フランス:不法移民、雇用先を占拠 40カ所、就労ビザ求め4000人

2009年11月01日 | 国際
フランス:不法移民、雇用先を占拠 40カ所、就労ビザ求め4000人

 【パリ福原直樹】パリで地下鉄・バスを運営する「パリ交通公団」などフランス企業に雇用された不法移民約4000人が労働条件改善や就労ビザ発給を求め、雇用先の企業など約40カ所を占拠、社会問題になっている。政府は事態是正に乗り出した。

 不法移民を支援する大手労組「一般労働連合」(CGT)のブランシュ書記らによると、交通公団の場合、不法移民の雇用を約10年前から始めた。駅の改修工事が多く、十分な防護服や靴もないまま高温のコールタールを運び、手足をやけどした例も多い。賃金は深夜?早朝労働で70ユーロ(約1万円)と通常より低い。公団にはこれまで延べ約1000人が就労したとみられる。

 不法移民らはほとんどがアフリカ出身で、偽名で派遣会社に登録。派遣会社が公団に仕事をあっせんした。交通公団や派遣会社は彼らが偽名を使ったことを理由に「不法移民は雇用していない」と突っぱねているが、03年から交通公団で働くモーリタニア出身の男性(31)は毎日新聞に「派遣会社は偽名と知りつつ雇った」と語る。

 不法移民らは現在、パリで派遣会社や建築会社の団体など雇用先の各事務所で10?300人単位の座り込みを続けている。移民省は先週からCGTなどと交渉を開始。ブランシュ書記は「不法移民への就労ビザ支給などが得られれば、妥協する」と話している。欧州連合(EU)によると、EU内に流入する不法移民は年間約50万人と推定され、仏には現在、20万?40万人が不法滞在しているとみられる。

毎日新聞 2009年10月31日 東京夕刊
http://mainichi.jp/select/world/news/20091031dde035030008000c.html









米空母ジョージ・ワシントン、香港で記者団に公開

 中国領海に入った米空母ジョージ・ワシントンの船上は慌ただしく、上陸を控えた兵士らはざわついていた。29日午前7時40分、香港島のフェンウィック埠頭(ふとう)を出発した小型連絡船が30分後に香港島とランタオ島の間の海域に到着すると、南シナ海の水平線から米第7艦隊所属の空母ジョージ・ワシントンが徐々に近づいてきた。9万7000トン級の巨大原子力空母だ。

 空母ジョージ・ワシントンは同日、香港の各国取材陣約50人を船上に招いた。サッカーコート3面分はある長さ360メートル、幅92メートルの甲板には、早期警戒機や戦闘機スーパーホーネットなど航空機66機が並んでいた。波が高く、小型連絡船から空母の甲板に登るまでには海上で2時間待たなければならなかったが、甲板上はほとんど揺れがない「陸地」だった。

 デービッド・ラウスマン艦長には、記者団からきわどい質問が飛んだ。同艦長は「外洋進出を図る中国は友か敵か」という質問に対し、「すべての国は自国を守る国防力が必要だ。海軍力増強もそうした意味で理解すべきだ。中国海軍は協力すべき分野を多く持ち、われわれの良きパートナーだ」と答えた。

 同艦長はまた、中国の空母建造時期について、「空母建造は容易なことではない。先端技術と資材、労働力、建造運用能力が組み合わさってこそ可能だ。中国が完全な空母を保有するには相当期間かかるだろう」と語った。

 空母ジョージ・ワシントンが同日停泊した海域は中国領海だ。香港が1997年に英国から中国に返還され、香港は一定の自治権を持つ特別自治区となったが、中国人民解放軍が香港に進駐して、防衛に当たっている。カナダで発行される中国専門の軍事専門誌『カンワ・ディフェンス・レビュー(漢和防務評論)』のアンドレイ・チャン編集長は「中国人民解放軍が空母ジョージ・ワシントンの香港寄港を認めたこと自体、意味がある出来事だ」と評価した。昨年末には米国が台湾に対する先端武器の大量売却を決定し、米中が激しく対立した。しかし、今回の寄港は、対立から1年もたたずに両国が軍事的に「融和局面」に入ったことを示すシグナルと受け止められている。
香港=李恒洙(イ・ハンス)特派員
2009/10/30 10:17:57
http://www.chosunonline.com/news/20091030000024









「魔界」のハロウィーンに水を差す人びと、米国

2009年11月01日 20:11 発信地:ワシントンD.C./米国
【11月1日 AFP】ハロウィーンの31日、全米の街や通りはゾンビや吸血鬼、魔女たちであふれ、悪霊や小鬼に仮装した子どもたちがお菓子を求めて家々を回った。

