尖閣の衝突画像、ネット流出=海保が確認、国会提出分以外も

2010年11月05日 | news
尖閣の衝突画像、ネット流出=海保が確認、国会提出分以外も

 沖縄県・尖閣諸島沖で海上保安庁巡視船と中国漁船が衝突した事件で、状況を記録したビデオ映像がインターネット上に流出したことが5日、分かった。海保が画像を確認した。海保によると、国会に提出したもの以外の映像も含まれているという。
 流出した画像は6本に分けられ、計約44分ある。漁船が巡視船に衝突した瞬間の映像も含まれていた。海保職員とみられる男性の声で、「挑発的な動きを見せています」「本船に当てました。今の位置を確認」などと話す音も入っている。 
 海保などによると、中国漁船は9月7日午前、尖閣諸島沖の日本領海で、立ち入り検査のため停船を命じた巡視船「みずき」に衝突。海上保安官の職務を妨害したとして船長が逮捕されたが、船長は25日、処分保留で釈放され帰国した。(2010/11/05-02:06)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010110500028





尖閣ビデオ流出か ユーチューブに投稿 「恐らく本物」と海保関係者
2010.11.5 01:23

ユーチューブで流された、尖閣事件と思われる動画=5日
 沖縄県・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で、海上保安庁が衝突時に撮影したとみられるビデオ映像が動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」に投稿されていることが4日、分かった。

 映像は数パターンあり、主に「●晋漁(びんしんりょう)5179」と書かれた漁船が映っている。衝突場面も映っており、「右舷船尾部に衝突した」「止まれ!」といった日本語の声も入っている。

 海保関係者は「恐らく本物だ」としている。映像は1日、衆参両院の予算委員会理事らに国会内で限定公開された。
 ●=門がまえに虫
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101105/crm1011050125002-n1.htm


【1回目の衝突】
http://www.youtube.com/watch?v=gOUvdNjs_Cg&has#t=1m20s
漁船がエンジン出力を上げて、巡視船の後尾に突進。

【2回目の衝突】
http://www.youtube.com/watch?v=q3JYT0G94-E&has#t=1m05s
漁船の航跡で舵を切って巡視船に当てに来ているのが分かる。





【図解・国際】尖閣諸島漁船衝突・巡視船「よなくに」と「みずき」の衝突場面(2010年11月1日)

尖閣ビデオを視聴=予算委理事ら限定で-「中国漁船、衝突してきた」

 衆参予算委員会の理事らは1日午前、衆院議員会館で、尖閣諸島沖の海上保安庁巡視船と中国漁船衝突事件の状況を記録したビデオ映像を視聴した。出席者によると、映像には海保の中国語による停船命令を無視して漁船が衝突してくる様子などが映っていた。中井洽衆院予算委員長は視聴後、記者団に「大変鮮明に衝突の状況が映っていた。中国漁船がぶつかってきた状況が確認できた」と述べた。

 ビデオ映像は海保が撮影したもので、衆院予算委の提出要求の議決を受けて、政府が7分程度に編集されたDVDを先月27日に衆院に提出した。
 映像には、漁船が(1)左旋回しながら巡視船「よなくに」の船尾に衝突(2)巡視船「みずき」と並走しながら右舷に衝突-する映像が映っていた。衝突された「みずき」が大きく揺れる様子なども含まれているが、船長らを拘束する場面はなかった。

 視聴は衆参予算委の委員長と理事、1日の衆院予算委集中審議の質問者らに限定。映像・音声の記録機器や携帯電話の持ち込みは禁止された。視聴に併せて海上保安庁の鈴木久泰長官が事件当時の状況を説明した。

 衆院予算委は視聴後、理事懇談会を開き、開示対象の拡大を含め、ビデオの扱いを改めて協議したが、結論は出なかった。ただ、民主党は、日中関係への配慮などから全面公開は行わない方針。中井氏は「国会に提出されたビデオを一般公開するということはルール違反だ」と語り、仙谷由人官房長官も記者会見で「いろいろな配慮から、公開は良くないと考えている」と強調した。

 これに対し、自民党の武部勤衆院予算委理事は「明らかに故意にぶつかってきた。悪質な事案であることは間違いない。国民に見てもらうべきだ」と公開を求めた。

http://www.jiji.com/jc/v?p=ve_int_china-senkakusyotou20101101j-05-w460





【図解・国際】尖閣諸島漁船衝突・事件の現場(2010年9月7日)

