昨日は、著書を拝読してから「ぜひお会いしたいなぁ」と
思っていた木村麻紀さんをお招きして、食事をしながらお話を聞く
集いを開催することができました。
私はスカイプによる参加。
お店の環境がよいのか、準備をしてくれたPCの性能がよいのか
およそ3時間音声が途切れることなくお話を聞くことができて
本当によかったです。
木村さんは現在「オルタナ」という環境雑誌の副編集長。
ロハス・ワールドレポートという著書も出版され、元経済記者という
経験をいかし、「人にも環境にも優しいビジネス」について
わかりやすくご説明してくださっています。

ロハス・ワールドリポート 人と環境を大切にする生き方 /木村...
そんな木村さんが最近問題だと感じていること。
それは環境に関する情報がありふれている中、
「では私は何をしたらよいのだろう」ということを実感できる
処方箋的なアドバイスがほとんどないということ。
結局今のままではよくない、ということはわかっていながらも
何をしたらよいのかわからないままの人が多かったり、
個人の判断で個人的な活動をするものの、それがしっかりと
一つの方向に向かわずに、バラバラの動きとなって、時に
状況を悪化させるケースもあるとのこと。
その最たる例として、“マイ箸”ブームについて例に出されたのですが、
この取り組みを否定するわけではないものの
なぜ割りばしがいけないのかということを根本から理解している人は
少なく、「割りばし」を総じてNGなものと考えてしまうケースが少なくない。
ところが「割りばし」といっても、国産のものであれば、
森林の力を蘇らせるために「良い形」で使われたとも考えられるので
(木は切り過ぎても問題だけれど、切らなすぎると、
それはまた森林を荒らすことになり、森林が本来持つ力を失わせてしまう)
一概にNGとは言い切れない。
そんな指摘は、何が本当に問題で、何が本当の解決策で、何が真実なのか
を見極めることの重要性へとつながり、私の中でも、今一度
「当たり前」のように「良い取り組み」とされていることについて
もっと知ることが必要だなぁとあらためて感じました。
個人でできることと、パブリックでするべきこと。
これを混合させてしまうと、解決できるべき問題が解決できない。
そして何をするにも必要なことではありますが
ビジョンを持つということは、特にこの環境問題への取り組みについても
必須のことです。
よりクリアなビジョンが提示されることを願うと同時に
私自身もアクションを起こす際には、それが必ず
もっと大きな力へとつながっていくような流れを
意識していきたいなぁと思いました。
思っていた木村麻紀さんをお招きして、食事をしながらお話を聞く
集いを開催することができました。
私はスカイプによる参加。
お店の環境がよいのか、準備をしてくれたPCの性能がよいのか
およそ3時間音声が途切れることなくお話を聞くことができて
本当によかったです。
木村さんは現在「オルタナ」という環境雑誌の副編集長。
ロハス・ワールドレポートという著書も出版され、元経済記者という
経験をいかし、「人にも環境にも優しいビジネス」について
わかりやすくご説明してくださっています。
ロハス・ワールドリポート 人と環境を大切にする生き方 /木村...
そんな木村さんが最近問題だと感じていること。
それは環境に関する情報がありふれている中、
「では私は何をしたらよいのだろう」ということを実感できる
処方箋的なアドバイスがほとんどないということ。
結局今のままではよくない、ということはわかっていながらも
何をしたらよいのかわからないままの人が多かったり、
個人の判断で個人的な活動をするものの、それがしっかりと
一つの方向に向かわずに、バラバラの動きとなって、時に
状況を悪化させるケースもあるとのこと。
その最たる例として、“マイ箸”ブームについて例に出されたのですが、
この取り組みを否定するわけではないものの
なぜ割りばしがいけないのかということを根本から理解している人は
少なく、「割りばし」を総じてNGなものと考えてしまうケースが少なくない。
ところが「割りばし」といっても、国産のものであれば、
森林の力を蘇らせるために「良い形」で使われたとも考えられるので
(木は切り過ぎても問題だけれど、切らなすぎると、
それはまた森林を荒らすことになり、森林が本来持つ力を失わせてしまう)
一概にNGとは言い切れない。
そんな指摘は、何が本当に問題で、何が本当の解決策で、何が真実なのか
を見極めることの重要性へとつながり、私の中でも、今一度
「当たり前」のように「良い取り組み」とされていることについて
もっと知ることが必要だなぁとあらためて感じました。
個人でできることと、パブリックでするべきこと。
これを混合させてしまうと、解決できるべき問題が解決できない。
そして何をするにも必要なことではありますが
ビジョンを持つということは、特にこの環境問題への取り組みについても
必須のことです。
よりクリアなビジョンが提示されることを願うと同時に
私自身もアクションを起こす際には、それが必ず
もっと大きな力へとつながっていくような流れを
意識していきたいなぁと思いました。
こちらこそ、スカイプですが「お会い」できて良かったです!
手際良くおまとめいただき、さすがです。ロハスって結局、生き方であり価値観なんだと思うのです。だとすれば、一生かけて形づくられれば良いことで、早めに身につけたから良いということでは全くないと思いますね。
ということで、お互いゆっくりじっくり生活しましょう!
1ヶ月ほど前に上野のカジュアルなタイめし屋に行って、改めてタイ料理を見直したところでした。あれを毎日楽しめるなんて、うらやましいです!限られた期間の生活かもしれませんが、どうぞ大いに満喫して下さいね。
それでは、今度は本当に会える日を楽しみに…。
お会いした際には、「ゆっくりじっくり」生活についてお話できるのを楽しみにしています!!!
上野のカジュアルなタイレストランですか。
どこでしょう。要チェックです^^
これを混合させてしまうと、解決できるべき問題が解決できない。
なるほど。これは新しい発見でした。
良いと思われることも、どうやって実現するか最適な方法というのがあるのですね。
勉強になりました。
>何が本当に問題で、何が本当の解決策で、何が真実なの
かを見極めることの重要性へとつながり、私の中でも、今
一度「当たり前」のように「良い取り組み」とされている
ことについてもっと知ることが必要だなぁとあらためて感
じました。
この大きな原因は、エコライフとコマーシャリズムとが
結合してしまっていることにあります。エコやロハス商品
自体に消費者は目を奪われがちですが、LCAサイクルで
考える(原料調達先から廃棄処分方法まで)と、かえって
環境に悪いものであったりしますので、企業活動に対する
しっかりとしたリテラシーが必要です。
残念ながらそのような海外情報を入手しづらいことが
ネックです。
ちなみに、こういう批判本も出ていますので、ご一読を
お奨めします。
http://www.junkudo.co.jp/detail2.jsp?ID=0109010034
>個人でできることと、パブリックでするべきこと。
これを混合させてしまうと、解決できるべき問題が解決できない。
個人でできることの中にも優先順位があること、
最大効率で合理的な選択行動を私たちは求められている
こと、もまた知る必要があります。
また「汚染者負担原則」から考えると、社会全体で見る
場合には、経済活動の担い手(生産事業者やサービス事業者)が誰か、
どういうセクターがどの程度の影響や環境負荷を与えているのかを見極めて、
その当事者責任から正していく必要性があります。
以上を見極めたうえで効率的なエコ活動を行わないと、
せっかくの善意で行っている活動が結果的に徒労に
なってしまいますので。
池田信夫さんのブログ
「地球温暖化詐欺」について
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/f660cfa25cd1fa208644f5c92c2f46ef
英国で放映された番組のムービーもあわせてごらんください。
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当初は科学者のボランティアによる会合にすぎなかったIPCCが、1990年以降、急に政治的に注目され、巨大化したのは偶然ではない。社会主義の崩壊で職を失った東欧の共産党員や、西側の社会主義を掲げていた反政府運動が、「地球を守れ」「資本主義を止めろ」というメッセージの象徴として、地球温暖化を選んだのだ。
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いろいろな見方がありますね。
「偽善エコロジー」の本も買わせていただきます!
はじめまして。
コメントをいただきありがとうございます。
日本に一時帰国をした際、ちょうどテレビに
武田さんが出演され、私としては全く聞いたことも
なかった、違う角度からの見解を耳にし、
心底驚いたしだいです。
武田さんが正しいのか、現在良いこととして取り組みがなされていることが正しいのかは、一概にはいえませんが、やはり木村さんがおっしゃられたように、多面的に情報を集め、判断するということはやっぱり大切だと実感した経験のひとつでした。
著書はまだ拝読したことがないので
書店にいってみます。
>>>AYAKOさん
ムービー見てみます。
私も著書を購入予定なので
お互い偽善エコロジーを読んだら、
ぜひまた感想をシェアしましょう!!!
武田教授はリサイクル分野が専門で、一部の各論の
問題点を突き、それをあたかもすべてが問題であるかの
ように誇張する論法で人々を煙に巻いている面(結局
ある種の受け狙い)があるので、正直彼の著作自体、
一種のリテラシーをもって読む必要に迫られます(笑
日本は温暖化対策など不要、なんて堂々述べてますし。
ただ今回の『偽善エコロジー』で触れられている内容に
ついては、私自身はかなり的を突いている面があると
思ったので、お勧めしたまでです。
だからと言って、リサイクルや環境対策をやらないほうが
よい、という話にはならないわけですが。