムラウト)なんですが、通常のアルファベットにはないので、oで代用するか、oe(oの口でeの発音をする)と書きます。
以上、ミニ知識でした。

ドイツ語では、他に「こんにちわ」「さようなら」「ドイツ語は喋れません」「時間がありません」がしゃべれますが、後はちんぷんかんぷんです。

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