PATEX HUNTER

マルクス経済学の視点で、「パテック・フィリップ」と「ロレックス」の世界を中立的私見で、社会科学的に分析しています。

日ロレメンテ不可にもかかわらず日ロレ修理見積書付き、とは是如何に。

2009-12-13 | 悩み

標記の件は、4桁のスポロレ、特にミルガウス1016や、手巻デイトナ全般によく見られる、販売個体の説明にある「付属品:日本ロレックス修理見積書付き。」というあれです。

見積書止まりで、メンテ内容はおろか、修理金額も打ち込まれておらず、「当社製品をご愛用頂き誠にありがとうございます。残念ながら本製品につきましては部品の製造供給が終了している為、メンテナンスの受付は致しかねます。悪しからずご了承ください…。」とやんわりと文書で受付を拒絶していますが、ここで問題があります。

この修理見積書の多くにこのようなメンテ不可の個体のシリアル番号が記載され、あたかも日ロレで〝本物〟と認証したうえで、何らかの内装パーツを点検しているという、錯覚を購入者に起こさせる帰来があるのです。リファレンスで不可なら、裏蓋も開けないのが通常らしく、したがって外装は本物でも中味はニセモノかもしれません。また同時に、これらの見積書の圧倒的多くが、郵送専用の日本ロレックス東陽町サービスセンター物です。窓口で個体が上記のような拒否を受けた場合、もちろん修理見積書は発行されず門前払いです。しかし、郵送であれば、何らかの書類を添付せざるをえません。このような盲点を突き、業者やショップはこの半ば無意味ではあるけれど、〝日ロレ発行〟の〝折り紙〟を付けて発送者に返還してもらっているのです。日ロレ発行のペーパーは一見無意味なものでも非常なる付加価値をその4桁のスポロレに与えてしまっております。このような問題も昨今の4桁のスポロレには存在しているのです。最終的にはこの様な場合には、個体を特定できない添付書類の出し方を日ロレ側でも再検討は必要ではないでしょうか。

私の4桁はすべて安心の日本ロレックスのコンプリートサービスを完了しているものがすべてですが、このようなイタチゴッコは、ある意味、資本主義下の需要のある高額商品にはよくあることです。

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