the morning star ~明けの明星~

日本でも世界でも子どもたちが安心して幸せに暮らせるように☆と願う活動主婦の日記。三原市の課題や三原応援情報を発信。

予算書をみる会@your own place

2016-03-13 05:41:19 | 財政
昨年の3月定例会の後、「予算書をみる会」を行い、「決まる前にやってほしい」という意見をいただき、
昨年の9月定例会の最中に、「決算書をみる会」を行い、いろいろ課題を感じ、
今回、平成28年度予算にあたり、「予算書をみる会@your own place」に至りました。
失敗を恐れることなく、チャレンジ&チェンジを続けていきたいと思っています。

最後に見直してまた書き加えたりして、設定納期より1日遅れとなりました。
明日から5日間、予算特別委員会ですが、
ご意見等いただいたものは、必ず目を通させていただきます。
「予算書をみる会」で対象としている一般会計の歳出は、
3/14~3/16に、「款」ごとに審査を行います。
委員会を傍聴していただくこともできます(三原テレビ中継・放送はなし)。

変更になる場合もありますが、大まかな予定は、
3/14(月):議会費、総務費、民生費
3/15(火):衛生費、労働費、農林水産業費、災害復旧費、商工費
3/16(水):消防費、土木費、教育費、公債費、諸支出金、予備費
3/17(木):一般会計歳入、特別会計(下記以外)
3/18(金):国民健康保険、後期高齢者医療、介護保険、財産区、水道事業


ということで、予算書をみる会@your own placeを始めさせていただきます。




こんにちは!三原市議会で議員をさせていただいている安藤志保です。

『市民活動』をする中で、なかなか行政に声が届かない歯痒い思いをしてきて、「市民と行政との懸け橋に!」という思いから3年前に立候補を決意し、議席をいただくことができました。私にとって、今の最重要課題は、オープンガバメントと、市政への市民参加です。

市民のみなさんから、税金という形で、三原市で暮らすための会費をお預かりし、それをもって、様々な事業を行っているわけですので、「そのお金をどう使ってきたか、どう使おうとしているか」という情報を市民のみなさんと共有し、考えることは、必要不可欠なことだと考えています。

しかし、それは、とても難しいことでもあります。10万人がみんな集まって、お金の使い道を議論することなど不可能でしょう。まず物理的に集まることができません。ですが、今、ICTの発達によって、これは、解決の道が見えてきているのではないかと思います。今回は、そんな試みでもあります。

そして、もう1つの大きな課題。100人いれば100通りの考えがあって、より多くの人が関わるほど、議論がまとまらないのではないか。その懸念は私も持っています。議会の27人でさえ難しく感じていますから。

その一方で、「熟議型民主主義」や、「シナリオプランニング」など、合意形成の新しい手法が確立されてきていること(私自身は、まだそのスキルを身に付けていませんが)、「シェア」や「共感主義」など、新たな価値観が広がりつつあることに希望を感じています。また、近年の住民投票条例請求の多さから、自治体の意思決定への関与を求める市民パワーの強まりも感じています。

自分の住むまちのお金の使われ方に、関心を持っていただきたい、
「関心はあるけど、知る方法がないよ」「知っても、意見を言う方法がないよ」
という部分を埋めていきたい、
一緒に考え、一緒につくるまちにしていきたい、
という思いからの、初めての試みは、

議会での予算特別委員会で審議を行う前段階での企画であり、
◆確実性
◆中立性
◆分かりやすさ
はどうあるべきか、試行錯誤しながら・・・そして、全体俯瞰(「木を見て森を見ず」にならぬよう)ということも意識しながら、資料をまとめました。

3年間に満たない議員生活ですので、知らない、分からない、見えていないことが、たくさんありますし、時間的な制約で、資料をこういう形につくりたい!と思いつつも、できていない部分もあります。今回のものをベースに、改善していきたいと思っています。

