R.I.P. ミック・グリーン

 
 なんかまたどうでもいい話で更新しようと考えていたところ、とても悲しいニュースが入って参りました。1/11、ミック・グリーン他界、享年65歳。

 詳しいニュースはこちらをご覧ください。これによると、現地でもオフィシャルHPでの息子さんによる声明で初めて明らかになったようです。まったくやりきれません。謹んでご冥福をお祈りいたします。


ミック・グリーン・オフィシャルHP


 世間的に最もパイレーツが注目を集めたのは、ここ日本では10年ほど前のミッシェル・ガン・エレファントによるリスペクト&バックアップの時であることは間違いないでしょう。上記リンクのニュースにもその名前が登場していましたが、ミッシェルのギタリスト、アベフトシも昨年若くして突然の他界。それからほとんど間を置かない今回の訃報で、ミッシェル・ファンのみならず、パブ・ロック~英国R&R好きのみなさんとっては、それに追い打ちをかけらたようなご気分に違いありません。心中お察しいたします。ウィルコ、貴様は長生きしないと許さないぞ。頼むから。


ザ・パイレーツ『Still Shakin'』。左がミック・グリーン

 パイレーツのレコードを初めて買ったのは、大学1年の時でした。1988年、初来日の年です。だから話題にもなっていたのでしょう、当時は日本盤なんて望むべくもないような状況でもあり、輸入盤で再結成の『Still Shakin'』を購入。この時の公演は見ていないんですけれども、京都公演が行なわれた磔々には、当日の手描き看板が壁に貼ってあったのを憶えています。今もそのままなのかな。
 そこから10年あまりを経て、ミッシェルのヒットに伴われてとはいうものの、彼らの音楽的ルーツということでフィールグッズだけでなく、パイレーツにまで注目が集まったのには驚きました。日本盤を販売していた会社の方から当時聞いた話ですが、オリジナル・ファースト・アルバムに39曲ものボーナス・トラックを加えた『アウト・オブ・ゼア・スカルズ・プラス』(トップ画像はLP。97年に発売されたそのCDは2枚組で、日本盤定価は¥3600だった)は、桁外れの売れ行きを記録したとか。洋楽・再発、2枚組で高額、しかも「パイレーツにもかかわらず」──これ、実に失礼な物言いですが、それでもファンの方にはこの感じお分かり頂けるはず。文字通り「まさか」のことだったのです。
 そのお陰で来日公演、おまけにミッシェルとの共演シングル「Kwacker」なんてものまで。その際には『ザ・ディグ』でも3人揃ってのインタヴューも実現し、立ち会いで同席もさせていただきました。これとてもはや10年前なので記憶はぼやけ始めていますが、タトゥー入れまくりの太い腕+小柄だけど筋肉質のいかつい体格(&ぽっちゃり)の二人に対し、ミックだけは寡黙ながらシャープな出で立ちと落ち着いた雰囲気が印象に残っています。


ミック・グリーン・ウィズTMGE「Kwacker」


 今回ミック・グリーンは本当に伝説になってしまいましたが、それ以前に、ウィルコや故アベフトシだけでなく、後続のギタリストたちに愛されリスペクトされ続けたことですでに伝説だったわけで、ミュージシャンとしては思い残すことはなかったのではと想像します。あの世ではアベフトシさんの出迎えを受けたかな。ジョニー・キッドさんによろしく。安らかにお休みください。


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