ザ☆シュビドゥヴァーズの日記

中都会の片隅で活動する8~10人組コーラスグループ、ザ☆シュビドゥヴァーズの日常。
あと告知とか色々。

After20は仕事・グルメ(・百合)マンガ

2018-03-05 21:15:47 | かみさと
こんばんは。かみさとです。
今日もアイマスの記事を書きます。許して。


多種多様なメディア展開を続けるアイドルマスター。
中でも、最近のシンデレラガールズはコミカライズが非常に活発です。
向井拓海をヒロインに、ギャル系やロックなアイドル達が活躍する「Wild Wind Girl」。
身長149cm未満の幼いアイドルたちがトップアイドルにあこがれる「U149」。

そして、大人アイドルたちが仕事を私生活を頑張りながらお酒を飲む「After20」。

元アナウンサーの川島瑞樹さんと元モデルの高垣楓さんを中心に繰り広げられるこのコミカライズは、職業マンガのようであり、グルメマンガのようであり、見ようと思えば百合マンガとして読めないこともなかったり……。
感覚でいえば、よしながふみ先生がモーニングで連載している「きのう何食べた?」に近いような気がします。
更新のたびに百合豚の僕やエスさんがTwitterで身悶えているのもむべなるかな。

さてこのマンガ、百合豚かつ酒飲みかつ三船美優担当Pとしては、もはやこれ以上は何も望まないレベルの最高傑作です。
具体的にどこが凄いかをかいつまんでご紹介します。



1.毎回お酒が登場する
グルメマンガ的要素を内包するので当然と言えば当然ですが。
第1話から第4話までは日本酒が、第5話と第6話はワインが紹介されています。
これは各話の登場人物に合わせたチョイスで、4話までが全部日本酒なのは話の中心にいる楓さんが日本酒好きだからです。
参考までに今まで紹介されたお酒をピックアップすると、

1話:雪の茅舎 山廃純米 (齋彌酒造店)
2話:赤武 純米 (赤武酒造)
3話:白麹純米酒 海風土 (今田酒造本店)
4話:雨後の月 スパークリングアジア 微紅 (相原酒造)
5話:La Selvatica (Caudrina di Romano Dogliotti)
6話:グレイス茅ヶ岳 (GRACE WINE)

良い。
完全に僕個人の話になりますが、こういったマンガで過去に飲んだことのあるお酒が出てくると嬉しいですね。赤武おいしかったです。
ワインには明るくないですが、6話のワインが地元の山梨産というのも嬉しい。


2.アイドルが受ける仕事に個性がある
元アナの川島さんはグルメレポーターやCMなどでのテレビ出演が多く、一方で楓さんはステージで歌を歌っているシーンが多めです。
美優さんはOL経験に裏打ちされた『オトナの女性』を押し出す広告塔で、志乃さんや早苗さんはドラマ出演など女優業をこなしている様子が伺えます。

これらは大人組のアイドルたちに確立された個性があり、それぞれのプロデューサーたちがその個性を見極め、それに合った仕事を取ってきていることを意味します。
いくら居酒屋で席を囲んでいるシーンがマンガのメインでも、彼女たちはアイドル。
このようにアイドルとして活躍しているシーンが描かれるのは、Pとして嬉しいものです。


3.三船美優の性格がめっちゃ初期
重要。
最近の三船美優さんは、周囲のアイドルたちと打ち解けてきたり、特にボイスを獲得して楓さんや心さんとの絡みが増えてきたこともあって、非常に柔らかで暖かい側面をよく目にします。
しかし初期(モバゲー版登場直後)の彼女の暗さ、自信のなさ、自己評価の低さはアイマス全土を見渡しても指折りで、ビジュアルの色気や年齢も相まって「未亡人のようだ」と言われるレベルでした。

After20における三船美優さんは、同じサイコミに連載しているU149における彼女と比較しても明らかに初期寄りの性格をしており、我が担当ながらよくこの性格で社会人やってけるなといった様相です。
この自己肯定感の無さ。アイマスにおける『蒼』とはまた別種の面倒くささ。これが三船美優。
全く芯があるように見えない彼女が、いずれはU149の彼女のように、『頼れる大人の女性』に成長する。これがアイマスなのです。



そんな感じで、After20、全身全霊を持ってオススメします。
キャラクターが分からなくても面白いマンガなので、「アイマスなんて男声合唱団川島瑞樹しか知らない!」という方も大丈夫。
ぜひこの機会にアイマスに、またはお酒に触れてみてはいかがでしょうか。


ちなみに通はAfter20の4話とU149の24話を交互に読んで三船美優の成長に涙します。しました。