私の想いはここまでで、以降は、数字が語る現状を綴っていきたいと思います。


まず、一般会計当初予算額の推移です。

棒グラフは当初予算の金額です。市長改選の年については、3月の骨格予算に、肉付け予算となる6月補正額を加えたものです。平成22年は、土地開発公社解散のための費用が予算拡大の要因となっています。執行部は、平成28年は「平成27年度比3.1%の削減」と説明されますが、こうしてみると、10年間で3番目に大きい予算規模であることが分かります。

自主財源の比率は右側の軸のパーセンテージになります。当初予算の比率です。標準財政規模、基準財政需要額、基準財政収入額は決算額の数値(左軸)です。


続いて、平成28年度一般会計予算を、目的別(款別)に割合を表しました。歳出の分類は、目的別に、款>項>目と細分されます。


それでは、目的別に当初予算の推移を見ていきます。棒グラフは、予算額(左軸)、折れ線グラフは、予算全体に占める割合(右軸)です。

ここから、各項目のグラフとなりますが、項目によって軸の目盛りの単位が異なっており、金額の増減が、見た目のイメージとは異なる場合がありますので、数字によりご確認いただければと思います。また、各予算の財源として、国の制度による事業の場合などは特定財源が含まれます。市の裁量で使い道を決めることができる一般財源と、特定財源との内訳も示したかったのですが、時間の都合上、できませんでした。

<<議会費>>
議会運営のための経費です。議会費でいちばん大きいのは議員報酬です。議会だより発行費用、会議録作成費用、議会事務局職員給料なども含まれます。選挙に関する費用は、総務費になります。


<<総務費>>
庁舎や財産の維持管理、税金の徴収、戸籍管理、選挙、統計などの経費です。15~16ページで、詳細を見ていきます。

○参議院議員通常選挙事務費(48,875千円)
○市長・市議会議員選挙準備事務(3,816千円)


<<民生費>>
障碍者、高齢者の福祉サービス、子育て支援、保育所、生活保護などの経費です。17~19ページで、内訳を示しています。


<<衛生費>>
健康増進、疾病予防、環境保全、ごみ・し尿処理などの経費です。事業例は・・・

○(新規)周産期医療体制継続費補助:産科医療を維持継続するため、分娩1件あたり1万円を補助(対象は人件費、医療機器購入等)
○(新規)不妊検査費助成事業(346千円):夫婦で不妊検査を受けた費用を助成(自己負担額合計の1/2、上限5万円)
○小児救急医療運営費補助(25,596千円):休日の小児科診療を行っている医療機関に対する補助
○(新規)予防接種費補助事業(825千円):里帰り等により県外で定期予防接種を受けた乳幼児の保護者に、負担した費用を補助
○予防接種の費用218,682千円
○新斎場建設のための実施設計22,570千円
○清掃工場長寿命化1,098,742千円
○最終処分場延命化54,155千円


<<労働費>>
労働者のための各種施設の管理や労働者に対する支援費などの経費です。


<<農林水産業費>>
農林水産業の振興を図るための支援や生産基盤整備などの経費です。農道、ため池、水路などの農業施設や林道などの整備に要する費用が大きいです。

○(拡充)有害鳥獣対策事業は、平成27年度より792千円増額で、防護柵等の設置費補助を非農業者にも拡大する予算が提案されました。事業費は、H27年の46,061千円→H28年46,853千円に。
○(新規)佐木島から農産物を選果場等へ輸送する際の海上輸送費を支援(補助率2/3)(3年予定)
○(新規)有機たい肥活用支援として購入費補助(1tあたり千円)


