ニコニコニッキ

夫婦とチョコラブの小家族に突然襲ったNK/T細胞リンパ腫。同種移植を終えて、ビーグルを迎え家族再編成であります。

動脈出血ふたたび 

2016-05-07 19:53:15 | 暮らし
 ユキさん!止まらん!行くで もう電話した!
おとうさんが叫んで飛び起きた 血まみれ具合がやっぱり動脈だろう
今度は躊躇せずに準備して ペプシのケージを開けて部屋にフリーにしておいて 車に飛び乗った 頭が寝たままで 準備がうまくいかない 出発まで20分くらいかかったんちゃうか・・と 
 
 ぶっちぎりで飛ばして 30分ちょうどで病院着
血を飲み込んだら刺激で嘔吐するので 絶えず洗面器に吐き出すのだけど それでも出し切れない分が喉の奥で固まっていって 気道をふさいでしまう 「息がでけへんなってきた」となると 喉の奥に指を突っ込んで引っ張り出す 大きくなるとピンポン玉くらいの塊が出る
 救急の真ん前に停めて とりあえずおとうさんを救急室へ入れる
前回の時に用意して冷蔵庫に張っていた緊急時の対応表に沿っておとうさんが連絡しておいたので カルテはすでに用意されていて 耳鼻科へのオンコールもかかっていた
電話でいろいろ聞く医師に「詳しいことはカルテを見てくれ とにかく行きます」と押したとのこと よくできました
 耳鼻科医師到着まで 応急処置で止血になる
しかし・・その時は救急室も満員で つける看護師さんは一人だけ
止血の準備といろいろで あっちに行けば誰もいなくなる 血圧は?と言われた時には看護師さんは処置の準備で 傍らにはモニターが・・私が巻きます と血圧を巻いていると もしかして看護師さんですか?と そうかもしれませんけど救急ダメです ・・と行きがかり上なぜか私がちょっとだけ手伝うことに ずっと圧迫し続けなければいけないので 圧迫します・・と圧迫係 圧迫しながら口と右の鼻からあふれてくる血をぬぐって 今回はおとうさんの横でそんなことをしていた オンタイムで状況が分かるので良かった
 この時点の採血の結果を5月4日の分から見て 推定出血量が300mlくらいだそうだ
前回とはケタが違う もちろんおとうさんもしっかりしている

 耳鼻科の先生が来てくれた!・・が 初めてのものすごい若い先生
一抹の不安がよぎるが 耳鼻科が夜間診てくれるだけでもものすごくラッキーだ
耳鼻科外来へ移動し処置になった 
この時も私も付き添う この段階ではもう耳鼻科の先生と外科の当直医で十分だったので ほっと安心したとたん ガクッときたのか 私の血圧が下がった 立っていられなくなって ちょっとすんません・・と外でちょっと横になった 外科の先生が 大丈夫ですか?と気にかけてくれる 恥ずかしい 大丈夫大丈夫ー と 苦笑い

 今回はタンポンガーゼで止血しかけているので この処置で朝までいって 朝出血点を確認してから焼きましょう ということになった
おとうさんは焼いて欲しい人なので 焼いてくれないんですか?・・と食い下がる
耳鼻科の先生は 週末は入院して月曜日にM先生に診てもらって退院を・・と言ったのに 朝止めてもらったら帰ります!と おとうさん
板挟みで困った先生 私に どうしますか?
今回の分がきっちり止血できていて 本人がどうしても帰りたがったら退院させてください 先生がいた方がいいと判断されたら週末置いてください いつ他から出血するかわからないのは分かってますので ・・と伝えた

 朝までプライマリーCCUに入院することとなった
この時点で止血が出来ているようで 喉への流れ込みも止まっていた
なので 私は家へ帰ることにした
家に着くと3時半ちょっと前 
ペプシが飛び出してきた
ニコはいつも通り のんびり出てきた
部屋にはペプシのウンチがコロコロ転がっていて 不安だったんだなぁと思って思わず抱きしめる 
とりあえず血が飛び散ったところを掃除して その後 ふたりの朝ごはんの催促を振り切ってベッドにもぐりこんだ

 朝の診察で やはりまだじんわり出ていたようで 焼いてもらった
そして
「帰るから」と 退院決定 昼過ぎには退院となった


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