PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

バブルバック。

2015-12-07 | 日記

私が20代の頃、ロレックスエンスーや芸能人のバブリーな階層の人たちがこぞって、ユニークダイアルやらフルーテッドベゼルやら多種多様なボーイズサイズ程度の小さいロレックス、いわゆるバブルバックが持てはやされていた。

パテックフィリップやオーデマピゲなど自社製品のオールドピースをリストア可能なメーカーならまだしも、ロレックス程度のブランドでそういった作業を行わない時計を私は好まないので、そもそもバブルバックに興味はなかったし、私の腕には小さすぎて、かつ汚い文字板を毎回見なければいけないという苦痛に耐えられないと感じていましたので、買いもせず、四ケタや五ケタのスポロレばかりを買い続けていた。

結果、そういうコレクションのやり方は正解で、いまではそういったスポロレを売却して宝飾キラキラロレックスへと繋がっている。

私は、パテックやロレックス以外の、いわゆるブランド総当たりアンティーク時計コレクターってすごいと思う。なぜなら、老齢でいざお金が必要な時に、売っても二束三文にしかならないのだから。

他のコレクションと決定的に違うことは、パテックやロレックス(バブルバックや四ケタのスポロレ以外のモデルを除く)の時計収集は貯金や投資、つまりお金になるということです。それもほぼ明確な金額で。ロレックスやパテックはマーケットが確立しています。

それにこれら両ブランドは売却時には二束三文にはなりません。

それらの買い取り価格は店頭中古小売価格の8掛~6.5掛となります。

ある意味、リース感覚で使えるということです。

自動車、古銭切手、絵画などなんでも鑑定団に出る品物よりもずっと元金に戻りがあります。

趣味と実益、とはまさにこのことです。

でもバブルバックや70万円以下のマイナーブランドのアンティーク時計は買ってもムダ金となりましょう。

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