 年に一度、あらゆる化け物や死者たちが現世に繰り出す祭り、ハロウィーンが近づくと、米国の学校や地域センターはこの祭りの準備で一色だ。

 その一方で最近、ハロウィーンは異教信仰やオカルト崇拝に染まっていると批判する教会や学校、コミュニティなどが増えつつあり、伝統的な祝い方に異を唱える動きが出ている。

■「冥府の住民」と決別、キリスト教保守派

 その先頭に立つのがキリスト教保守派だ。

「多くの信者が、ハロウィーンの有り様に嫌悪を感じている」と、米国のキリスト教保守派団体のなかで最も影響力をもつ「フォーカス・オン・ザ・ファミリー(Focus On the Family)」の創設者、ジェームズ・ドブソン(James Dobson)氏はいう。「元来、キリスト教の周辺には、現在のハロウィーンのような『暗黒の側面』はなかった」

 ギブソン氏は子どもたちに、「冥府」を連想させるような扮装の代わりに、ディズニーのキャラクターのような「健全な」仮装をさせるべきだと提案する。

 メリーランド州のある教会では今年、「おぞましい仮装やゲーム」はいっさい行わず、小学生たちには聖書の登場人物の仮装をさせた。牧師は「われわれは聖書にのっとった教会。恐怖を盛り上げるようなハロウィーンはわたしたちの伝道にそぐわない」と語った。

 今日では宗教的な意味合いがほとんど薄れたハロウィーンは、キリスト教の「万聖節(諸聖人の祝日)」にあたる11月1日の前夜祭で、死者をしのぶ日とされる。しかし元来はキリスト教ではなく古代ケルト人の土着信仰で、夏の終わりを知らせ、魔界に敬意を払う祭りだった。

 ハロウィーンの「オカルト性」を危ぐしているのは米国だけではない。

 ハロウィーンの人気が高まるスペインでも、ローマカトリック教会の指導者たちが今週初め、ハロウィーンは「異教徒」が死後の生を祝う祭りで「反キリスト教的」との見解を示した。

■社会の多様化で宗教色薄める動きも

 一方で、セクシーすぎる仮装の登場や、ハロウィーンに女装してお祭り騒ぎをする同性愛者たちがいることに反発する声もある。

 米国では社会の多様化が進み、国内に様々な移民コミュニティが誕生した結果、新たにハロウィーンに接する移民のなかには不快感を覚える人もいるのではないかという指摘もある。

 伝統的なハロウィーンの「無害化」や、公のハロウィーン行事の中止を進める動きについて、米宗教史が専門のランドール・バルマー(Randall Balmer)コロンビア大学(Columbia University)教授は「多元社会に生きる代償だ」と語る。

 バルマー教授は、さまざまな価値観が共存する社会のなかで、一定の宗教を象徴する物事を公共空間から減らそうという大きな動きがあり、ハロウィーンに代わるものの提案はその一部だとみる。例えば、公立学校ではキリスト教徒でない生徒のために、キリスト教関連の行事を取りやめたり、少なくとも宗教色を薄めて行う学校も現れている。

 メリーランド州のあるチャータースクール(州認可を受けて地域が自主運営する公立校)では、国連の「世界子どもの日(Universal Children's Day)」をハロウィーンの代わりと位置づけ、子どもたちに「おどろおどろしい」仮装ではなく、世界の民族衣装を着せている。(c)AFP/Stephanie Griffith

http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2658438/4838496









ロンドン中心部に渋谷型スクランブル交差点誕生
2009年11月03日 11:54 発信地:ロンドン/英国
ロンドン(London)のオックスフォードサーカス(Oxford Circus)で、スクランブル交差点の完成を祝ってゴングをたたくボリス・ジョンソン(Boris Johnson)市長(2009年11月2日撮影)。(c)AFP/Carl de Souza

【11月3日 AFP】ロンドン(London)・ウエストエンド(West End)の中心部、オックスフォードサーカス(Oxford Circus)に2日、「シブヤ」をモデルにしたスクランブル交差点が初お目見えした。

 横断に要する長い歩行距離と混雑を改善しようと導入されたもので、「日本版ウエストエンド」、渋谷の駅前交差点に範をとったものだ。

 ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)市長は、「このプロジェクトは、英国の技術、日本の革新的アイデア、そして古き良き常識が勝利したもの。以前の交差点がもたらしていたイライラは解消された。世界で最も偉大な交差点の1つが21世紀のロンドンにもたらされたのだ」とあいさつした。

