海と山と

釣りと近場の山歩きを趣味とするリタイヤおじーのひとりごと

「都羅の小径」を歩く

2011-04-29 18:36:20 | 気ままに
4月29日
世間はゴールデンウイークが始まったが、私には特に関係ない。
サンデー毎日でたまに仕事をしている現在は、いつもゴールデンウイーク。
今日は、市役所でもらった案内に従って、倉敷市連島(つらじま)の「都羅(つら)の小径」
を歩いた。水島にある大型電気店の駐車場に車を止めさせてもらい
約3.5時間のウォーキング。

連島がまだ瀬戸内海の孤島であった頃、山の中腹に道が有ったようだが
江戸時代になってつぎつぎ開発され山裾に道ができた。この道を「都羅の小径」と言うらしい。

この小径には昔の名残の家並みを所々で目にすることができる。


最初に向かった先は明治詩壇で活躍した詩人・随筆家の薄田泣菫(すすきだきゅうきん)の生家。
芥川龍之介、菊池寛など当時の新進作家とのつながりを示す、手紙など、多くの資料が展示
されている。


キリシタン蟷螂、梅雲寺古墳をめぐり、八幡神社へ
キリシタン蟷螂     梅雲寺古墳


八幡神社は全連島の総氏神。源平合戦の後、那須与一が屋島の合戦で扇の的を射た矢が
連島沖に流れ着き、これを八幡神社に納めたとか。


少し山の方に入って、宝島寺に向かう。
宝島寺入り口の仁王門


さらに歩き続けて亀島神社、厄神社をめぐる。
厄神社の入り口に詩人薄田泣菫の有名な詩「ああ大和にしあらましかば」を陶板にした
6枚屏風型の詩碑が建てられている。


厄神社の裏にはいかにも神が宿っていることを思わせる神木が祀られている


さらに「箆取神社」まで足を延ばす。ここは小高くなっており、急坂を10分ほど登っていく。
ここから見る瀬戸内海風景は絶景。


百数十間に及ぶ回廊には人影もなくその静寂を楽しむことができる。
境内には桜の木が多数あり、来年は桜の時期に来てみたい。


帰路は連島街道を通り、車まで戻った。
途中で喫茶店に入り、コーヒーとサンドイッチを飲食したが、すきっ腹でもあった
ことから、いつもにない旨さを感じた。歩くと、食事も旨い。


コメント
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