静岡県浜松市にある「浜松城」(別名:出世城 しゅっせじょう)に登城しました。
天守閣は、昭和33年に復元された鉄筋コンクリート造の3層3階。
築城年は、1570年ですが、江戸時代にはすでに天守閣はなかったようで、
現在の天守閣は、元の天守閣がわからないので模擬的に建築されたようです。
天守閣をよくみると天守台よりも小さことがわかります。
(写真下 石垣のの左が開いている)
きっと実際はもっと大きな天守閣であったと推測できます。
浜松城の最も重要なポイントが石垣。
自然の石をほとんど加工しないで積み上げた
「野面積(のづらづみ)」の工法が採用されています。
前回、登城した松本城の石垣とおなじ「野面積」ですが
石の材質がことなるため、浜松城の石垣のほうがより無骨な感じがします。
石材は、珪岩(けいがん)とよばれる岩石で浜名湖北岸で
多くみられる石材だそうです。
石の積み上げ方も同じ「野面積」でも横方向の石が積み上がっているため
乱雑なようでも少し美しくみえます。
400年近く耐えて残っているだけのことはありました。(手入れはしていますが)
天守閣館内は、模倣具足などの展示がしてありました。
あまりボリュームはなくすぐ見学し終わります。
模倣天守閣なので内部はそれほど気にしていなかったので良しとします。
天守閣の周辺の公園は、紅葉していたり、サザンカが花を咲かせていたり
散歩するには丁度よい感じでした。
石垣の無骨さが印象に残った浜松城でした。