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益田市・スクモ塚古墳 埴輪の形から5世紀前半築造と特定

2018年03月21日 | Weblog
 益田市教委はスクモ塚古墳(同市久城町)で、埴輪4体が出土したと発表した。また、出土した埴輪の形や製造法などから、古墳の築造時期が推定と同じ5世紀前半と裏付けられたとする。
 円筒形3体と朝顔形1体の埴輪の底部(直径30cm前後)が約80cm間隔で4体並んだ状態で出土した。古墳(高さ7m)の斜面の中ほどに巡るように設けられた平坦な段に並べて置かれていたという。円墳の墳頂部にも 埴輪のかけらが複数落ちており、埴輪が設置されていたという。 墳丘全体で葺石も確認された。
 1941年に造り出し付きの円墳(全長57m)として史跡指定されたが、史跡範囲内の発掘は初めて。 盛り土をしながら古墳が築造されていたことも判明した。 盛り土による築造は、地山の地形を生かして削る工法と比べて多くの人手を必要とする。 埴輪や葺石もあり、被葬者は中央とつながり持っていた可能性が高いという。
 同古墳は隣接した方墳と一体で、前方後円墳とする説もある。
 24日午前9時~10時半、現地説明会が開かれる。
[参考:毎日新聞、朝日新聞]

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 スクモ塚古墳


<スクモ塚古墳>築造、5世紀前半と特定 史跡内を益田市教委発掘、埴輪の形から /島根
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