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富士通、ニフティ個人事業売却へ.KDDI。伊藤忠応札へ

2016年10月18日 09時07分34秒 | thinklive

トリ残された恐竜の感じである、

株価推移 575.2前日比+2.4(+0.42%)

1株利益4109 配当8

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富士通は子会社ニフティの個人向けインターネット接続事業を売却する手続きに入った。1次入札を始めており、KDDIや伊藤忠商事など6~7社が応札の意向を示したもようだ。年内にも売却先を決める。パソコンからスマホへの需要シフトで固定回線を利用したネット接続サービス事業は伸び悩んでおり、ニフティ売却を機に業界再編が進む可能性がある。

 オリックスや丸紅も応札する考え。事業全体を買収した場合、200億円規模になるとみられる。富士通は東証2部上場だったニフティを株式公開買い付けで7月に100%子会社にした。ニフティの企業向けクラウドサービス事業を本体に取り込み、ネット接続など個人向け事業は他社との連携を模索すると表明していた。

 事業全体の売却案のほか富士通との共同出資会社として運営する案など形態を問わずに提案を募っている。月内にも2社程度に絞り、2次入札を経て年内に最終的な売却先を決める見通し。応札企業はニフティの顧客網を使い、ネット接続以外も含めてサービスを展開し、収益を高める考え。

 ニフティはネット接続事業の老舗で16年3月時点のブロードバンド接続会員数は134万人。光回線の接続事業では国内8位。16年3月期の売上高は668億円で5年間で3割以上、減った。大手携帯電話会社から回線を借りてサービスを提供する格安スマホなどの事業も手掛ける。

 固定回線利用のネット接続事業者は市場縮小で苦戦している。14年3月にはNECが子会社のビッグローブを日本産業パートナーズに売却した。


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