the morning star ~明けの明星~

日本でも世界でも子どもたちが安心して幸せに暮らせるように☆と願う活動主婦の日記。三原市の課題や三原応援情報を発信。

目覚める資本

2014-11-23 05:23:31 | 環境(全般)
以前の記事に、
世界的に、自然資本を評価する流れが始まっていること、
日本では、まだまだだけど、環境省が企業の環境情報を投資家に提供する仕組みづくりをしていること、
を書きました。(→http://blog.goo.ne.jp/the_morning_star/e/9849beef4539ce0e7641d86448e8067d

ちょうど1週間前、2014年11月16日の日本経済新聞朝刊で、
「目覚める資本」という特集の中で、社会的責任投資のことが取り上げられてました。
世界では、社会的責任投資の規模は135兆ドル。
日本はそのうちの、わずか100億ドル。
円グラフがかかれてますが、線でしかありません(^_^;)

でも、やっと、日経の一面にこういう記事が載るようになってきた、
というところでしょうか。

食品の値上げも続くところですが、
今月初めに、
Global Roundtable for Sustainable Beef(GRSB)が、
持続可能な牛肉の原則と基準を定めました。

私は、基準の原本は読んでいなくって、
レスポンスアビリティのサステナブルCSRレターから引用させていただくと、

 今回作成された文書は、1) 自然資源、2) 人とコミュニティ、3)
動物の健康と福祉、4) 食料、5) 効率とイノベーションの5つの原
則からなります。この原則のもと、森林をはじめとする生態系の保
全や水の適切な管理、人権の尊重、労働安全衛生の確保、製品の安
全性、資源の効率的な利用などを定めた36の基準が設けられてい
ます。

 牛肉については、牛の放牧地のためにアマゾンの森林が開発され
ていることが問題になっています。また、牛の餌に穀物を利用する
ため、穀物の栽培による間接的な環境負荷も無視できません。持続
可能な牛肉は、このような環境問題をはじめ、牛肉に関わるサプラ
イチェーンでの人権、労働安全衛生などの社会的問題も適切に管理
されている牛肉というわけです。


とのことです(緑字部分が引用)。

私たち人間の経済活動が自然へ及ぼす影響は、
あまりにも深刻になってしまってる。
アメリカ、中国でさえ、CO2排出量削減へ舵を切ろうとしているところ。
政策によって自然資本を守っていくことも必要だけれど、
もっともっと、賢く心ある投資家が増えていきますように!!


環境負荷のより少ない企業になっていくことで、企業価値が上がること、
大事だけれど、長期的な視点が必要で、
そうは言っても日々の経営がたいへん・・・という実情も。
11月20日は、
省エネ診断・技術事例発表会~経営コストのお悩み解決!儲かる省エネ~
に行ってきました。

電気代が上がっているところは本当に深刻な問題で、
全国10ヶ所で開かれたこのセミナーですが、
大阪は、受付が始まって間もなく定員に達したようです。
中国電力管内は、そこまで危機感がないのか、広島開催は定員割れでした。

省エネ診断を受けられた企業、社会福祉法人の方々からの事例発表。
「実は、最初は期待していなかった」ということも(^^)
ですが、診断後には、
「省エネの掛け声はかけてきたが、優先順位が明確になり、社員のベクトルが一致」
「会社全体のモチベーションが上がり、着実に成果を上げている」
「自分たちでは気づかないところを、専門家の詳しい知識を数字と具体策で示してくれた」
「視野が広まった」などなど、たいへん有益!と感じておられるようです。

無料で受けられる省エネ診断は、この10年間で約1万件の診断を行い、
石油換算で約400万キロリットルの削減(400億円程度でしょうか)の実績です。

何による負荷が大きいのかを分析することによって、
設備投資なしで、運転方法などマニュアル改善でできる省エネの提案、
設備リプレイスの場合は、
負荷の大きいものから優先順位をつけ、投資額を何年で回収できるかを示して提案、
とても分かりやすい診断をしていただけます。

そして、セミナーには、経産省の方も来られ、設備リプレイスに伴う補助金の説明もありました。
申請件数が増えて、要件を満たしていても補助を受けられない事業者が増えており、
H27年度予算要求では、省エネの補助メニュー全体で倍増くらい。

固定費削減+環境負荷削減に向けて、三原でも、しっかり取り組んでいただけるように、
動いていきたいと思っています~


<ご参考情報>
▼省エネ・節電ポータルサイト(省エネルギーセンター)
http://www.shindan-net.jp/index.html
▼診断現場レポート(今回セミナーで発表されたひかり工業さんの事例)
http://www.shindan-net.jp/voice/voice01.html
▼省エネルギーセンター発行パンフレット類のダウンロード
http://www.shindan-net.jp/download/index.html
▼近畿経済専業局の省エネ成功事例集
http://www.kansai.meti.go.jp/3-9enetai/shoene-seikojireishu/img/shoeneseikojireishu_1201.pdf




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1 コメント

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Unknown (匿名市民)
2014-12-08 23:41:10
過去のブログを拝見すると
「反原発」「反集団的自衛権」とお察しします。

現在そのあたりが争点のひとつともいわれる
国政選挙が行われていますが
アクションは起こさないのですか??

あとから 「与党優勢報道が影響して残念でした」
みたいな感想を書く程度なのでしょうか??

でも 今後いざ原発再稼働開始となると
反対コメントかかれるんですよね?

流行語じゃないけど「いつ動くの いまでしょ」と思いますが・・・

たとえば「反原発」「反集団的自衛権」を訴える候補は4~6区にいますよ。

あなたの支持政党や支持候補に関心はないですけど、具体的アクションないまま 結果が出た後で
「やっぱり反対」というコメントは 陰でぐちぐち反対という印象です。

反対なら反対で行動すべきでは?

市民派は行動派であるべきだろうというのは
選挙民の勝手な印象でしょうかね。
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