中国漁船が海保巡視船に衝突=尖閣付近海上、警告に逃走図る-けが人なし

 海上保安庁に入った連絡によると、7日午前10時15分ごろ、尖閣諸島の久場島の北北西約12キロの日本の領海の東シナ海で、第11管区海上保安本部の巡視船「よなくに」(1349トン、全長約89メートル)が中国のトロール漁船「◆(門ガマエに虫)晋漁5179」と接触した。

 漁船は逃走し、約40分後には同島の北西約15キロの海上で、同本部の別の巡視船「みずき」(197トン、全長46メートル)と衝突した。けが人はいないという。

 漁船はさらに逃走を続けたが、同島の北西約27キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内で午後0時55分ごろ、みずきなどから海上保安官12人が乗船し停船させた。海保は漁業法違反(立ち入り検査忌避)の疑いで捜査している。

 同庁によると、よなくにが、久場島付近で操業していたトロール漁船を発見。領海外に退去するよう警告したが、漁船が網を上げ終えて逃走する際、漁船の左舷船首が、よなくにの左舷船尾に接触した。

 よなくには船体後尾の甲板上の手すり1本が折れた。漁船は逃走し、みずきなどが追跡。みずきが漁船の左舷前方約70メートルで停船命令を繰り返していたところ、漁船が急に左に旋回し、みずきの右舷と接触した。

 みずきの右舷中央が長さ約3メートル、高さ約1メートルにわたってへこんだ。また、右舷中央から後方にかけ手すり5、6本が曲がった。

http://www.jiji.com/jc/v?p=ve_int_china-senkakusyotou20100907j-02-w320






【尖閣敗北】ビデオ公開ない間に中国は一方的主張を展開





尖閣ビデオ、中国の複数サイトに拡散…中国ユーザーの反応は?
2010/11/05(金) 11:33

  9月に尖閣諸島で発生した漁船衝突事故の模様が撮影されたとみられる動画がユーチューブ(YouTube)などの動画サイトに流出したとして話題となっているが、同様の動画が中国国内の動画サイトにも掲載された。すでに削除されたサイトも出ているが、他のサイトにも転載されており、中国でもある程度この動画が出回る可能性が出てきた。

  流出したビデオの中身について、中国大陸のメディアが紹介する様子は現時点ではないが、香港のメディア・鳳凰網は流出した動画を再生するとともに報道を行った。このニュース動画は鳳凰網の動画コーナーで見ることができる。

  また、日本国内の掲示板サイトで話題となり一部メディアで伝えられた、中国国内の大手サイト「酷6網」(ku6.com)の流出動画はすでに削除されて閲覧することができない。しかし、中国国内の検索サイトで「釣魚島」というキーワードで動画検索すると、「酷6網」以外の一部サイトでも同様の動画が掲載されているのが発見できた。このサイトに飛ぶと、動画とともに中国人ユーザーと思われる中国語によるコメントが掲載されていた。コメントは以下の通り。

  「YouTubeの動画も全部見たが、衝突と領土問題はニワトリとタマゴの問題と同じであり、ビデオの公開が歴史問題の解決の役には立たない」

  「漁船の進路をさえぎらなければ、ぶつからなかったんじゃないのか?」

  「明らかに小日本が船尾を我々にぶつけてきた!」

  「ここはまだ消されてないのか」

  本物かどうかという議論を待たずして、この動画は中国でも拡散していく可能性もありそうだ。ただ、「日本側がぶつかってきた」という注釈がついて回る可能性も否めない。(編集担当:柳川俊之)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=1105&f=politics_1105_008.shtml





【映像流出】中国国内はネット動画に次々と規制(11/05 11:53)


 尖閣諸島沖で起きた漁船衝突事件で、海上保安庁が撮影したとみられる映像が突然、ネット上に流出しました。

 (Q.中国の状況はどうなっているのか)
 (持留英樹記者報告)
 中国では、「ユーチューブ」は規制がかかっていて、一般の人はほとんど見ることができません。台湾や香港メディアが報じた動画をアップしているサイトもがあるが、次々と規制がかかり、見ることができなくなってきています。
 北京市民:「ビデオは見ていない。尖閣諸島は中国の領土だから話し合う余地はない」「ビデオを見たが、確かに漁船側がぶつかっている」
 中国政府の立場は、尖閣諸島沖は「中国の領海内」で、日本の海上保安庁が法を執行したことが違法だというものです。インターネットの書き込みにも「中国の領土だから漁船がぶつかるくらい、いいではないか」という書き込みもあります。しかし、その一方で、「確かに中国側が日本にぶつかっている」という書き込みもあり、台湾、香港メディアは「中国漁船が故意に衝突した」と報じ始めました。中国側は、このような反応が広がるのを警戒しているためか、動画やそれについての書き込みが規制され始めていて、問題を大きく扱うことを避けている模様です。中国外務省も、これまでのところ談話や声明を発表していません。

