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本は借りるものです。それが文化です

未唯へ。本は買うものではなく、借りるものですよ。

『打たれ強くなるための読書術』019.12トウでは、本は借りるものではなく、買うものと書かれています。その理由は、借りた本には書き込みができないから。これは『本』の形態で発行するときの書店に対するリップサービスです。だから、気にしないでください。

本にとって、重要なことが多くを読むことです。私の場合は20分で2000円の本を読みます。買うと1分100円です。これは経済的にムリです。エコにもなりません。書き込みがしたければ、OCR化して、テキストで分析してしまえばいいです。

そんな時に、面白い本を見つけました。『+6℃ 地球温暖化最悪のシナリオ』451.85ライです。面白いのは内容ではなく、これをまとめた人の思いと、それを実現するに当たっての図書館の役割です。

「次には何が起こるのか? 世界が次第に暖かくなるとどうなるのか? われわれの海岸、町、森、川、穀倉地帯や山々に何が起こるのか? われわれ人類は、北極のシェルターで何とか命をつなぐまでになりはてるのだろうか? それとも、少しは暖かくなるものの、以前と変わらぬ生活が続くのだろうか?」

「このような疑問に突き当たった私は、地球温暖化に関する最新の科学文献を調べ始めた。オックスフォード大学のラドクリフ科学図書館には、このような専門誌のほとんどが揃えられ、わずかな明かりが灯る棚に何週間も、いや何年も、誰の目にも触れることなく並んでいた。私はその図書館に、自宅からほんの数キロメートル坂道を降りるだけで行くことができた。」

「私はノートパソコンを持ってラドクリフ科学図書館へ通い始めた。そこで何週間もかけて、膨大な科学文献を探し集めた。いくつもの季節が巡ったが、ほとんど気に留めることはなかった。」

これは、調査型図書館の使い方です。それで、地球温暖化による気温が1℃上昇することに関する文献は「1℃」の表に、・・・6℃上昇することに関する文献は「6℃」の表に入れることで、本ができてしまった。

「最悪のシナリオを避けるためにできるだけ多くの人に知らせるべきだろう」ということで本ができた。

情報は多く出ているし、シミュレーションは多くされている。それらをまとめ上げることが重要であることを感じた。本の正しい使い方の一つです。答は内にある!
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