家族を失い家を失い仕事を失い、寄りそい支え合っていた被災者どうしに溝が生まれている。
家族のご遺体が見つかった人そうでない人、自主避難した人とどまった人・・・
非常な事態を越えてもなお、それぞれのおかれた状況の違いが、
人々の心をささくれ立ててしまうのだそうです。
これは、今日参加させていただいた『北上音楽祭』で聞いたお話。
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復興地に音楽を届けたいとはじまったミュージシャンたちのライブイベント『北上音楽祭』は
岩手・宮城・福島の仮設住宅や施設など、すでに50か所以上で開催されたんだとか。
そのメンバーの一人木村真紀さんに誘われて、今日は夫と娘も一緒に参加してきました。
場所は緑区中山にある『なごみ邸』。 桜の大木に守られるようにある古民家です。
風に揺れる緑の庭をバックに
熱いメンバーが 沁みる歌楽しい歌を聞かせてくれました
被災地のお話をしてくれたのは、もと石巻市立北上中校長の畠山さん
彼らの活動は、仮設住宅が無くなるまでなんだそう。 人に熱いこのパワーは一体どこから来るんだろう。
お腹の底から揺すぶられるような3時間でした。
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私が細々と続けていたハンドメイドを届ける支援は、届け先の移転が決まりこの夏が最後でした。
復興というよりまだ復旧というのが今の現状で、まだまだ助けは必要なのだけれど、
いろんなことが先細りになっているのを感じます。
今日もらったパワーを、私も何かにかえてまた動き出せたらいいなと思います。
北上音楽祭のホームページ http://www.kitakami-ongakusai.jp/