http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/201105024.html






【尖閣ビデオ流出問題】「日本側は関係修復を妨害しないよう努力すべきだ」中国外務次官が不快感2010.11.5 13:42

動画サイト「ユーチューブ」に投稿された、(上から下へ)沖縄県・尖閣諸島沖で海上保安庁の巡視船「よなくに」(左)に中国漁船が衝突する様子を撮影したとみられる映像の連続写真
 中国漁船衝突事件とみられる映像がインターネット上に公開されたことについて、中国の崔天凱外務次官は5日、「日本側に誠意があるなら困難を克服し、(日中関係の修復を)妨害しないよう努力すべきだ」と述べた。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/china/101105/chn1011051345003-n1.htm




「早期に責任ある対応を」=ビデオ流出で影響懸念-中国

 【北京時事】尖閣諸島沖での漁船衝突事件を撮影したとみられるビデオ映像がインターネット上に流出した問題で、対日工作にかかわる中国筋は5日、「日本政府は責任ある対応を早期に打ち出す必要がある」として、事態収拾が遅れた場合に及ぼす両国関係への影響を懸念した。
 中国側は、ビデオ映像の存在には神経をとがらせているが、「(映像により)日本側の行為の違法性を覆い隠すことはできない」(外務省報道官)との立場。流出したからといって、この基本姿勢が変わることはない。
 ただ、横浜で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせた日中首脳会談の実現に関し中国は、ふさわしい条件と雰囲気づくりを日本側に再三求めている。「なぜ今、中国の嫌うことが起こるのか。関係修復の努力が足りないということだ」(日中関係筋)との厳しい見方が出ている。 
 映像流出問題は、共産党機関紙・人民日報のウェブサイトが日本の報道を引用する形で伝えている程度で、抑制的な対応が目立つ。ただ、胡錦濤国家主席のAPEC出席には、中国の対日世論だけでなく、日本国内の対中感情も落ち着く必要がある。
 中国側は、APECと同時期に広島市で開かれる「ノーベル平和賞受賞者サミット」に、今年の同賞受賞者である中国の民主活動家、劉暁波氏の代理として、1989年に起きた天安門事件の学生リーダーだったウアルカイシ氏が出席することも警戒。菅直人首相と胡主席の首脳会談実現には、複雑な調整が伴いそうだ。(2010/11/05-16:06)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010110500612










【尖閣ビデオ流出問題】「政権の判断ミス」「投稿者は憂国の士だ」元内閣安全保障室長・佐々淳行氏
2010.11.5 11:25

 沖縄県・尖閣諸島沖で中国漁船と海上保安庁の巡視船が衝突した事件で、海保が撮影したとみられる映像がインターネット上に流出したことについて、元内閣安全保障室長、危機管理専門家の佐々淳行さん(79)が産経新聞の取材に答えた。詳細は以下のとおり。

 「ビデオを公開しなかった菅政権の判断は間違っていた。前原外相は非常に早い段階から(中国船が)体当たりしたビデオがあると言っていたのに、政権は発表しなかった。

 仙谷官房長官は刑事訴訟法では公判維持の都合上、公表しないと言っていたが、超法規的措置で釈放したのだから、公判はない。世界の世論もどっちがどうだかわからないし、こっちが悪かったら謝ればいい。アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議や外国人記者クラブで発表したっていい。国民に情報を開示する義務があった。対中国の配慮があったと思う。明らかに仙谷さんの法廷弁護士のテクニックだと思うが、これは外交だ。一部の国会議員に限定して見せたのもおかしい。他の議員が怒るのは当たり前だ。早い段階で世界に公表するべき貴重な資料だ。

 映像では、3隻目の巡視船も出てきたが、これは今まで明らかになっていなかった。真実を明らかにしていない菅政権のハンドリングミスだ。国民がこれだけ尖閣問題に関心を持っているのに、情報公開しない菅政権はおかしい。

