余命3年のライフワーク探し

~好きなことを仕事にするため、安定した仕事を辞めました~

NHKだけで充分? ピース 又吉 × コンビニ業界

2011-06-10 12:21:35 | メソッド・テクニック

NHKだけで、ビジネスの勉強は充分なのかもしれない。

昨日また、そう感じた。

夜8時に、

仕事ハッケン伝
 ~今アツい企業に有名人が入社。ガチで仕事させていただきます!~


というNHKの番組を見た。

「もし、今と違う人生だったら?」

というコンセプトだ。


見たのは、

第五回 6月9日(木) ピース 又吉 × コンビニ業界



コンビニのローソンで、

「お客さんが何を買ったかよりも、何に悩むのか観察しろ」

と指導を受けたり、

新作の企画を考え、プレゼンをしたりする。


それが、ド真剣なのだ。


まず、

新作弁当の開発。


又吉は、

30~40代をターゲットに、新作パスタのコピーを考えた。



「末っ子が誕生しました。かわいがってあげてください。」



その次に、吹き出しで

「双子です。」



女性社員からは、

「かわいい~!」

「すごい!」

と、大受けだった。


担当上司も、

「300点」

と大絶賛し、その企画はそのまま通ってしまったのだ。


又吉は、真剣そのもの。


それが認められたのか、次に
 
コンビニ業界全体の課題でもある、「シニア層」の取り込みについて。

又由は、(シニア層に該当する)母親に、電話でコンビニに行かない理由をたずねたり、「おばあちゃんの原宿」として有名な巣鴨銀座にヒアリングに行ったりした。



ローソン幹部にプレゼンテーションする前日、又吉は一睡もせず徹夜で企画を考える。




巣鴨銀座の聞き込みなどから、シニア層は

「ふれあい」

「やさしさ」

などの「井戸端会議」的なコミュニケーションを求めていることがわかった。



そこで又吉がプレゼンしたのは、

「各店に一人、コミュニケーション担当者を置く」

というアイディアだ。


その後のストーリーが面白い。


それが定着し、

ゆくゆくは、小学生などの小さな子供から、

「僕、将来、あの人になる」(なんとかローソンという呼び名だったのだが、失念)

と言われるようになると。



ターゲットを絞って深~く観察し、そのニーズをストーリーで掘り下げる。
そして、そこから浮かび上がってくる商品を開発していく。

その繰り返しだ。


又吉が、

「今後、シニアに向けたネタづくりにすごく活用できる」

と言っていた。


そうだと思う。



余談だが、

お笑いの世界で活躍している人は、会社などでも優秀にやっていける気がした。


上司が又吉に、

「いままでみてきた新人の中で、一番優秀です」

と言っていたのはリップサービスではなかったと思う。



又吉の青ざめひきつった真剣な表情から

現場の空気感が伝わってくる、

良質な番組だった。



下手なビジネス書を読むよりも、NHKの良質なビジネス番組を見る方が、勉強になるのかもしれない。





「NHKオンデマンド」で6月10日午後6時~6月23日まで見れるようだ。

第五回 6月9日(木) ピース 又吉 × コンビニ業界










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