広島で芝居を楽しむためのブログ

広島での観劇レビューや日々思うこと徒然と。芝居で生の驚き、生の迫力、生の感動を多くの人に知ってもらいたい。

学校における演劇部の脚本

2005年07月28日 | 舞台について
舞台を見るとき
個人的には脚本がメインだ。
どんな物語もノリと勢いが一番大切。
言葉にするとなんてチープなのですが、
これがすべてなのです。
さて、その脚本ですが
商業演劇においても
なかなか良いものに出会うことはまれです。
まして学校のクラブ活動においては
珠玉の名作に出会うことはありません。
まして文部科学省推薦の脚本は
道徳的にも社会的にも
模範的な登場人物の物語ばかりです。
ある意味「中学生日記」的な話ばかり。
間違っても「ごくせん」や「ドラゴン桜」は
ありえません。
かといって上記の二つが良いのかというと
キャッチーで嫌いですが。
さて部活で空手や野球をすると
文武両道で精神的も肉体的にも
鍛えられるなんて幻想があります。
まじめにスポーツしたからといって
人間ができるわけではなく
勘違いした体育界系を作り
鍛えられた肉体で他の者を制圧します。
演劇部はどうでしょうか。
賞を取ったからといって
崇高な魂を磨いたことにはなりませんし、
肉体的にも・・・。
話を戻して今脚本が問題なのです。
社会情勢を鑑み援交の女子高生を演じるわけに
いきませんし、
かといって某国のような純愛ってのも
ばかばかしいだけですし。
まさに脚本の選択だけでも難しい時代ですね。

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