広島で芝居を楽しむためのブログ

広島での観劇レビューや日々思うこと徒然と。芝居で生の驚き、生の迫力、生の感動を多くの人に知ってもらいたい。

講演名:鴻上尚史の語る演劇の”魅力”

2009年06月08日 | 観劇レビュー
日時・場所:
 2009年6月5日(金)19:00/アステールプラザ 多目的ホール
作・演出:
 鴻上尚史
出演:
 鴻上尚史
感想:
 鴻上尚史ですねぇ~。
個人的イメージといえば
やっぱり”こうがみしょうじのオールナイトニッポン”ですね。
ちなみにここでは”こうかみ”ではなく”こうがみ”です。
”第3舞台”とか”演出家”とかではありません。
そして、忘れられないのがドラクエの歌ですね。
”くちびるを~、かみしめた時~、なつかしい歌が聞こえる~!!”
みんな知らないだろうなぁ。(笑)
そんなことは、さておき講演ですね。
話がやっぱりうまいです。
90分と短めな講演会でしたが
退屈させる暇を与えません。
導入、展開、まとめと全く隙がありません。
さすがは演出家
講演会まで自らの演出によって
その空間を支配しちゃうんですね。というより
本当は講演などの”場慣れ”であり
講師としての”話慣れ”ということが強いのでしょうけど。
今回はワークショップや出版本講演会での内容を
広島用にチョイス、スクラップ&ビルドしたものでした。
そのため半分ぐらいの話のネタは
コラムやエッセー、そして、本などで
既出の内容だったのがちょっと残念でした。
しかし、観衆の心のつかみ方は上手で感心されられっぱなし。
テレビではちょっとやぼったい感じがしますが
演台にたてば”我がフィールド”、その輝きを増します。
でも、公演中こんなことばかり考えて聞いているのは
ちょっと失礼で不謹慎ですね。
まわりが純粋に楽しんで聞いていたので良心が痛み・・・。
まぁ、そんなことはないんですが。
また、役者への演劇指導するだけあり
話の端々に垣間見える演技が新鮮でした。
あぁ、この人はこうやって演技をつけるんだなぁと感動です。
ちょっとミーハーチックですね。
言葉で抽象的にやるんではなく
身振り手振りで具体的にやるんですね。
まさに演出家とは
”映画”での”監督”であり
”人生”での”神”なんですね。(笑)
今回の演題は”鴻上尚史が語る演劇の”魅力””でした。
しかし、鴻上尚史の開口一番
実際見ていない人に魅力なんて話せないよなぁって
笑っているのが一番印象的でした。(笑)
推理小説の魅力を本を読まないヤツに伝えるのは難しい。
だって登場人物がすごい!!トリックがすごい!!
文章がすごい!!なんて
いくら語っても魅力伝えてことにならないでしょ?って。
まさに正論なんですがねぇ、初っ端この場でねぇ~。
う~ん、企画者たちへの嫌がらせなのか!?(笑)
もしかして広島が嫌なのか!?
もしかして広島に来たのを後悔しているのか!?
もしかしてこの講演を断ることができない”何か”があって
やむなく受けたのか!?
な~んて、勘ぐっちゃいました。
まぁ、どうでもいいですが。
ちなみにこのブログの目的も多くの人に
演劇の魅力を知ってもらおうとしているわけですが
実際に劇場に足を運んでもらえないといけないわけで。
しか~し、行ったからといっても
名作、秀作に出会うわけでもなく。(笑)
むずかしいなぁ。
さて、適当なことを書いていたらきりがないので最後に。
鴻上尚史の語った一言
”演劇はコピー文化じゃない、
だからこれからも残っていくだろう”。
講演者の真意や歴史的真偽はさておき
そうであってほしいと切に願う一介のブロガーであった!!
そうそう忘れてました。
恒例の総評ですが
すばり”Bマイナー”です。(笑)


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