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型にはまらない図書館

図書館をアマゾンのようにする

 図書館をアマゾンのようにする。つまり、物理的なモノからバーチャルに拡大させていく。アマゾンは本の物流から始まり、電子書籍にキンドルを含めて、展開している。人の興味は変わらない。コンビニとか、クラウドを味方にしています。

 図書館という公共の場から、アマゾンというプライベートの場をどうつなぐかです。これは電子書籍には全て、必要な要素です。そして、サードプレイスになることも可能です。図書館とスタバの関係もどうするかです。

型にはまらない図書館

 UnLibrary。Unは型にはまらないことを意味します。制約を外すことです。教育委員会の配下とかは関係ない。図書館がローカルで得たことをどのようにカタチにしていくのかです。そのためには、図書館コミュニティの概念が必要です。Unには、Youとandを示すそうです。つまり、You and Libraryです。

 豊田市図書館から社会の位相化を始めましょうか。物理的ではなく、論理的に新しいものにしていきましょう。開館以来、10年以上、あまりにも変わらない。変わらないといけないと言いながら、変わらない。

 三浦さんのような人がいないからでしょうか。三浦さんと一緒になって、図書館コミュニティを市民が支援するというカタチでアプローチしましょう。三浦さんも、図書館を作ってみたけど、つなげているだけです。

 生涯学習である、交流館コミュニティと一体化していく。図書館は人と出入りを含めて、核になって、活動できる要素を持っている。

ヘルシンキのLibrary1

 ヘルシンキのLibrary10が本に載っていた。今考えると、よく、あの図書館を見つけたものです。ヘルシンキの隣の町にヘルシンキ中央図書館があるということで、電車で行きました。その時に、駅の上にLibrary10があった。音楽を対象にした図書館です。スタジオまで持っていた。

 思いがあれば、偶然は見せてくれる。海外に行くと、痛感する。日々の事柄も一緒なんでしょうけど。

デトロイトの二の舞では芸がない

 フィアットのミラノは、産業の衰退を見越して、図書館を市の中心にして、魅力にしている。

 豊田市も次を考えておかないといけない。いつまでも反映することは、今のやり方では考えられない。デトロイトとピッツバーグの違いです。鉄鋼の町のピッツバーグは衰退を予測して、ソフト化を遂行した。成功体験を持っているところほど弱いものです。

図書館の高度サービス化

 図書館を第三の職場にしてしまうという考えは、スタバのサード・プレイスと同じような考え方です。憩いの場だけでなく、仕事の場にしてしまうことと、サービス業とパブリックとの違いがある。これは千代田区立図書館で実験がなされている。

 図書館で、高度サービス化してしまうということも可能です。高度サービス化は、スタバの接客レベルです。図書館のさらに多くの人に満足を与えながら、どうさばくのか。

 皆、何かを求めてやってくることを前提にして、それに応えるということです。リファレンスはそうでないとできません。それが本来のコンシェルジュです。ホテルに泊まりに来るだけでないから、コンシェルジュは必要です。旅をする者の支えになるのが、コンシェルジュです。

 人生における旅です。放り込まれた存在が死ぬまでの間に、知りたいことをどのように誘導していくのか。何かを求めてやってくる人に応えるのが、高度サービス化です。

図書館クラウドに運営を任せる

 図書館の運営そのものは、図書館クラウドに任せます。情報は一元化すれば、どんな小さな図書館でも、高度サービスに専念できます。

 だから、ポータルというのは意味を持ちます。そこで情報共有を行います。他の成功事例をすぐに真似できます。共有のインフラの強みです。完全に分散型ネットワークです。
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