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アカデミー作品賞受賞映画は売れるか

2020-02-13 17:53:26 | 映画関連
ある局で今年のアカデミー作品賞を取った「パラサイト」推しが激しい。
まるで配給に1枚噛んでいるかのようだ。(実際は噛んでないようだけど)
映画の紹介をニュースを見ていると、まるで興収トップに躍り出そうな勢いに見える。
果たしてそうなのか。

確かに「パラサイト」のアカデミー作品賞受賞は素晴らしい、快挙である。
未見だが、ストーリーも面白いようだし、笑いと戦慄、そしてどんでん返し。
(実のところ、ある程度のあらすじは知っているが、ここではネタバレはしない)
日本ではいまいち理解しがたい部分もあるようだが、格差社会に対する風刺もある。

現在までに日本で16億円を稼ぎだしている「パラサイト」が「私の頭の中の消しゴム」の30億円を抜いて
韓国映画の日本国内興収歴代1位になる可能性は大いにある。

この映画のことではないがアカデミー作品賞映画が必ずしも一般受けする娯楽映画とは限らない。
いや、むしろ今までの作品賞はどちらかというと小難しい考えさせる映画だった気もする。
アカデミー作品賞を取るような良い映画であっても売れる映画とは限らないということだ。

ということで、ここ20年のアカデミー作品賞受賞作が日本でどの程度売れたのか気になった。
作品賞ということで売れるのか、それとも娯楽大作に埋もれてしまうのか。

このうち日本国内の興収がヒットの目安である10億円を超えたのは半分の10本。

2000年:グラディエーター、国内洋画20位(以下、順位は国内洋画の興収10億円以上のランキング)
2001年:ビューティフル・マインド、17位
2002年::シカゴ、9位
2003年:ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還、4位
2004年:ミリオンダラー・ベイビー、23位
2005年:クラッシュ、圏外
2006年:ディパーテッド、18位
2007年:ノーカントリー、圏外
2008年:スラムドッグ$ミリオネア、17位
2009年:ハート・ロッカー、圏外
2010年:英国王のスピーチ、13位
2011年:アーティスト、圏外
2012年:アルゴ、圏外
2013年:それでも夜は明ける、圏外
2014年:バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)、圏外
2015年:スポットライト 世紀のスクープ、圏外
2016年:ムーンライト、圏外
2017年:シェイプ・オブ・ウォーター、圏外
2018年:グリーンブック、16位
2019年:パラサイト 半地下の家族、ランキングは未定だが既に10億越え

ノミネート作品は、いろいろ変更があり、年によって5本から10本と本数が変化しており合計143本。

そのうち、10億円を超え映連の年間興収ランキングとして発表された映画は昨年分までで39本。
日本で今年のランキングに計上される「パラサイト」のような映画もあるので、40+αとして、
100本は10億円に達しない、つまりヒットしなかったことになる。その率は実に7割。

アカデミー作品賞に選ばれてもヒットしなかった映画は半分で、候補作に至ってはその7割がヒットしなかった。
これがアメリカではどうだったかは、調べるのにかなり労力を要するので今回はパスしておく。




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