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『きみが つなぐ みらい』007.3エヌは「未唯への手紙」と交差する

ドコモのモバイル社会研究所が一世代後の2030年の社会ビジョンを描いて、そうするためにはどうするかのシナリオを「未来をになう世代」(中高生)へ向けてに書いた本です。最後では、「ここには描かれていない、もっと別の新たな可能性を見いだしていって欲しい」としています。

私が「未唯への手紙」を書こうとしたのと同じ感覚です。自分たちの世代で分かったこと、経験したことをまとめて、次の世代(未唯的な女性)が考える元にしてもらい、新しいソリューションを作り出して欲しい。本当は自分がやるために生まれてきたことなのに、あなた達に渡すしか、この地球を救う手段がないという思いです。

ドコモですから、どうしても「ばら色の」モバイル社会を描いているのですが、以下の2つの方法が気に入りました。「バックキャスティング」と「ワークショップ」という手法を用いています。

「バックキャスティング」は自分たちにとっての「望ましい未来」を描いた上で、その未来から過去(つまり、現在)を振り返る手法です。よく、持続可能な社会の将来像をもとにしてCO2排出の削減の具体的な目標を定めていく時に使われています。

それにより、未来を他人事のように受け入れるのではなく、自分たちが積極的に関わることで未来をつくっていこうというものです。この関わりが重要です。環境学習のときのテーマの「暮らしの未来」につながります。

また、社会の将来像およびロードマップの骨子をつくるために、ワークショップを活用しています。多様な人々が場を共有し、それぞれの知恵や経験をそこにもちこんで、互いに触発しあいながら問題解決や協働的な創造をなしとげていくやり方です。何となく、「グリーンマップ」に通じています。これも未来をつくることに積極的に関われる元になります。

この二つはWeb2.0の世界の道具であり、「未唯への手紙」の求めているものです。
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