グーグル広告部門の4-6月は24%の増収となり、親会社アルファベットのパートナーサイトへの支払い分を除いたベースの売上高を262億4000万ドルに押し上げた。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は255億5000万ドルだった。
ピチャイ氏は、特に新興市場国でグーグルのデジタルマップの利用が拡大していると強調。これまでマップサービスの利益化は限定的だったが、同サービスにスロットや広告を導入するためより多くの方法を探るつもりだと語った。
売上高が急増した一方で、コストも大幅に増加した。グーグルの設備投資は53億ドルと、前年同期比87%増。ポラットCFOはアナリストとの電話会議で、グーグルのクラウド部門の販売マーケティング費用に言及した。
グーグルがウェブサイトやモバイル関連の提携先に支払うトラフィック獲得コスト(TAC)も4-6月期に64億ドルに増加した。ただ、広告収入の23%にとどまり、今年1-3月(第1四半期)の24%から割合は低下した。GBHインサイツのテクノロジー調査責任者、ダン・アイブス氏は「TACが予想を下回ったことは、4-6月期決算で明らかに注目すべき好材料だ」と顧客向けリポートで指摘した。