石坂久の賃貸不動産経営管理士合格ブログ!

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29年問19 賃貸不動産経営管理士試験問題と解説

2018-03-22 10:55:12 | 29年過去問編
【問 19】 契約書の記載に関する次の記述のうち、適切なものの組合せはどれか。なお、当事者間に契約書以外の合意事項はないものとする。

ア 賃貸借に関する保証契約書に保証債務の範囲として「賃貸借契約から生じる借主の債務」と記載されている場合、保証人は賃料についてのみ保証債務を負い、原状回復義務については保証債務を負わない。

イ 賃貸借契約書に賃料の支払日について記載がない場合、平成29年5月分の賃料の支払日は平成29年5月 31日である。

ウ 賃貸借契約書に無断転貸を禁止する旨の記載がない場合、借主が貸主の承諾なく第三者に賃貸物件を転貸したとしても、貸主は賃貸借契約を解除することはできない。

エ 賃貸借契約書に借主の原状回復義務に関する記載がない場合であっても、 賃貸物件が借主の過失により損傷したときは、貸主は借主に対して原状回復費用相当額の損害賠償を請求することができる。

1 ア、ウ
2 イ、ウ
3 イ、エ
4 ウ、エ

正解:3
ア:賃貸借契約から生じる借主の債務とは、入居から退去までの全ての債務になるので不適切。
イ:民法での賃料支払いは後払いなので適切。
ウ:貸主の承諾なく転貸することは民法で禁止されている。貸主は契約解除ができるので不適切。
エ:民法には借主の原状回復義務が規定されており適切。

民間資格の問題ゆえ、笑って済ましたいけれど、気になる点をいくつか。

問題文:賃貸住宅標準契約書、民法、借地借家法の規定および判例によれば、適切なものの組み合わせはどれか。と書いた方がよさそうな気がします。そうでないと答えようがないです。
イ:民法の規定で解答しました。
ウ:転貸借は、民法では貸主の承諾なく行うと貸主は契約解除ができることになっていますが、判例では借主に背信的な行為がないと契約解除ができないというものもあって、何で解答したらよいのかわからなくなります。この選択肢は民法の規定で解答しました。
エ:借主の過失による損傷を残して原状回復をしないで逃げた場合には損害賠償をしたくなることは感情的には確かですが、法的に原状回復義務違反で損害賠償できるのか?については法律家の先生に聞いてみないとわからないです。出来るとしたら原状回復義務違反に民法の不法行為が認められた場合とかになるんじゃないか?と思ったりします。


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