<<商工費>>
商工業や観光の振興などの経費です。22ページに内訳を掲載しています。



<<土木費>>
道路、河川、公園、住宅などの建設や維持に係る経費です。抑制傾向にありましたが、平成26年度から増加傾向です。

新規
○三原駅駐輪場防犯カメラ設置(18台増設)2,500千円
○都市計画基図作成事業(基図のデジタル化)39,000千円
○JR三原駅ホームの視覚障碍者誘導用ブロックの改修20,507千円(費用負担は国1/3、JR1/3、三原市1/3)
○市営住宅整備34,000千円(市営住宅長寿命化計画に基づく耐震改修、エレベーター設置設計、解体など)

拡充
○空家対策事業(活用促進のための対策計画を策定)7,400千円→13,054千円
○木造住宅(昭和56年5月以前等の条件あり)耐震改修補助事業(1棟あたりの補助額20万円増)2,100千円→2,700千円 (耐震診断は、申込者10千円の負担で、三原市が実施)

○橋梁長寿命化36,000千円→290,000千円

今後の方向性を決めるもの
○都市計画マスタープラン策定事業(現行計画満了のため、全体構想の改定)1,545千円
○立地適正化計画策定事業(コンパクトシティ実現推進のため、居住誘導/都市機能誘導区域の設定と施策整理)7,341千円
(いずれもH27~H29年にわたる事業で、両方のトータル費用は23,301千円)


<<消防費>>
消防や防災のための経費です。

◆自主防災組織支援事業
 ・自主防災組織の施設・設備整備費の補助(新規設立支援)2,050千円
 ・自主防災組織支援事業費補助(育成支援)1,780千円
  防災訓練費用の助成1組織あたり10千円
  防災資機材補充等の助成1組織あたり50千円
  防災士資格取得補助1組織あたり56千円)
  (新規)地域防災マップ作製補助1組織あたり200千円)
◆災害時一斉情報伝達手段整備事業(総務費から款の移動)212,740千円→213,265千円


<<教育費>>
学校教育、生涯学習の充実、文化・スポーツの振興などの経費です。25~32ページで内訳の説明をしています。


<<公債費>>
市債の元利償還金および、一時借入金利子を支払うための経費です。


全体を見たところで、一部の款について、その中身も触れておきたいと思います。
総務費(款)の中は、・総務管理費 ・徴税費・戸籍住民基本台帳費・選挙費・統計調査費・監査委員費という6つの項に分かれていますが、総務費のうちの85%を占めている【総務管理費】について、平成25~28年の予算額を表にしました。H28年度の事業例は・・・

○宮沖保育所プール解体事業(1,700千円):宮沖交番の移転先として貸し付ける予定
○市有財産販売促進事業(H27年50,658千円→H28年46,916千円)
  ・三原西部住宅団地販売代理
   (土地販売業務委託10,000千円、モデルハウス設置費補助16,000千円)
  ・ハウスメーカー販売代理委託(6,700千円)
  ・分譲地以外の市有地販売のための土地鑑定評価等(8,300千円)
○(新規)市民満足度調査事業(2,177千円)
○(新規)ペアシティ三原西館1階の空調機更新(20,000千円)
○(新規)第10次三原市交通安全計画策定(86千円)
○防犯灯維持管理事業(H27年17,996千円→H28年17,098千円)
○防犯カメラ設置費補助(H27年6,000千円→H28年2,000千円)
○安心・安全まちづくり事業(H27年5,252千円→H28年4,667千円)
 ・小学校新一年生へ防犯ブザー
 ・防犯・防災等メール配信システム
 ・通学路巡回パトロール
 ・生活安全担当顧問1名


この中で、大きな動きを示しているものをグラフにしました。電算管理費は、「マイナンバー」対応のためのシステム改変などの経費が増減要因。情報推進費は、「災害時一斉情報伝達手段整備」に関する経費が「消防費」に移動して、H28年は減額になっています。