 そして、日本人ミュージシャンらが太鼓を演奏するなか、日本に敬意を表して直径2メートルのゴングを打ち鳴らした。

 交差点のスクランブル化には500万ポンド(約7億4000万円)の費用がかかり、完成までに6か月を要した。

 リージェント・ストリート(Regent Street)とオックスフォード・ストリート(Oxford Street)が交わるこのオックスフォードサーカスを横断する人は、最大で1時間あたり3万2000人にのぼる。(c)AFP

http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2659334/4844513





英・ロンドンで初、スクランブル交差点登場
<2009年11月3日 8:55 >

 オリンピック開催まで1000日を切ったイギリス・ロンドンで2日、たくさんの人を迎えるため、街の中心にある交差点が生まれ変わった。その手本となったのは日本だった。

 ロンドンのオックスフォードサーカスの交差点に、スクランブル交差点が取り入れられた。これは、東京・渋谷の交差点を参考にリニューアルしたものだという。

 オックスフォードサーカスの交差点は、ショッピング街が広がり、多いときは一時間に3万2000人が行き来する。しかし、これまでは信号の仕組みが複雑で通行に時間がかかるため、信号無視をする人も多くて危険だった。日本ではおなじみのスクランブル交差点もロンドンでは初めてで、斜めに横断することそのものが新鮮で好評を博している。横断できる時間は30秒、車の通行を待つのは約2分で、歩行者には少し時間が短めとなっている。

 交差点を整然と渡ることができるかどうか、間もなく始まるクリスマスショッピングのシーズンにその効果が試される。

http://www.news24.jp/articles/2009/11/03/10147053.html




ロンドンに「シブヤ系」スクランブル交差点
ロンドンの繁華街に登場した、東京・渋谷の交差点をモデルにした横断歩道=ロイター
 【ロンドン=大内佐紀】ロンドン随一の繁華街オックスフォードサーカスの交差点に、東京・渋谷駅前のスクランブル交差点をモデルにした横断歩道が登場した。

 3日夜には、周辺の通りのクリスマス・イルミネーションが点灯され、買い物客らを楽しませた。

 同交差点は、ピーク時には1時間あたり3万2000人が行き交う。これまでの信号では一回で渡りきれない人が多く、常に混雑していたため、ロンドン市が535万ポンド(約7億9000万円)を投じてスクランブル方式を導入、混雑の解消が期待されている。
(2009年11月4日14時05分??読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20091104-OYT1T00534.htm




ロンドン都心に渋谷型交差点 夏季五輪に向け混雑緩和

 【ロンドン共同】ロンドン都心の交差点、オックスフォード・サーカスにこのほど、通行者の混雑緩和のため、「有名な東京・渋谷の交差点」(タイムズ紙)をモデルにしたスクランブル交差点が誕生した。2日に開幕式典に出席したジョンソン市長は「英国の技術と日本の革新性、そして良識の勝利だ」と述べた。

 同交差点は英国きってのショッピング街。買い物客や観光客でごった返し、ピーク時は1時間に3万2千人が横断。市当局は2012年の夏季五輪開催に向けた再開発の一環として昨年、交差点改良を決めた。

 式典では日本風に太鼓を打ち鳴らすなどして新交差点誕生を祝った。市民の評判も良く「どうしても渡ってみたかった」ので同交差点に来た人もいた。
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009110301000546.html




「渋谷式交差点」が登場=ロンドンの繁華街、混雑緩和に期待

 【ロンドン時事】ロンドン一の繁華街の交差点オックスフォードサーカスに2日、東京・渋谷駅前スクランブル交差点に倣った横断歩道が登場した。大勢の買い物客らでにぎわう付近の混雑緩和に役立つと期待が集まっている。
 同日は交差点の中央付近で記念式典が開かれ、太鼓の演奏が流れる中、ジョンソン・ロンドン市長が巨大なシンバルを打ち鳴らして導入を祝った。同市長は「プロジェクトの完成は、英国の技術と日本の革新性の勝利だ」と語った。(2009/11/03-07:07)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009110300080







ロンドンに渋谷式スクランブル交差点 コスプレ集団登場
2009.11.3 11:12
オックスフォード・サーカスに渋谷式のスクランブル交差点が登場。若者がコスプレ姿でオープニングを祝った(木村正人撮影)

