海と山と

釣りと近場の山歩きを趣味とするリタイヤおじーのひとりごと

2回目の母親の死

2016-09-26 14:48:02 | 気ままに
一週間ほど母親の葬儀のため帰京していた。
母親とは言っても育ての親。実父母は、4歳前後で父親が戦死、母親が後を追うように
病死したらしい。6歳になってから、叔父、叔母に育てられ自分にとっては実父母
同然であった。叔父叔母にも二人の子供がいるが、分け隔てなく育てられ、今を幸せに
生きていられるのはそのおかげであると感謝してもしきれない。特に叔母とは全く血の
繋がりも無いのに・・・。
通夜の前日、遺体を前に、旅立ちの準備のお手伝いをさせてもらった。
老衰(96歳)そのもので、細い腕、足を見るにつけ喉が詰まってしまい、準備が
進まなくなってしまった。実母の葬儀は全く記憶にない。叔父の葬儀は13年ほど前で
あったが、これほど感傷的にはなっていなかった記憶がある。叔母の今回の葬儀は
悲哀の感情がわき出て止まらなかった。辛い葬儀で有った。

今回妻も同行したので、東京も見納めになろうとのことで短時間の東京見物に出た。
これも叔母がセットしてくれたものと勝手に解釈して、このタイミングを利用させて
貰った。

東京に着いた翌日、実父母の墓参りを済ませ、その帰りに定番の浅草、スカイツリー、
上野公園を観光




寛永寺の清水観音堂




葬儀終了翌日は月島~築地~銀座~日比谷~皇居前~東京駅のウォーキング。
今話題の築地市場はものすごい人。特に外国人が目立つ。
一昔前は「外人」と言う特な呼び名で物珍しく見ていたものだが、最近は全く
違和感を感じさせない。

築地では一人前2600円の海鮮丼を食べたが、値段の割にはと言う感じで、あれだけ
のお金を払えばどこでも旨いものが食べられそうな気がする。

皇居前もほとんど日本語を耳にすることはない。
ほとんどが中国語。中国の一般の人は天皇陛下に対する偏見は無いのだろう。


全部で6泊7日の帰京であったが、すべて雨。此れも叔母の悲しみが呼び寄せた
のだろうか?

帰路の車窓からはくっきりと富士の山が天に突き出ていた。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする