PERMANENT BLUE

その時感じた思いを・・・

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折鶴

2011-10-07 13:33:43 | 日記・エッセイ・コラム
何年か前、千羽鶴を折っていたときの事。

一緒にいた母に「かあちゃんもやる?」と聞くと
「うん。やってみっかな。」と言って、
私から千羽鶴用の小さな折り紙を受け取り、二人で折り始めました。

私が二つ目の鶴を折り終える頃、
ようやく母から手渡された鶴は
まるで小さな子供が折ったかのような、
ヨレヨレの不恰好な鶴でした。

「やっぱり、アンダみだぐ、うまぐ出来ね。手ェ、うまぐ動がねわ。」

私は、母がこんなにも歳をとっていたことに愕然とし、
なんとも言えない悲しさを感じながらも、
「大丈夫だよ。手ェ動がさねど、ボケっと~。もう一個折らい~。」
と、笑いながら言いました。
でも、母は、二度と折ろうとはしませんでした。

二年後、母は病気で亡くなりました。

鶴を折るたびに、あの時母が折った不恰好な水色の鶴を思い出します。










無題

2008-04-06 23:29:02 | 願い
あなたは誰ですか?

私を救ってくれますか?

粉々になった心を

ひとつひとつ拾い集めて

もう一度私を再生させてくれますか?


あの娘

2007-08-28 01:07:40 | 
あの娘ね、死んじゃったんだよ
もう戻ってこない
あのかわいいしぐさも
怒った顔も
あどけない寝顔も
全部消えちゃった
新しいあの娘はもう見つけられない

どこにも吐き出せない
あの娘がいない悲しみ
次から次へとやらなきゃいけないことがあって
どんどんどんどん
胸に溜まっていっちゃう
吐き出す場所があったら
私は泣けるんだろうか
泣いたら悲しみは癒えるんだろうか
もしも心が癒されたなら
私はあの娘のことを思い出の中に入れて
今あるこの悲しみを忘れてしまうんだろうか

だけど
あの娘を忘れるくらいなら
私は一生苦しみの中にいよう



返事

2007-07-27 00:27:09 | つぶやき
返事が欲しいとあなたは言った

だけどやはりあなたとは合いそうもない

あなたの言葉に違和感を感じ

きっとまた逃げ出したくなるだろう

あなたは縁があるというけれど

私はそうは思わない

あのことはただの偶然

「私にはずっと待っている人がいる」

あの時言えなかった言葉

今あなたに伝える


小さな光

2007-07-15 00:25:04 | 
遠い過去を思い出し

あの日に帰りたいと願う

私が置いてきたものたちは

みんな輝いていた

だけど気づくのが遅すぎた

捨ててしまったものはもう二度と手に入らない

手の中に大事に握り締めていればよかったのか

その時にはわからない小さな小さな光

今更悔やんでも仕方のないことなのだけど―