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まあ全身復元が見れて満足 (名無し)
2009-10-18 12:24:00
ジョージア州アトランタのフェーンバンク博物館ギガノトサウルスと比べればぜんぜんましなレベル。
というかアレがひどすぎて他のがよく見えるだけか(笑)
確かにスピノサウルス類はバリオニクスの特徴的なあの前肢が最初に注目されただけあって、もうちっと腕の復元にはがんばって欲しかったですね。
ちなみに、科博のマプサウルスも違和感があった。主に後頭側窓な意味で。
(ちなみにあのときのスタウリコサウルスは今でも語り継がれる伝説レベル)
ttp://boropin.blog.shinobi.jp/Entry/37/
 
 
 
コテハン名ミス、お許しください! (名無しN@W)
2009-10-18 12:32:35
ところで、最近の四足翼のアレに関してはどう思いますか?
始祖鳥氏は除星の論文の内容のひとつに異を唱えておりましたが。

以下無断転載、御免。

◆アンキオルニス(Anchiornis huxleyi)の件

・元論文
今は読めなくなっていますが、今でも料金を払えば見られますので興味があればどうぞ。
ttp://www.nature.com/nature/journal/v461/n7264/pdf/nature08322.pdf

 地層の年代同定とかはどうでも良いので、個人的に気になった点を列挙します。

・グイは勿論、始祖鳥と比べてさえも相対的に尾が短い。(同スケールにすると3分の2位の長さ)
・近位部(腕の付け根方向)のほうが風切羽が長いという不思議な特徴。手根近くの風切羽が一番長いらしい。当然始祖鳥やグイは遠位部(先端部)の方が長い。

あと、Microraptor guiの徐星教授が噛んでいるだけあって、論文中にはこんな記述もありました。
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Furthermore the extreme elongation of the lower legs in Anchiornis huxleyi suggests strong cursorial capability3 but their long and extensive plumage is not common among cursorial animals:
in cursorial birds and mammals the lower legs tend to show reduction or even complete loss of the feathers or hair respectively.
 さらに、Anchiornis huxleyiにおける下腿の極端な伸長は地上疾走への適応を強く示唆するが、彼らの長く広範囲の羽毛は地上疾走性動物においては普通ではない:地上疾走性の鳥類と哺乳類において下腿は、羽毛あるいは体毛の減少、あるいは完全な損失さえ示す傾向がある。(拙訳)
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 何が何でも地上性であることを否定したいらしいです。何と言うか、往生際が悪い。(^v^;

「往生際が悪い」はどういう意味なのかと言うと、

(1)後肢の爪の湾曲率が明らかに浅い事(要するに地上性である可能性が高い)になぜか一切触れていない
(2)にもかかわらず以前のMicroraptor guiの論文内では、「湾曲率の高い爪」をグイが樹上性である根拠として強くアピールしていた
 同じ論文中で、もう一つの樹上性の根拠として挙げていたのは、今回と同じく「こんな羽を後肢につけて走れたはずは無い(※1)」というものでした。全くこの方たちは相変わらずです。

※1 こんな羽を後肢につけて走れたはずは無い
 冗談などではなく本当にこう書いてあります。(^v^;
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The metatarsus feathers are inconsistent with the suggestions that basal dromaeosaurs are cursorial animals129 because such long feathers on the feet would be a hindrance for a small cursorial animal.
---(引用元:Nature 421 335 - 340 (23 January 2003))

 実際そんなことは無いというのは、以前、私が羽毛の重量やアロメトリー式、および風切羽の風の吹き抜け方向などについて説明した通りです。
 
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