 【ロンドン=木村正人】英ロンドンのオックスフォード・サーカスに東京・渋谷をお手本にしたスクランブル交差点がお目見えし、2日のオープニング・セレモニーで、渋谷らしく派手なコスプレ姿に着飾った日英両国の若者が交差点を練り歩いた。
 ショッピングやエンターテインメントの中心地、オックスフォード・サーカス周辺は観光客であふれかえることが多く、混雑緩和のため、管理するウエストミンスター区が斜めに横断できる渋谷式交差点の導入を決定。総工費400万ポンド(約5億9000万円)をかけ、約9カ月がかりで完成させた。2012年のロンドン五輪に向けたイメージアップの一環でもある。
 ボリス・ジョンソン・ロンドン市長も「素晴らしい交差点だ。クリスマスには日本から多くの観光客が来てほしい」と話した。

http://sankei.jp.msn.com/world/europe/091103/erp0911031119001-n1.htm








【英国ブログ】渋谷をモデルにしたロンドン初のスクランブル交差点
2009/11/04(水) 09:44
  ロンドンの繁華街、オックスフォードサーカスの交差点に2日、ロンドンで初となるスクランブル交差点が登場した。東京・渋谷の交差点がモデルになっているという。

  英国のブロガー、Trevor Woodsは、「ヨーロッパで最も混雑する交差点の一つであるオックスフォードサーカスに、東京をモデルとした斜め方向に交差して横断することができる現代的な交差点が登場した」と伝えている。オープニングセレモニーの様子を、「日本の発明に敬意を表して、和太鼓の演奏が行われる中、ロンドンのボリス・ジョンソン市長がシンバルを鳴らした」と説明するとともに、「買い物客やビジネスマンが移動しやすくなった」と記し、新しい交差点に期待を寄せている。

  またブロガーのStephanieは、「ロンドンの交通量を考えると新しいスクランブル交差点を渡るのは少し怖いが、これまでの混雑ぶりや、これからホリデーシーズンを迎えてさらに混雑することを考えると、喜んで変化を受け入れるべきだろう」と綴っている。(編集担当:松井望・山口幸治)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1104&f=national_1104_004.shtml




ロンドン 市民感情は黄信号?
2009年10月28日
 市民や観光客ら年間二億人が訪れるというロンドンの繁華街、オックスフォードサーカス交差点を「スクランブル交差点」に改造する工事が進んでいる。東京・渋谷駅前がモデルだ。
 改造計画を発表した際、地元では「日本人のように大勢の人が整然と行動する、おしゃれな街に生まれ変わる」と期待する声が上がった。くすぐったくなるほどだ。
 日本でおなじみのスクランブル交差点だが、ロンドンでは斜めに渡れる交差点自体が珍しい。
 工事が進むにつれて、市民からは「英国人が日本人のように器用に人とぶつからずに歩けるか」と不安視する声も出始めた。
 新しいモノは疑ってかかる英国人の性格から、「完成後は、まず文句が出る」とみる人もいる。
 こうなれば、日本からの観光客が実際に横断の手本を示すことも期待されるかもしれない。青信号、みんなで渡れば怖くないと。 (松井学)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/worldtown/CK2009102802000231.html







【産経抄】11月5日
2009.11.5 03:06

 東京・渋谷のスクランブル交差点を見下ろすコーヒーショップには、外国人観光客の姿が目立つ。数千人が整然と四方八方に行き交う光景が、「クール(かっこいい)」という。

 ▼ロンドンの中心地、オックスフォード・サーカスの交差点でも、斜めに横断できる“渋谷方式”が採用された。今月2日には、オープニングセレモニーが行われたという。日本人にとってなんでもない事柄が、外国人の目に魅力的に映る例は枚挙にいとまがない。

 ▼101歳の誕生日を目前にして世を去った、フランスの文化人類学者、クロード・レビストロース氏も、日本を再発見した一人だ。名著『悲しき熱帯』で世界の思想界に衝撃を与え、「構造主義」の父と呼ばれた。浮世絵の収集家でもあり、日本についての発言や講演録に目を通すと、その知識の豊富さに驚かされる。

 ▼氏は、1977(昭和52)年から88年まで5回、日本を訪れた。滞在中は、金沢、輪島、飛騨、京都など各地の伝統職人を訪ね歩き、霧島や高千穂では、神話文化を調査した。古代から現代まで日本文学を読み込んだ上で、伝統的な職人芸と最先端の科学技術、神話と歴史が共存する文化に興味を引かれたようだ。

 ▼取材にほとんど応じないことでも知られるが、外国人叙勲で勲二等旭日重光章を授与された93(平成5)年、山口昌子パリ特派員が単独会見に成功した。氏は日本に学ぶべき点として、「外国の影響に対し自国を定期的に開放すると同時に、独自の価値や伝統的精神に対しても忠実な『二重規格』だ」と語っている。

 ▼グローバル化がますます加速するなか、日本人の多くは、何を開放して、何を守ったらいいのか途方にくれている。今こそ、氏の考えを聞きたかった。

http://sankei.jp.msn.com/life/trend/091105/trd0911050306000-n1.htm



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