地域振興費は、平成25年度の約10倍の伸びとなっています。平成28年度の事業例は・・・
○町内放送施設設置費補助(13,500千円)
○住民組織活動支援(H27年26,830千円→H28年30,540千円に
○コミュニティホーム管理費(H27年16,711千円→H28年93,151千円)
 ・コミュニティホーム修繕(沼田西町、小泉町)4,700千円
 ・コミュニティホーム移転(八幡町→旧八幡小学校、羽倉→旧羽倉保育所)83,700千円
○コミュニティ交通推進事業(H27年36,525千円→H28年36,450千円)
 ・本郷地域の地域内公共交通運行委託をデマンド交通へ移行(7,560千円)
○本郷、久井、大和地域に地域支援員各1名(10,476千円)
○祭り・イベント補助等
○中山間地域活性化計画策定委託料6,000千円
○定住交流事業魅力向上支援委託料8,000千円
○ボランティア活動促進事業委託料4,600千円
などの費用が盛り込まれています。

新庁舎建設事業
 ・新庁舎建設基本・実施設計業務(114,400千円)
 ・解体工事に伴う家屋調査業務(17,900千円)
 ・本庁舎仮駐車場整備工事(13,600千円)
 ・議会棟解体工事(101,300千円)
 ・仮庁舎整備工事費(28,400千円)議会機能をゆめきゃりあセンターに移転


民生費は、・社会福祉費・児童福祉費・生活保護費の3つの項に分かれています。続いて、それぞれの内訳を示します。


民生費(款)>社会福祉費(項)が、さらに、8つの「目」に分かれています。事業例は・・・

○臨時福祉給付金(89,000千円):H26年4月からの消費税引き上げに伴う臨時福祉給付金の継続(支給対象は21,000人)
○(新規)年金生活者等支援臨時福祉給付金(469,000千円):支給対象は15,000人
○避難行動要支援者同意確認事業(H27年656千円→H28年2,290千円):改正災害対策基本法に基づき、個人情報提供の同意確認を市が直接実施
○在宅要援護者仲間づくり育成事業(H27年8,520千円→H28年7,800千円):世代間交流および地域住民の自主的な助け合いや支え合いを目的に、サロンの新規立ち上げ、運営を支援
○(新規)介護職員等就労支援事業(3,000千円):介護職員の人材確保および資質向上・離職防止を図るため、研修修了者に受講料を助成。助成額は、介護福祉士研修および介護職員初任者研修過程:5万円、介護支援専門員研修:2万円
○(新規)男女共同参画プラン策定事業(2,500千円)※女性活躍推進法の市町村推進計画もあわせて策定(男女共同参画推進費は、平成26年までは、教育費に含まれていました)


児童福祉費の事業例・・・
○(拡充)乳幼児等医療費助成事業(H27年208,343千円→H28年258,022千円)
○(拡充)子ども居場所づくり事業費(H27年149,709千円→H28年162,121千円):放課後児童クラブの運営
 ・新規設置:西宮、本郷第2、南方第2
 ・受け入れ態勢が整ったクラブから6年生まで受け入れ
○(新規)子育て世代包括支援センター事業(11,035千円):妊娠期から子育て期にわたる相談・育児支援を切れ目なく、一体的に実施するワンストップ相談拠点を整備(児童虐待防止や家庭児童相談にかかる機能も集約)
 ・開設は、サンシープラザ3階 第1会議室(月~金)
 ・保健師、助産師、保育士、家庭児童相談員を配置
○(新規)子育てサポートステーション(13,202千円):親子や保護者同市のふれあいの場を提供、未就学児の保護者を対象に有料で一時預かりや育児相談を行う
 ・開設は、イオン三原店1階(10時~17時)
 ・利用は無料、一時預かりは有料
 ※既設ですが、県事業だったものを、三原市として新規の事業
○(拡充)地域型保育事業(H27年101,488千円→H28年149,197千円)
 ・小規模保育事業費補助:2園から3園へ 新規はあやめが丘保育園(明神)
 ・事業所内保育事業費補助:八天堂(本郷)。地域枠5人、従業員枠13人
○(拡充)私立認定こども園運営助成事業(366,238千円)
 ・保育所から移行:認定けいこうこども園、認定あやめが丘こども園
 ・新規開設:愛育認定こども園


