★☆海の幸の日常日記☆★

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看病上手

2006年06月26日 | 我が娘・海の岬
あー、これはちょっと厳しいな…と分かっていたのに、ちょっと無理なスケジュールを組んでしまい、案の定ウツまっしぐら。
ひーん、こわい、こわい、こわい、こわいっ!

久々に抗うつ剤復活。
案の定副作用も復活。
どうしようもない吐き気と手足・顔のかゆみ。

ぎーぼーぢーわーるーいーーー。
が~ゆ~い~~~。

もうベッドに潜り込んだ不自然な体勢のまま、髪の毛一本動かしたくありません。
うう~、うう~と呻いていたら、旦那さまと買い物に出掛けていた岬が帰宅。寝室に「ただいま」を言いにやって来ました。

が、私の様子を見て取るや、岬はすぐに寝室から出て行ってしまいました。
本気で呻いていたから怖かったかな??

そう思っていると、岬は私の枕元にアイスノン・エチケット袋・冷水が入ったペットボトル・文庫本・詩集・クマのぬいぐるみ・ひよこのキーホルダー・一握りの手芸用わたをずらりと揃えてくれました。

アイスノンで顔や手のかゆみは軽減されました。
エチケット袋の登場で万が一の時も安心。
ペットボトルには岬のお気に入りハンカチが巻き付けられていて、水滴でベッドを濡らさないように配慮されています。
文庫本は私が好きな本。よく分かっています。
詩集も読みやすい手のひらサイズ。これも私が好きなものです。
クマのぬいぐるみは岬の一番の友達。岬と一緒にお見舞いに来てくれました。
ひよこのキーホルダーは「かわいいよ」と貸してくれました。

が…。手芸用わた???

ぬいぐるみを作るときに中に詰める、アクリル製のわたです。
何だろうと思っていると、岬は私の手に手芸用わたを握らせました。
「お母さん、これ、握ってごらん。やさしいよ?」
言われたとおり手芸用わたを握ってみると、手のひらが温かくてふわふわした感触で、確かにやさしい感触。辛かった心が少しラクになりました。へぇ~。

私が手芸用わたをニギニギしていると、今度はクラシックCDをかけてくれました。
音楽が流れ始めるとCDプレーヤーのリモコンを握りしめて私の顔の前にどっかり座り込む岬。顔の前にお尻を向けられて、う~ん鬱陶しいなぁと思っていたら、なんと岬は丁度良く聞こえるように音量を調節してくれたのでした。す、素晴らしい。

しかも私の方へ向き直ると、今度は詩集を朗読してくれました。
「雨ニモマケズ、風ニモマケズ…」
これがまた良いのです。
たまに病院ボランティア募集の記事に「朗読」という項目があって、なんだろう? と思っていたのですが、これは確かに素晴らしい。
本を読む気力・体力がないとき、人の声で本を読んでもらうというのがこんなに癒され、かつ楽しいものだとは知りませんでした。


岬が寝込んだとき、夫が入院したとき、私はこんなに心の行き届いた看病をしてあげたことはありません。30年以上も生きているのに、こんな看病の仕方は思いつきもしなかったのです。
なのに4年10ヶ月しか生きていない岬から、困っている人・辛い人の心に寄り添って行動することの素晴らしさを教えられて、私は心底尊敬しました。


そういう人に、私もなりたい。
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