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三菱商事、重工、トルコ財閥チャルックHD傘下企業都と共同、トルクメンで肥料プラント

2014年08月21日 09時41分50秒 | thinklive

トルクメニスタン向け大型肥料プラントの受注が決定

三菱商事株式会社(以下、三菱商事)とGAP Insaat Yatirim ve Dis Ticaret A.S.(以下、GAP社)は、トルクメニスタン政府による正式発注決議を受け、三菱重工業株式会社(以下、三菱重工)と共に、トルクメニスタンの国営化学公社トルクメンヒミヤより大規模なアンモニア・尿素肥料プラントを受注する事が決定しました。
 
本件はトルクメニスタン北西部カスピ海沿岸の都市ガラボガズに、天然ガスを原材料とする同国最大の尿素肥料プラントを建設するものです。受注総額は約13億ドル、生産開始は18年の計画で、日産2,000トンのアンモニアプラント、同3,500トンの尿素プラント及び周辺インフラ・出荷設備で構成されています。
 
三菱商事は三菱重工と共に肥料プラントの設計、製作・機器調達・試運転までを担当し、トルコ有数の財閥チャルックホールディング傘下のGAP社 は詳細設計を含む建設工事を担当します。また、本プラントの契約履行にあたっては、三菱商事マシナリ株式会社(以下、三菱商事マシナリ)の協力を得て取り進めます。
 
トルクメニスタンは世界第四位の埋蔵量を誇る天然ガスによって近年順調な経済成長を続けています。その天然ガスの輸出に関し、同国政府はその高付加価値化や輸出・販売ルートの多様化に積極的に取り組んでいます。今回の尿素肥料プラント建設もその一環で、生産される尿素肥料は世界的な食料増産の流れから海外市場に向けて輸出される計画です。
 
三菱商事は今まで世界各国でプラント建設に携わっており、今後も中央アジア、中東、アフリカ等で化学プラント市場におけるプレゼンスを高め、関連分野での継続受注を目指します。
 
 

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