商工費の事業例・・・
○びんご産業支援コーディネーター派遣事業(240千円):中小企業の新商品開発・新技術開発等について、コーディネーターを5回まで無料で派遣
○(拡充)商店街振興事業(6,720千円):地域循環型コミュニティポイントシステム(電子マネー)環境整備費補助
○(拡充)中心市街地商業等活性化事業(H27年645千円→H28年211,066千円)
○(拡充)起業化促進事業(7,290千円):創業支援事業費補助100千円/件、創業支援資金利子補給
○(拡充)企業誘致対策事業(H27年330,727千円→H28年587,672千円)
 ・固定資産税相当額奨励金
 ・雇用奨励金
 ・生産設備投資奨励金
 ・土地取得奨励金
 ・(新規)本郷工業団地整備事業:負担金(用地費)334,000千円
○観光協会補助事業(33,880千円)
○観光イベント助成事業(9,200千円)
○観光案内看板設置(10,000千円)
○外国人誘客情報発信事業(836千円):「ひろしまフリーWi-Fi」を三原港付近で開始
○観光キャンペーン事業(2,694千円):筆景山・仏通寺ライトアップなど
○(拡充)観光戦略プラン推進事業(27,216千円)
 ・観光プロモーション事業
 ・(新規)魅力ある観光地づくり事業:グッズ作成、史跡案内看板設置
 ・(新規)広島・宮島・岩国地方連絡協議会負担金
○観光施設管理費(66,593千円)
 ・観光施設の管理運営
 ・よがんす白竜:空調設備およびAED更新
 ・棲真寺山オートキャンプ場:空調機器更新
○(新規)観光施設整備事業:林道久和喜竜王線の開通にあわせ、観光案内標識、トイレの整備
○(拡充)瀬戸内三原築城450年事業(81,242千円)
 ・瀬戸内三原450年事業推進協議会事業負担金:甲冑武者隊整備事業、まち歩きイベント、4大祭りブラッシュアップ、広報事業
 ・講演会
 ・映像資料作成
 ・歴史館(仮称)整備事業(20,000千円)


三原市は、市立小中学校の耐震化は、H28年度で完了します(事業費としてはH27年3月補正予算)。


小学校費、中学校費は、建設費用が増額要因となっていますが、学校建設費(目)をのぞくと、削減傾向です。


学校管理費、教育振興費が抑制されてきている中で、新たな課題であるスクールバス運行や、校舎のバリアフリー(多目的トイレへの改修、エレベーターの設置など)対応なども行っています。これらは、【学校建設費】ではなく、【学校管理費】です。


そして、抑制されている教育振興費の中で、就学援助などの扶助費が伸びてきていることも課題です。このグラフは、決算額の数値です。


社会教育費は、H25年1,118,890千円からH28年1,430,424千円へと、金額で311,534千円、約28%の増加となっています。文化・観光色の強いものが拡充され、学習要素のものは縮減傾向にあるようです。


金額の大きい費目をグラフにしました。事業例は・・・
◆社会教育総務費
○記念物保存活用事業(H27年23,906千円→H28年22,451千円)
  (新規)石見神楽公演(雪舟サミットプレ)
  (新規)城郭ライター、広大教授による講演会
  (新規)JR本郷駅に文化財看板設置
  (新規)大長寺仁王門改修工事補助
○小早川氏城跡保存整備事業費(H27年91,340千円→H28年138,702千円)
  (継続)天守台濠周辺地域の整備
  (新規)天守台濠内管延長工事
  (新規)三原城跡濠廃棄物撤去工事
  (新規)毛利氏関連の博物館等の施設連携事業
  (新規)城下町古地図アプリ作成
○(新規)秦森康屯記念館整備事業(23,030千円)
  三原出身の画家秦森康屯の作品を常設展示できるよう、小坂町の土地建物を購入・改修
  土地建物購入等(15,200千円)、改修費(2,900千円)、絵画購入費(3,000千円)
  ※美術館建設基金を取り崩して繰り入れ(17,636千円)
○(拡充)児童・生徒相互交流事業(H27年4,686千円→H28年5,198千円)
  少年少女海外交流研修事業から名称変更+親善都市交流事業が青少年教育費から移動して統合
  ・(追加)サギ・セミナー・センター宿泊

◆リージョンプラザ管理費
・広場インターロッキング改修32,800千円
・指定管理委託料122,800千円
◆歴史民俗資料館(H27年度15,951千円→H28年度187,946千円)
・久井歴史民俗資料館整備事業178,820千円(久井公民館整備86,110千円と複合整備)
◆地域学習拠点施設費(H27年102,643千円→H28年97,182千円)
◆コミュニティセンター・公民館費(H27年127,893千円→H28年208,959千円)
・施設整備事業費(久井公民館86,110千円、久井南公民館1,300千円)※上記歴史資料館と複合整備
※施設整備費を除く経費は、H27年度127,893千円→H28年度121,549千円


続いて、金額の小さい費目です。
◆青年の家管理費(H27年17,279千円→H28年18,280千円)
  ・サギ・セミナー・センターへ
  (新規)小学生宿泊体験学習用設備の設置(3,630千円)
  (新規)宿泊者への食事提供者に対する補助(1,300千円)
◆宇根山家族旅行村(H27年3,256千円→H28年38,070千円)
  (新規)倒壊したデイキャンプ場建屋の撤去および建て替え27,400千円
  (新規)管理棟の撤去および建て替え8,000千円
◆男女共同参画推進費
  H27年より、民生費>社会福祉費へ移動
◆勤労青少年ホーム
  廃止


最後に、教育費(款)>保健体育費(項)です。

終わりに・・・

以上で、平成28年度一般会計の「予算書をみる会」の説明を終わらせていただきます。

各事業については、予算特別委員会で質疑をしないと不明な点も多く(この予算委員会から、施策・事業に基づく予算説明資料を提供していただけることになり、審議資料が分かりやすくはなりました)、報道発表の際の説明資料なども参考にしつつ、まとめました。

疑問・質問にはお答えできないかもしれませんが、ご意見などもいただけましたら幸いです。 >>> andoshiho@gmail.com

そして、三原市の課題について、一緒に考えていただけましたら嬉しいです。

終わりに・・・2 こんな心配もしています



同時多発的、複合的に起きる、数々の問題(もっとたくさんあるけれど・・・)

「不便のマイナスループ」は、公共交通機関、ガソリンスタンド、お店などの【利用が減る→料金が上がる→利用が減る→撤退】などの悪循環

公共施設については、維持・補修・更新のための費用が大幅に不足。平成28年度(2016)までに「公共施設等総合管理計画」策定が求められている。老朽施設や不良資産も多く含み、笹子トンネルの天井板落下事故に見られるように、市民の安全にもつながる問題。



因果関係の線を加えてみると、それぞれの問題が「行政として担う分野の膨張・拡大」をさらに増幅させてしまうことが分かる。一例として、行政がやるべきかどうかの議論がある婚活も、人口対策として、公益事業として確立してきたように見える。

※「足による投票(移住)」は、人口が増える場合と減る場合がある。「足による投票(移住)」を意識した自治体間競争によって、行政が行う市民サービスが増大傾向にある。

※「住民ニーズ多様化」の原因は、「コミュニティ機能の衰退」だけではない。

「行政として担う分野が膨張・拡大」することは、事業費の増大となる。






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1 コメント

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感心した (田口暁穂)
2016-03-14 12:49:56
志保さん

凄いね 感心しました 

内容は よく 分からんが 頑張ってください

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