PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

PIAGET降臨。

2024-08-23 | ニュース
(PIAGET ALTIPLANO circa.2020)




前回の続きです。

超薄型手巻きキャリバー9Pや、超薄型自動巻きキャリバー12P搭載のPiaget製腕時計の評価は私の中で急上昇している。

いかんせん、

ケース径が32ミリ前後で非常に小さいのがまったく似合わない。

この1950-1960年代のドレッシーすぎるPiagetは、タキシードを着るようなAlain Delonのような紳士向けに限られる感じがする。

そういった制約の中で、この数年来、Piagetは伝統と革新の中でかなり変わった。

私は、それがPOLOを指しているのではない。

そう、ケース径が40mmと43mmの大きさで2017年に限定でリリースしていた、ALTIPLANOの60周年記念モデルが素晴らしいと

当時の正規店でのショーケースで現物を拝見して感じたのだ。

それに大きく貢献したのは、裏スケルトンから伺える超絶極薄自動巻きムーブメントだけではない。

〝PIAGET〟 のロゴがやや1950-1960年代のレターに復活したからだ。

さらに〝AUTOMATIC〟ロゴもなかなか素敵なレターになっている。

こういった些細なことでもALTIPLANOの60周年記念モデルを数年前に買っておいてよかった。

パテックのカラトラバやバセロンのドレッシーなモデルと比べても、サンレイの文字板のカラーダイヤルがそれらとは追随を許さない

宝飾メーカーとしてのプライドと、創業以来のハーフローターを組み込んだ自社ムーブメントは300万円以下としてもプレミアものだ。

ちなみに。AUDEMARS PIGUETも現在ロゴ(踊り文字)よりも、初代ロイヤルオークや1980年代以前のそれまでのレターに戻ってほしいと思って

いるのは私だけか。

はなしを戻す。

43mmは神戸大阪で試着してみたが間が抜けて、懐中時計のような大きさが嫌いでやめた。40mmのホワイトゴールドのグレー文字板も

色無垢ではないため、買わず、東京に戻って、40mmのPGブルーとYGグリーンを着け比べた。

たしか、どちらも、270万円程していた。

一見して、IWCのポートフィーノっぽいケースだが、Piaget=Alain Delon、 Andy Warholという連想が先行して購入を

邪魔していたが、YGグリーンALTIPLANOのサンレイ文字板とグリーンの革ベルトがパテックやバセロン、ブレゲには感じない、

とても心地よい感じがしたので、当時、ぱっと見30分後にはポールのロウ君経由で即購入していた。

本来、ドレッシーなドレスウオッチというものは、メンズサイズで、31mmか33mmというのがお決まりだ。

だから、40mmもある私のシンプルALTIPLANOはドレッシーとは言い難い。

だが、

ワイシャツの袖に収まり切れないインパクトが少し不安だ。

43mmになると嫌味になるだろう。

追伸、このブログを書いた3日後、Alain Delon氏が亡くなったことを倶知安町で知った。

合掌
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