 一部で、(ビデオを)漏洩(ろうえい)したのは、海上保安庁か検察庁かという話で厳正に捜査するように言っているが、本来は公開すべき情報で、私は弁護に回ります。中国側が悪いんだから公表すべきだという正義感に燃えた、そういう人間が公表したと思う。投稿者は愛国心に燃えた憂国の士だ。中国で反日教育をすりこまれてデモを行っている人は、日本の船がぶつけてきたと言っている。中国人がユーチューブを見るとは思わないが、流出ではなく政府としてきちんと公表するべきだ。

 映像を見てはっきりわかったが、領海侵犯の法律がないから海保は漁業法違反で追いかけたが、体当たりされているし、海上安全法違反だ。公務執行妨害でもある。日本の正当性と中国の横暴ぶりを世界に示すチャンスだった。

 APECで胡錦涛(国家主席)との会談が絶望的になったのはマイナスだが、今回の漏洩を奇貨として、政府はAPECまでに公表して世界の世論を味方につけなくてはいけない」

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101105/crm1011051127017-n1.htm







【尖閣ビデオ流出問題】石原慎太郎都知事「結構ですね。これは内部告発。みんな知りたいこと」
2010.11.5 12:29

動画サイト「ユーチューブ」に投稿された、(上から下へ)沖縄県・尖閣諸島沖で海上保安庁の巡視船「みずき」(右)に中国漁船が衝突する様子を撮影したとみられる映像の連続写真
 東京都の石原慎太郎知事は5日午前、沖縄県尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で海保が撮影したとみられるビデオ映像がインターネット上に流出した問題について、「結構ですね。これは内部告発。みんな知りたいことなんだから。相手の実態を知るためにはそういう映像が一番確か。それに注釈を加えることをみんなが(映像を)見て判断すればいい」と述べた。産経新聞などの取材に答えた。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/101105/crm1011051231022-n1.htm











尖閣に新証拠、中国主張覆す 清代公式文献に「台湾の一部ではない」
2010.11.4 06:31

 ■拓大教授が指摘

 日本固有の領土である尖閣諸島に絡み、中国・清の乾隆帝(1711~99年)の勅命(ちょくめい)で編纂(へんさん)された地理書『大清一統志(だいしんいっとうし)』に、台湾(府)の北東端が「鶏籠城(現在の基隆市)」と記されていることが、拓殖大学の下條正男教授(日本史)の調べで分かった。中国は尖閣諸島を「昔から中国の領土で、台湾の付属島嶼(とうしょ)であった」として領有権を主張しているが、尖閣諸島は基隆市から、約300キロも離れており、清代から「台湾の一部でない」と認識されていたことを示す資料として注目される。(喜多由浩)

                   ◇

 『大清一統志』は清代に3度、編纂され、1842年に完成した第三次編は全560巻に及ぶ。

 下條教授によると、台湾(府)に関する記述は335巻にあり、同書はその北東端について「北至鶏籠城(北、鶏籠城に至る)」と記載。同本に収録されている「台湾府図」にも「鶏籠城界(境)」と書かれていた。

 同時代の台湾の地方誌『台湾府誌』にも同様の記述があるほか、台湾の付属島嶼の範囲が緯度、経度で掲載されている『淡水庁全図』(71年)でも、尖閣諸島は「その範囲外」になっていた。

 これらの文献や地図には1905年に台湾に編入された台湾北部から約70キロ離れた3つの小島(棉花島など)すら、記載されていない。

 下條教授は、「台湾からさらに遠く離れている尖閣諸島が現代まで一度たりとも『台湾の一部』だったことがないのは明らかだ」と指摘する。

 日本政府は、1895(明治28)年、尖閣諸島に清の支配が及んでいないことを確認した上で、正式に領土に編入した。

 一方、中国は石油資源などの埋蔵が明らかになった1970年前後からにわかに領有権を主張し始め、71年12月30日の外務省声明で、「釣魚島などの島嶼(尖閣諸島)は昔から中国の領土である。早くも明代に、これらの島嶼はすでに中国の海上防衛区域の中に含まれており、それは琉球(沖縄)に属するものではなく、中国の台湾の付属島嶼であった」などと説明していた。

 下條教授は、「尖閣諸島が『台湾の一部でない』ことを示す中国の文献は、これまでにも見つかっているが、清代の公式の地理書である『大清一統志』にこうした記述が残されていた意味は大きい。中国の主張が、まったく根拠のないものであることは明白だ」と話している。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101104/plc1011040633010-n1.htm

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