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ネット通販のシェアから見える今後の成長のための課題

2019年11月01日 16時29分51秒 | 乗用車」

インターネット通販で購入するモノの選び方が二極化している。旅行やチケットは半分超の金額をネットを通じて買っており、順調に増えている。一方で比率の低い食料品や生活用品は振るわない。ネット経由の消費額は全体の16・7%と横ばい圏。消費できる金額が限られるなかで、ネット購入の向き不向きを消費者は冷静に判断しているようだ。

 インターネット通販でどのサイトを利用しているかを複数回答で聞いたところ、首位の楽天(64・9%)と2位のアマゾンジャパン(東京・目黒)のサイト(64・8%)が拮抗した。

 年代別では、楽天は40代と60代以上で利用率が7割を超える一方で、10代後半は26・5%、20代は49・0%と低迷した。全世代で60%以上の利用率となったアマゾンに比べて、中高年層頼みが鮮明となった。

 楽天はクレジットカードの「楽天カード」を中心に複数のサービスを利用するとポイント還元率が高まるなどの施策で顧客を囲い込んでいる。カード利用が多い中高年層の利用者を引き付ける。一方、カードを作成できない若年層で利用者が伸び悩んでいる。

 3位のヤフー!ショッピングは利用率が33・1%にとどまる。楽天ほどではないが、若者の利用が中高年より鈍い。Zホールディングス(旧ヤフー)が衣料品通販サイト運営のZOZOを買収するなど、M&A(合併・買収)をテコに上位2サイトを追う。

 通販サイトの物流の現場では、運転手などの人手不足が続く。各社は配送時間の指定や宅配ロッカーの活用など再配達対策を進めている。アマゾンジャパンのジェフ・ハヤシダ社長は「消費者の荷物の受け取り方の選択肢を増やす」と話す。

 選ばれる鍵のひとつとなる配達サービスについて聞いたところ、「配送時間の指定」を利用した経験があるのは49・8%、注文から半日以内で届ける「短時間配送」は31・3%だった。1年前の前回調査からあまり変わっていなかった

 また、「自宅やマンションの宅配ロッカー」を利用した人は26・9%だった。「店頭や駅のロッカーでの受け取り」は21・2%、玄関や車庫などに荷物を置いてもらう「置き配」は17・2%にとどまる。自宅で荷物を直接受け取りたいという消費者の需要は根強いようだ。

 サービスの質と料金の関係を聞くと、安さを重視する人が4分の3を超え圧倒的に多かった。

 家電やファッションなどネット通販の需要が拡大するなか、生鮮品のネット通販は伸び悩んでいる。

 生鮮品のネット通販を「利用したくない」と回答した人は72・8%で、「利用したい」を大きく上まわった。「鮮度や商品の状態を自分の目で確かめたい」(73・6%)や「送料や会費が割高に感じる」(39・2%)ことなどが普及の壁となっている。

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