*問題は空の渋滞カンリ、AmazonとGoogleの2社の無人機で空が溢れかねない、優先順位のカンリがタイヘン、
*Googleはボストンの軍事用のロボット犬「Bigdog」の開發会社、Boston Dynamics社も買収している、
グーグルの無人機のイラスト。同社によると、公園で飛ばすリモコン飛行機よりも自社が開発中の自動運転車と共通点が多い Google
米グーグルの先進研究所「グーグルX」は28日、小型の無人飛行機(ドローン)を使った物資の配送システムを開発していることを明らかにした。同様の無人機では、米ネット小売り大手アマゾン・ドット・コムが既に配送用無人機を試験中で、ドミノピザも昨年、無人機を使用したピザの配達を実験済みだ。
グーグルによると、「プロジェクト・ウイング」と名付けたこの配送システムの試作機は今月、オーストラリア・クイーンズランド州の2軒の農家にチョコレート菓子やイヌのおやつ、牛用ワクチン、水、ラジオを届けた。
試作機は幅が5フィート(約1.5メートル)、高さが2.5フィート(約0.8メートル)の固定翼機で、4つのローターを備えている。運ばれる品物は翼の真ん中の隙間に挿入される。飛行試験は昨年開始したという。
米国では商業用無人機の使用はほぼ禁止されている。ただ、米連邦航空局(FAA)はこうした状況を変更する規制を検討中で、6月にはエネルギー大手の英BP向けに、米国土で初となる商業用無人機の飛行をアラスカ州で承認した。
グーグルは2011年に無人機の開発に着手したが、「1日に複数配送するために複数の無人機を使用したサービスを開発するには数年かかる」との見通しを示していた。
グーグルは、ボタン操作によって、プログラム化されたルートを地上130~200フィート(約40~61メートル)の高さで無人機を飛行させることを目指している。最も効率的なルートを選ぶために極めて正確な航行が必要になるという。騒音を抑え、地上にいる人々のプライバシーや安全を確保しながら、玄関先ほどの狭い場所に品物を配送することも必要だ。