全長は約30~50cm、見た目は普通のうなぎに似て細長くそっくりですが、ヤツメウナギ科という種に属して、分類学上は全く別の仲間です。
本当の眼が1対(両側に2個)と、7対のエラ穴が一列に並んでおり、目の後ろにある7対のエラ穴が目のように見えることから、目とエラ穴を足して8つ、「八つ目うなぎ」と名づけられました。
全国的にヤツメウナギ漁が有名なのは、北海道江別市の石狩川、新潟県、山形県、秋田県などの日本海に注ぐ河川で獲れます。
淡水の河川で産まれ、成長すると海に下り、6年~8年海中生活を経て、鮭と同じように産卵の為に川に戻ります。旬が秋~春のヤツメウナギ漁は、産卵のために遡上(そじょう)するところを狙うのが一般的です。
ヤツメウナギは夜行性のため、漁は夜がメインとなります。満月の日など、明るい夜は漁獲量が一気に落ちます
「養殖不可能」、「天然物のみ」の貴重な生き物として知られるヤツメウナギは、非常に漁獲量が少なく、市場での流通量も年々減少しています。ヤツメウナギ漁を行う漁師さんも年々減り、漁自体も存亡の危機にあります。昔は1回の漁で100匹以上獲れることもありましたが、現在では温暖化などによる生態系の変化によって、1回で2~3匹程度、中にはまったく獲れない日も珍しくありません。近年は圧倒的に生体の数が減り、絶滅危惧にある「幻の生き物」とも言われるほど希少価値の高い逸品です。
貴重な天然ヤツメウナギは、天然のビタミンA・ビタミンB・ビタミンD・ビタミンE・鉄分・無機質・たんぱく質・カルシウム、近年話題のDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)など、現代人に必要な様々な栄養素が豊富、知る人ぞ知る「多種類の栄養価を一度に摂取できる特別な天然食材」です。
はい、それを只今田舎風に、牛蒡としょうがで
炊いております
懐かしいと思われる方、食べたことがない方も
滋養にとても効果のある「ヤツメウナギ」で
パワフルな週末を過ごしましょう